ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

ええじゃないか

2007年03月24日 | 観た
韓国の大学路は演劇のメッカ。
なんかいいのがあったらぜひ観てみようと思ってはいたが、色んなチラシを見てもピンと来るものがなかった。

その中で「ええじゃないか」と書かれたチラシをみつけた。
     
うーん、今まで見てきた韓国の劇団のチラシの作り方が違うなぁ。
なんとなくそんな事を思い、ちょっとそそられたので行ってみた。

行ってみて驚いた事に、韓国の劇団ではなく、日本の「劇団1980」と言う劇団だった。
ガーン・・・
なるほど、だからチラシの雰囲気が違っていたのか・・・。
とにもかくにも観る事に。

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漂流してアメリカの船に助けられ、アメリカで6年過ごして帰って来た源次は
妻のイネが売られたのを知り、イネの居場所を探す。
今は両国の見世物小屋で働いているイネは、両国の水にも馴染み楽しく暮らしていた。
「2人で一緒にアメリカに行こう。アメリカには自由がある」
そう言ってイネを誘う源次だったが、イネはこここそが自由の地だと言い、行こうとしない。
そこへ見世物小屋の頭、金蔵が、薩摩屋敷からの呼び出され
「江戸に騒乱状態をつくり出せ」との密命を受ける。
一揆をする側と、それに抵抗する側に上手く自分の配下をつけて立ち回る金蔵。
ええじゃないかええじゃないかの声が渦巻く中、江戸は騒乱の都と化していく。
そうこうする内にイネの兄と父親が一揆の首謀者にされて殺される。
とうとう両国を飛び出したええじゃないかの群集。
まるで狂ったかのように群集達は歌い踊り続けるのであった。
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初っ端、どうもセリフが聴き取りにくい。
これは役者云々よりも会場が悪いみたいだ。
後ろで生演奏があっていて、その音はよく聞こえるんだけど
セリフが天井の方に抜けて行っているみたいだった。
群集シーンとかになると何て言ってるのかわからない。残念だ。
この「ええじゃないか」は今村昌平監督の映画がもとになっている。
語呂の面白さとは裏腹に、自分の土地も持たない百姓達や、
芸を売って身を立てる河原乞食達の悲しさが根底に流れている。
韓国に来てまで日本の芝居を観るとは思わなかったが、思いがけず面白かった。

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2 コメント

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ありがとうございます (トミーとマツ)
2007-04-02 19:17:25
ご来場ありがとうございました。
韓国に来てまで芝居をやっていた連中の一人です。
そうなんです。あの会場は有名な由緒正しい劇場なんですが、本当に音が上に抜けてしまうんです。役者連中もそうとう苦労しました。
あの作品は一昨年に韓国で初演をし、昨年凱旋公演として東京でやりました。来年にはまた新たに作りなおし、ブラジル公演を行います。ブラジルから帰ったら日本でも六月にやる予定です。
韓国の劇場で、思わぬ日本人のお客様の来場に度々驚かされました。
今後もよろしくお願いします。ありがとうございました!        山の字より
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いらっしゃいませ (きたむー)
2007-04-03 01:55:46
トミーとマツ、或いは山の字様
ようこそいらっしゃいませ。
こちらこそ思いもかけず韓国で日本の劇団のお芝居を観る事になって、ビックリ&楽しかったです。
会場、本当に残念でした。
後半はそれでも随分セリフが届いていましたが、前半がもったいなかったです。
韓国やブラジルなど、海外公演が多いのですね。
東京へ行く機会も少ないのですが、またご縁がありましたら是非観に行きたいと思います。
お疲れ様でした。
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