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ぼちぼち 行きましょ!

生涯現役を目指す私のつぶやきをお伝えします。

時代小説

2025年05月16日 17時19分47秒 | 映画・本・TV

金子成人「付添い屋六平太」全18巻読了しました。
脚本家でデビューし多くのTV時代劇を手掛けた金子さん。
この作品は彼の小説家としてのデビュー作だそうです。
私はこの本がきっかけで江戸時代の地図を購入し、コピーして張り合わせて大判にし…
主人公 六平太の向かう場所に印を付け、江戸を生きる人たちのイメージを膨らませました。

主人公の秋月六平太は、ある藩の供番(ボディーガード)を務めていましたが、
家中の権力闘争に巻き込まれて浪人となります。
紆余曲折の後 腕の立つ彼は、付添稼業(ボディーガード)で身を立てます。
江戸の町や人情が身近に感じる時代小説はワクワクします。
面白い本との出会いは、心を豊かにしますね。


演技力

2025年05月11日 17時45分06秒 | 映画・本・TV

GW明けの先週は、風邪が少し残っていたこともあって どっと疲れました。
金曜日に満を持して…とはいきませんでしたが、2週間ぶりに泳ぎに行ってきました。
これで日常を取り戻せるかな…と。 身体は私の意図を理解したようです。
元気を纏って…昨日土曜日は参観日で出勤。無事終えることができました。 

さて、NHK朝ドラ「あんぱん」面白いですね。
今田美桜さんの のぶ役がぴったりです。
年齢も近いので どうしても前作「おにぎり」の橋本さんと比較してしまいます。
台詞を覚えて声に出す。やっていることは同じでも、伝わってくるものが全く違う。
厳しい世界ですね…。気の毒ですがこれが現実です。
『不適切にもほどがある!』で、阿部サダヲさんの娘役を演じた時の河合優実さん。
あの作品では特に惹かれるところは無かったのですが、
あんぱんの蘭子は目が離せません。
明日からはどんな話になるのやら…楽しみです。


圧巻

2025年03月26日 17時35分43秒 | 映画・本・TV

23日(日) 「御上先生」最終回
笑わない松坂桃李の演技に毎回魅了されました。
上から物を言うことをせず、いつも「どう思う」と生徒に問いかけた御上。
いくら推敲に推敲を重ねた脚本と言えども、松坂桃李という人間を通して発せられた言葉には、
人を引き付ける抗えない磁力のようなものがありました。
隣徳学院と霞が関と永田町をつなぐ不正を暴く御上。
最終話で漸く御上先生が微笑み ほっとしました。
この冬ドラマで圧巻の演技力でした。


やおよろず

2025年03月15日 17時31分03秒 | 映画・本・TV

いつタイヤ交換に行こうか…と天気を窺っていたところ今日は生憎の雨。
雨天で少しはマシだったのが鼻の具合。
今週突然やって来た忌まわしき花粉症の嵐。鼻水、クシャミ、咳、目のかゆみ、涙…。
奇跡的に今年は来ない!なんてことは…やはりありませんでした。
漢方薬を朝昼晩と飲んでいます。

春休みに入り、休み中にする事をリストにしています。
片付けなどもありますが、一番は 長い間会えなかった人達との再会。
それから読書三昧 といきたいところです。

「神様たちのお伊勢参り」竹村優希
全12巻。最終巻が出版されてから2年以上経っていましたから、
予約待ちゼロでサクサク読めました。 ありがたい。
神様の世のお話です。伊勢神宮に神頼みにやってきた主人公の芽衣は、
迷い込んだ山中で、なぜかヒトが入ることのできない世界に入ってしまい、
そこで不思議なキツネに逢うところからお話が始まります。
キツネの天が経営する宿『やおよろず』で働くことになった彼女でしたが、
そこは全国の神様たちが宿泊する宿だったのです。

そして 今は…江戸時代に繋がるタイムトンネルを使って現代と行き来するお話に夢中です。


慧眼

2025年02月23日 17時47分29秒 | 映画・本・TV

  

