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園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

龍馬伝

2010-07-12 11:26:11 | 日記
園長です。
 昨日は、参議院選挙がありました。与党は大敗したようです。私は政治にはあまり関心がありませんが、政権が変わって、少し風通しが良くなったかな?と思っていたので、この結果については少し残念な気持ちです。それにしても日本人は気が短いですね。まだ政権をとって1年も経っていない民主党に、何を期待しているのでしょうか。半世紀も続いた自民党が制度疲労を起こして民意を失ったのを忘れたのでしょうか。もっと長い目で見ても良いのではないでしょうか。私は個人の意見ですが、自民党より民主党の方が人材が豊富だと思います。それをどうやって育てていくのか、これからの課題だと思います。
 さて、昨日のNHKの「龍馬伝」は見ごたえがありました。作り物だとわかっていても武市半平太が切腹する場面には感動して涙がこみ上げてきました。時代の掟とは言え、自分の力では動かせないもどかしさ、自分の方が正しいと思っても主に伝わらないもどかしさが、痛いほど伝わってきました。牢屋での龍馬と半平太の会話には胸が熱くなるようでした。昔の人は強かったのですね。切腹を命じられても、平然と受け入れる気持ち・・。私にはできません。半平太が腹を切り、介錯人が首をはねようとすると、それを制し、何度も自分の腹を切り、息絶えました。きっと最後の抵抗だったのでしょう。不覚にも涙が出てしまったシーンでした。とげが刺さっても大騒ぎするのに、自分の腹を自分できるなんて・・。少し前、女子高校生が隣の席の女の子をナイフで刺した事件がありましたが、「もっと力を入れないと切れないと思っていた。」と言っていましたが、人が刺すのと、自分で刺して、切るのでは痛みが違うのでしょうか。切腹といえば、私が一番印象に残っているのは「三島由紀夫」です。まだ小学生だった私にとって「切腹」という言葉は「自殺」というよりも強い印象がありました。日本人には責任をとって「腹を切る」ということは誰にも止められない自発的な行動なのでしょう。自殺と切腹・・似て非なること大だと思います。
 いよいよ、次回からは第三部に入ります。長崎や鹿児島が登場します。何年か前、長崎に行きましたが、日本の西洋文化の発祥の地でもあり、羨ましくもあった地です。歴史上の人物も多数登場し、日本の歴史には欠かせない場所でもあります。また、原爆の被災地でもあり、8月には広島とともに慰霊祭が大々的に行なわれます。食べ物も独特の文化があり、西洋と東洋の混ざり合った食文化が発達しました。ちゃんぽんや皿うどん、カステラなど教科書にも良く出てくる食べ物です。長崎には長坂保育園と懇意にしてもらっている保育園もあり、一層楽しみです。
 日本の混迷期を駆け抜けた龍馬ですが、「日本を今一度洗濯いたしたく候」という言葉を残しています。昨日行なわれた参議院選挙に当選された議員さん達に聞かせたい言葉だと思います。来週からの龍馬伝、楽しみです。
コメント
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