かなり読み込まれた本の画像は、1993年初版「テムズとともに」徳仁親王著。
当時は手に取らなかった本でしたが、先日新たに後書を付して出版されたと知り、
図書館の蔵書を読み始めました。但し、93年版の古い方です。
学習院創立125周年記念での出版本。名張市の図書館には学習院から寄贈されています。
今回は創立150周年記念の新装復刊。
陛下の誠実なお人柄がよく表れていると随所で感じる文章です。
皇太子時代の83年から約2年間をオックスフォード大に留学されました。
敢えて同時代と言わせていただければ、私は確か…81年か82年に3週間だけケンブリッジに滞在しています。
年齢や時代も近いだけという親近感も手伝って頷く所は多々ありました。
たとえば、食器洗いの際、食器洗い洗剤をすすがないのに驚かれたこと。あれは私も???でした。
一度英国人ALTに聞いてみたことがあるのですが、「乾いている食材を入れても洗剤は付かないから大丈夫」
? スープなんか入れたら泡だったりしないの?と心の中でツッコミを入れていましたが…。
語学研修を経ていよいよマートン・コレッジへ入るときの様子。
ーーー新入生のしきたりとして記名帳への署名を求められた際に、緊張のあまりペンを持つ手が震え、
ローマ字でつづった「なるひと」の文字は見るも無残なものとなってしまった。ーーー
その様子が想像できて、何だかあったかい気持ちになりました。
皇太子時代の陛下にとって、「何物にも代えがたい貴重な経験」であったと想像できます。
勿論一般人の留学とは違いますが、かなり自由に様々な経験をされたようでした。
かけがえのない貴重な経験をされる中にも ご両親や周りの方々への感謝の気持ちが溢れていました。
さて、5月6日(土)には、ウェストミンスター寺院でチャールズ国王の戴冠式が行われます。
戴冠式には秋篠宮ご夫妻が主席されますが、秋篠宮さまも英国に2年間留学されていたそうですね。
兄宮と同じような経験をされていたわけです。但し、気楽さは比べ物にはならなかったでしょう。
秋篠宮家は結婚当初から問題が多く、今も引越しを拒む佳子様が別に暮らすらしいです。
諸経費なんて頭にないんでしょうかね。
戴冠式に出席されるのは天皇皇后両陛下が望ましかったと私も思います。
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