隠ぺい体質の相撲界から暴力を無くしたい!
という思いで正面から戦ってきた貴乃花親方を応援していた人は多かったと思います。
今回の貴乃花部屋の暴力事件は、とにかく残念でなりません。

直ぐに公表したこの事件のついでを狙ってか? 去年の秋から起きていた峰崎部屋の暴力事件も公表される始末。
あまり聞いたことがない部屋。便乗して公に…とするには質が悪いと思いますよ。
暴力が理由で辞めた元力士の親御さんからの手紙で発覚。
加害者の力士の名前が伏せられている上、初場所・今場所に出ているそうですよ。
これって同じルールで処分されていますか? 物凄い違和感を感じます。
世間でこれほどまでに注目され 問題になっていることなのに、
暴力事件は止まりません。
今回の事件で貴乃花親方の改革が後退してしまうと、
旧体制隠ぺい組の勢いが増すのは必然。
将来力士を目指す日本の若者が…いなくなってしまうんじゃないか…?
そんな不安に駆られます。
ここで問題になったのが「怒りの感情のコントロール」。
怒りだしたら止まらなくなってしまう。キレて自分を抑えることができない。
殴ったことで怒りのボルテージが下がり、冷静さが戻ってくると自分のしたことが急に怖くなる。
格闘技の選手が絶対にしてはいけないのが手を出すことです。
ただ、怒りのコントロールができないのは、発達障害が原因となっていることもあるため、
心構えや精神論を唱えても改善できない可能性があります。
専門家のサポートが必要かもしれません。
さて、これと対極にあるのが怒りを取り込んでしまうことです。
私たち日本人は「怒りを表に出す」ことは良くないことと教えられてきました。
人前で感情を露にしてはいけない。我慢=美徳。
よく、日本人は何を考えているか分からないと言われる所以です。
日本の外交を見ていてもしばしばそう感じます。
隣国の度を越した理不尽な行いにも怒りをぶつけない。これではナメラレテしまいます。
本来怒らなくてはならない時に怒ることができない。
パワハラとかDVでずっと我慢してボロボロになってしまうケースもあります。
明らかに相手が悪いのに、自分ばかり我慢していたら壊れてしまいます。
相手は永遠に自分の誤りに気づきませんし認めません。
怒りを我慢するだけではなく、相手にどのように伝えるか?
怒りのエネルギーをどのように逃がすか?

私も知りたい・・・。