長野周辺の山歩きと山野草

長野県北部を中心に山歩きと野草の開花状況を報告しています。植物の不思議な生態についてもレポートしています。

アマガエルが帰る

2010年10月22日 | スナップ
今年の夏は暑かったですね。

 夏の間、窓あかりに集まってくる虫たちを食べようと一匹のアマガエルが来ていました。2階まで登って来たのですね。そして窓ガラスにくっついて歩きまわるのです。ヤモリが窓ガラスを歩きまわるのは見たことありましたが、アマガエルも窓ガラスにくっつくのです。面白いことに、アマガエルは動いているものには反応しますが、動きを止めた虫には全く反応できません。例えば、虫が歩きまわるのを一生懸命追いかけているとき、その虫の動きがピタっと止まるとあと一歩の所まで近づいているのにも関わらず途端にカエルも止まってしまいます。まるで、その虫を見失ってしまったかのように。もしかして記憶力・・・無い?


アマガエルは緑色だと思っていました。でも白っぽいアマガエルもいるということです。白が緑になることはないのですが、背景に合わせて体色を「変える」そうです。まさにカエル。


 ある夜、ふと目を覚ますとピョコン、ペタンと畳から音がするのです。何奴?明かりをつけるとそこにはアマガエルがホコリだらけになって跳ねていました。びっくりしました。「どうやって入ったの?窓ガラスを通り抜けた?」最初分からなかったのですが、ベランダから取り込んだ花の鉢にくっついてきたのね。「どうしよう」という表情でキョロキョロしているのも可愛かったな。

 夏も過ぎ、肌寒くなりました。2週間くらい前からアマガエルの姿も見かけなくなりました。カエルが帰る。ある意味ペット化していただけにちょっと寂しいです。

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2 コメント

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Unknown (記憶カキカエル)
2010-10-23 00:27:10
記憶無い?はウケました!しかし笑っていられないのは過去に縛られた身には理想の自己のあり方ですね。仏陀のさとりの世界とも言えましょう。夏の終わり、机の足元に周りに小さいアリンコの行列ができて、足の踏み場に困ったり、でもエサをやったり、ちょっとペット化していましたがこちらも寒くなっていつの間にか一匹も見かけなくなりました。。
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Unknown (小川あきら)
2010-10-25 08:20:15
 エサ!エサ!と執着しないところがいいのかもしれませんね。気配を消した虫は大目に見るという心の広さ。過去に縛られないとなんと心が安らぐことか。
 生き物と共に暮らすというのはよいものです。カエルを飼うことはできないと分かっていたのでエサはやりませんでした。「元気でね」とベランダに送り出しました。明かりに集まる虫をたらふく食べていたから安心して冬眠できそう。寿命は数年から5~6年なんですね。また来年の夏も来るかしらん?
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