今朝はでした。寒かったので、家でじっとしていました。

 榎田(eda)ユウリ「宮廷神官物語」全11巻。読み始めたら止まらない…。
8巻まであっという間でした。残り3巻です。
15年以上前の作品なので、図書館では他に予約する人も既になく…、
有難いことに読みたいだけ借りることができ、ストレスフリーで楽しんでいます。
物語の舞台は、韓国に似た架空の国での話。宮廷では王位継承問題も勃発。
権力に群がる輩達。力を手に入れるためには手段を選ばない。
その中に 身分の違いなど関係なく強い信頼関係で結ばれている者達もいる。
彼らの絆が眩しい。
この物語の中心となるのが、人の悪しき心を見抜く慧眼をもつ少年。
イラストはコミックっぽいですが、お話は実に面白い。


エッセイ

2025年01月20日 09時14分37秒 | 映画・本・TV

2022年 出版  辻仁成著 「パリの空の下で、息子とぼくの3000日」
中山美穂さんが亡くなり、ふと手に取ったのがこの本でした。
親子三人で暮らしていた時のことは書かれていません。
45歳で父親になった辻さん、10歳で母親と別れた息子さん。
彼が14歳から18歳(成人)になるまでの辻さんと息子さんの暮しが垣間見えます。
はじめに「シングルファーザーになった時の絶望感はいまだに忘れられない。
 あの日から息子は心を閉ざし、感情をあまり見せない子になった」を読み、
その後の パリで父と子で生きていく姿を想像すると、人ごとながら気持ちが沈みました。
辻さんは、料理好きを武器に懸命に子育てと真っ向勝負をした人だと思いました。
エッセイには書かれていない大変なこともあったことでしょう。
「どうして僕はパリで生まれたの?」
息子さんが社会人になり巣立つまで「とにかく後10年70歳までは生きなければ!」
という辻さんの言葉に、心からガンバレ!と応援したくなりました。

離婚は双方にとって避けられないことだったのでしょう。
けれど、もし三人で暮らしていたら…と思うと切なくなりました。


逸話

2025年01月13日 17時54分26秒 | 映画・本・TV

高倉健さんが亡くなられて10年。
彼は亡くなるそのときまで「俳優・高倉健」を貫き通した人だったそうです。
私が聞いたことがあるエピソードは、真冬のロケで寒い中 焚火にあたらず立ったままだったこと。
スタッフが次の準備をしている中、自分があたるわけにはいかないと。

仕事は日々経験を積むことによって自信に繋がります。
自信を持つことは決して悪いことではなく、良いことです。
そして、我が身を振り返り謙虚な姿勢で努力を重ねていくことが大切です。
只、中には自信過剰で思い上がり、周りが見えなくなる人もいるでしょう。
早い段階で気づけば修復のしようもありますが、今回の騒動ではそうもいきませんでした。
ジャニーズの事件と同様に、外国(フランス)のメディアで取り上げられて、
漸くテレビ局が動き出したようです。
これが日本?


一緒に生きる

2024年09月10日 15時32分31秒 | 映画・本・TV

 

まだまだ夏です。
大谷選手の記録が46-46になり、前人未到 50へのカウントダウンが始まっています。

さて、9か月近く待って漸く手にした ピンとこなかった 警察ミステリーの後、
「カフネ」阿部暁子さん は読み応えがありました。
阿部さんの小説は、ほんわかと温かい「鎌倉香房メモリーズ 」が印象に残っていましたが、
これは 温かい中にも考えさせられることが突き刺さってくるお話でした。
「カフネ」は、ポルトガル語で「愛しい人の髪に指を絡める仕草」という言葉。
人は一人では生きられない。身近な人を失うこと。別れ。誰かと一緒に生きること。
心に寄り添うこと。やさしくてせつない。
結婚して子供を育て…という家族の形、兄弟姉妹・友だちとの関係、仕事等、
我々の若かった頃とは随分異なってきています。
けれど、身近な人たちの笑顔を見て生きていきたい。
私もそうしたいです。


ヨウム

2024年08月07日 14時55分52秒 | 映画・本・TV

夏の甲子園開幕。
「開会式後に熱中症で体調を崩す」というネットニュースを見ました。
昼間の時間帯を空けるにしても、この地獄の暑さの中試合をさせるのはどうかと思います。
「甲子園」という場所と名前に飽くまでも拘るのではなく、
ドームのある場所で試合をすることを考えてもよいのではないでしょうか。
甲子園球場がドームになれば一番良いんでしょうけどね。

さて、 
「クスノキの女神」東野圭吾
クスノキの番人シリーズ2作目。前作を思い出しながら読みました。
不思議な力を持つクスノキを祀る神社の番人にまつわるお話。
東野圭吾さんの作品は、池井戸潤さん同様、期待を裏切りませんね。スルスル読めます。

