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園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

シューリ貝

2021-05-10 12:08:56 | 日記

園長です。

 ここ数日、八戸地方には強風が吹き荒れています。今日は気温も低く、寒い一日になっています。昨日は、中国大陸からの「黄砂」が上空に居座り、カスミがかかって、天気なのにぼんやりした一日でした。新型コロナのために日本中が「自粛中」で、県をまたぐ移動は控えてくださいということでしたが、隣の岩手県へ「ほや」を買いに出かけました。「ほや」はまだ少し時期には早いのですが、初夏を彩る夏の味です。岩手県北は天然海鞘の産地で特に八木(やぎ)が有名です。午後の2時ころに漁港で待っていると「南部もぐり」という潜水服で海底に潜って海鞘(ほや)をとってくるのです。漁港では女性陣が待っていて、木箱に詰めています。そこに行って海鞘を分けてもらうのですが、最近は関係者以外構内へ入ることはできず、獲りたてのほやをその場で食べることもできなくなりました。衛生面を考えると「正解」なのでしょうが、昭和の時代のいい加減さが懐かしい感じがします。当時(30年くらい前)は1,000円で10個くらい買えたような記憶があります。今はキロ800円くらいで、3個くらいしか買えません。それでも天然の海鞘はおいしいのです・・・とず~っと思っていたのですが、先日、野田の道の駅まで行ったとき、たまたま向かいの海産物店で「養殖」の海鞘を買ったのですが、これが肉厚で個体も大きく、しかも値段が安い。養殖海鞘のイメージを刷新してくれたのでした。でもやっぱり時期になると天然の海鞘が食べたくなります。今回は八木の海産物屋さんへ行ったのですが、海鞘と「シューリ貝」を購入しました。シューリ貝は俗名「ムール貝」ともいわれ、良い出汁が出ることで有名です。シューリ貝といえば、海岸の岩に黒い貝でびっしりしがみついているイメージがありますが、ここのシューリ貝は手のひらほどの大きさがあり、値段もそんなに高い感じはしませんでした。初めて買ったので料理の仕方を店の人にしつこいほど聞きました。帰ってから妻が作った「シューリ貝の酒蒸し」はビールのつまみに最高でした。水を一滴も入れなかったのに、すごい量の水分が貝自体からでていました。味は・・・「海鞘を酒蒸しにしたような濃い味」がしました。貝の身に髪の毛のようなひもが付いていて食べるときは注意が必要です。あんな大きなシューリ貝はめったに見ることがなかったので話のタネに・・・と思って買ったのですが予想以上の収穫がありました。東北地方はこれからおいしいものが沢山出てきます。県をまたいでの移動で申し訳ありませんが、少し遠出してでも食べたいものが沢山あります。青森には「りんご」しかないと思っている方がたくさんいるかもしれませんが、コロナが終息した折には是非来て食べていただきたいと思います。

5月8日(土) 今日は強風が吹き荒れています。南部町か五戸町の畑から強風で舞い上がった土が煙になって八戸を襲っているようです。遠くが土煙でかすんでいる状態を見ると、遠い中央アジアの「砂嵐」を想像してしまいます。こんな土煙の比ではないと思いますが、洗濯物がかわいそうな気がします。新型コロナ感染拡大予防のためのマスクが思いがけず役に立っているようです。さて、本日は大型連休後の土日だったのでいつもより静かな保育園でした。ランチルームも少し寂しそうでしたが、子ども達の大好きな「照り焼きチキン」はお代わりし放題で大繁盛でした(個数制限が敷かれました)。ご飯は「ツナチャーハン」。チャーハンにツナが入っただけですが、なかなかいける味になっていました。本日の「スープ」はコショウが効いていて少し大人の味がしました。昨日食べた「たけのこ」の千切りも入っていておいしくいただきました。この強風でも子ども達は元気に園庭へ飛び散っていきました。給食でエネルギーを満たし、元気いっぱいの子供たちです。

5月7日(金) 今日は食育の一環としてのクッキング教室「筍ご飯作り」がありました。異年齢で構成された3グループが、それぞれキノコや人参を切ったり、筍に味付けをしたり工夫しながら作りました。筍はいつも給食材料を納入している業者さんの「竹やぶ」に生えた孟宗竹の筍を提供してもらい、昨日、調理員が「あく抜き」したものを使いました。今が旬の筍ご飯は子ども達も大好きなようで、給食前の「試食」ではお代わりをしたい子もいました。あとは給食のお楽しみということで我慢してもらったようです。お昼の給食でもクッキングに参加した子供たちは「大盛り」を要求していました。我が園には「いっぱい」「すこし」「普通」の3種類しか選択肢はないのですが、今日は「いっぱいのいっぱい」という子が結構いたようです。炊き込みご飯は空気がたくさん入っているせいか、食べやすく、結構おかわりをしている子が多かったように見えました。味付けも良かったのだと思います。筍に人参、椎茸、しめじなどが入り鶏肉との相性は抜群でした。ホッケの塩焼きもありましたが、今日は筍ご飯が最強でした。おかずなしでも十分でした。作ってくれたお友達と調理員に感謝です。

5月6日(木) 長いゴールデンウイークが終わりました。我が家では「ステイホーム」に徹しようと努力しましたが、一日だけ県をまたいで新しく完成した高速道路で久慈市まで行き、野田村の「道の駅(塩の道)」まで足を延ばしました。高速道路は快適でした。久慈市までなんと35分。今までの約半分の時間で行けるようになりました。岩手県北と青森県南の距離がぐっと近くなり、これまで以上に交流が深まっていくものと思われます。それにしてもどこにも行けない大型連休は「疲れる」。やはり癒しの時間は必要です。ステイホームだったので私は狭い畑を耕したり、草刈りをして時間をつぶしました。おかげで体中が筋肉痛です。さて、連休の後は大体子ども達が騒がしいのですが、今回は拍子抜け。子ども達も「ステイホーム」に飽きて保育園が恋しかったようで、朝から元気な挨拶が聞こえていました。今日から新しい子が3人入り、またまたにぎやかになりました。新しい子は初めての給食に少し戸惑っていましたが、給食のシステムが不思議らしくじっと周りを観察していました。これからが楽しみです。今日は「レーズンパン」が主食でしたが、ブドウは大好きでも「レーズン」は嫌いな子が多く、レーズンだけパンから穿り出し、床にそっと捨てていた子がいました。なかなかやるわい、と思いながらも教育的指導を少しだけしました。レーズンとブドウは似て非なるもので嫌いな理由が少しだけわかる気がします。実は私もレーズンが好みではありません。レーズンパンが嫌いな子は、2種類の行動をします。初めからパンを半分にしてもらう子と、量はそのままにパンを解剖してレーズンだけをほじくり返し集める子。中にはそっと見ていないのを確認して自分の目の前から排除する子。人にはそれぞれ個性があり、好みも行動も違うものなのですが、見ているととても面白いです。。ミートグラタンは大盛りの子が多く、やはり人気のメニューでした。アスパラは今が旬。コーンはもう少し先の旬ですが色彩も良く大変おいしくいただきました。

コメント
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