もう1作は、「水車小屋のネネ」津村記久子
この作家の作品は初めて読みました。482ページ、手に取ったときの衝撃、「分厚い…読めるかな」でしたが、
そんな戸惑いなど何のその。ハラハラドキドキやアップダウンもないストーリー(失礼)なのに、なぜか先が気になる。
―――18歳と8歳の姉妹が、子どもより恋人を優先し、母親の役割を降りてしまった親に見切りをつけ、家を出る。
 18歳の姉は働いて妹と二人で暮らす。新しい土地で、二人は懸命に生きます。良い人たちにも恵まれます。
 1981年から2021年までを10年刻みの章で綴る、40年間の物語。―――
このお話に、ヨウムの「ネネ」が登場します。
実は、私昔 文鳥・インコ・オカメインコ・九官鳥等の鳥を飼っていたことがあり、
以前、ヨウムを飼いたくて調べたことがあるのです。が…寿命が50年!と知り、 諦めました。
飼主の寿命が尽きてしまう…。ヨウムを飼おうと思ったら、一世代では無理です。
ヨウムは、見た目は大きなオウムのようで、賢くて可愛いお喋り好き。

この物語に登場するヨウムのネネは、周りの人たちの人生に関わり、全て分かっているかのように見届けていく。
いいお話です。


江戸の地図

2024年07月06日 15時27分48秒 | 映画・本・TV

   梅雨の長すぎる中休みだそうです…

ここ数日の蒸し暑さには参っています。
昨夜のエアコン設定温度は26℃にしていたのですが、途中で25℃に下げました。
質の良い睡眠は大切ですからね。できればぐっすり眠りたい。

さて、このところ時代小説に凝っております。
金子成人さんの本を片っ端から読み漁っていて楽しい反面困るのが、
町名と位置・距離がイメージできないこと。
そこで思いついたのが、江戸の地図を確認しながら読むことです。
ずっと手元に置いておきたいので、こればっかりは図書館を当てにするのは止めました。

「東京時代MAP 大江戸編」
江戸の地図の上にトレーシングペーパーに描かれた現代の地図が重ねられていて、比較できるという優れもの。
ですが、少々不便なことも有。ページが変わると繋がりが分からなくなる。
それで次に行ったのが、コピーして貼り合わせること。 
大きな一枚の地図があれば一番いいのですが、販売されていない模様。
継ぎはぎですが概ね満足しています。
見つからない町名や場所はあるものの、主人公 六平太が住んでいる長屋や、
行きつけの場所等をマーカーで塗って足跡を追う。

これが最近の私の楽しみです。小説が3Dで浮かんでくるようです。


箱根駅伝

2024年07月01日 16時27分03秒 | 映画・本・TV

7月に入りました。今月ブクログの本棚に最初に登録したのは、
池井戸潤「俺たちの 箱根駅伝」下巻でした 。 
 何度 目頭が熱くなったことか…。いや~参りました。ホントいい話を書きますよねぇ。
箱根駅伝の話と言えば、三浦しをん さんの「風が強く吹いている」を思い出します。

池井戸さんの箱根は、番組中継を担う某テレビ局と、
記録には残らない関東学生連合チームにスポットを当てたお話。
丁寧に取材した実況担当のベテランアナウンサーの言葉が光りました。 
『フィニッシュまで残り五キロ。青葉、渾身のラストラン。
 歴史に残らない歴史が生まれようとしています』

――世の中に、”才能”のある者はいくらでもいる。足りないのは尺度なのだ。
才能を評価し、世の中に出す尺度である。―――
心に残った言葉です。


世傳

2024年06月17日 16時04分18秒 | 映画・本・TV

高田郁さんの「あきない世傳金と銀」特別編上下巻。
2016年から始まったシリーズ13巻の続編2巻です。
のちの世に伝えるもの-「世傳」。 のちの世に「五十鈴屋」の商道を伝えていく。
なるほど それがこの本のタイトルになったのだと納得しました。
ひょっとするとこの先…シリーズ番外編が出るかもしれませんが…、
五十鈴屋さんが良い方向へ進むことで幕を閉じたことに安堵して感謝です。

さて、この本の後で、アラ還のある女性作家さんのエッセイを読みました。
活字が大きかったので、あっという間に読めたのはいいのですが、
文章に「…じゃないですか」を多用し過ぎていたのが妙にひっかかり、
「いや、私は知らんけど」と突っ込みを入れていたら、途中から内容が入ってこなくなりました。
以前「さんま御殿」で コギャル?が「…じゃないですか」と言うたびに、
明石家さんが「知らんけど」と仰っていた気持ちがよ~~く解ります。
何だか勝手に同意させられるような不快感があるのです。

高田郁さんの次の作品を首を長くして待っています。


ドラマ

2024年06月10日 12時33分22秒 | 映画・本・TV

 

いよいよ春ドラマが佳境に入ってきました。
「アンチヒーロー」来週 最終回を迎えます。このドラマの主題歌であるmiletの「hanataba」。
これ程ドラマにマッチし 影響を与えた曲はあったでしょうか…?心を鷲づかみにされてしまい イタイ。
主演の長谷川博己さんが耐え忍ぶのではなく、迷わず戦う姿が強くて引き込まれます。

もう一つ、気になるドラマが「アンメット ある脳外科医の日記」
準主役の三瓶先生(若葉竜也)、失礼ながら、最初「この人…誰?」と思いました。
彼は、実家が大衆演劇の一座で、幼少期から兄達と共に舞台に立っていたそうですね。
三瓶先生の 無理に表情を作らずぶっきらぼうなところが実に「自然」。あるある。

クライマックスを迎えるドラマにわくわくします。


時代小説

2024年05月29日 17時19分50秒 | 映画・本・TV

 

心配された昨日の雨、この辺りは降り方も左程激しくなく、
我家の雨漏りもなく… 安堵しました。
外壁塗り替え工事も2回目を迎え、順調に進んでいます。
色は悩みました…。小さな色見本で見るのと実際壁に試し塗りをしたものでは随分雰囲気が違い、
二転三転して 決めた淡い黄色は、小さな我家にはぴったりかと。

さて、 本のお話を…。江戸時代小説は面白いですね。最近は金子成人さんばかり読んでいます。
彼は、脚本家としても数々の作品を手掛けていて、懐かしいところでは「太陽にほえろ」
「西部警察」「真田太平記」「鬼平犯科帳」等々。
失礼ながら、これらのドラマを見てはいても、脚本家を意識したことは全くありませんでした。
小説では、偶々図書館で手に取った「脱藩さむらい 」シリーズで武士道精神を垣間見、
それが「ごんげん長屋 つれづれ帖」シリーズ「付添い屋 六平太」シリーズに繋がりました。
何れも人情味あふれる江戸市井のドラマが展開されています。
人物描写が巧みで、思わず姿形を思い浮かべながら主人公に重ね合わせて江戸を体験しています。
江戸の町を歩く記述が多いので、江戸時代の地図があれば…と思いながら読んでいます。
今度、図書館で江戸の地図を探そうと思っています。
「ごんげん」は シリーズ9巻目まで、「付添い屋」は シリーズ14巻目まで読了。
もう少し続きそうなので、楽しみです。


160円

2024年04月29日 11時51分03秒 | 映画・本・TV

 遂に1ドル=160円台になってしまいました。
昨夜 大河ドラマ『光る君へ』が始まらん…?と思っていたら、衆院の補欠選挙結果に邪魔されていました。
立憲民主党が勝利したと言うよりも、自民党に引導を渡したってことでしょう。
岸田さん…米国議会では拍手喝采だったのに、母国にはあなたの味方はいないようです。
お仲間の自民党は、責任を全てあなたに押し付けて辞めさせる方向で生きながらえることにするでしょう。
思い返せば 安倍さん…パフォーマンスの好きだった安倍さん、アベノミクスは大失敗だったよね。
岸田さんにアドバイスは…無いよね。

さて、政治・経済 モヤモヤが続く中、私の精神安定に一役買っているのがNHKのドラマです。
『光る君へ』『虎に翼』が民放に大差をつけてブッチギリ。
飽くまで私の感性に基づいたものですけどね…。
朝ドラの主題歌、米津玄師さんの「さよーならまたいつか!」が流れてくると
無性に踊りたくなるんです。ダンスなんてできませんよ勿論。でも身体がリズムに乗ってしまう。
この時間帯、車中が多いんですが、外から見えないようにノッてます。

『虎に翼』というのは、中国の韓非子の言葉で「鬼に金棒」と同じく
「強い上にもさらに強さが加わる」の意味だそうです。
花岡悟役の岩田剛典さんがドラマの中で踊る! なんて素敵なシーンを作ってくれないかな…と願っています。