ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

六月博多座大歌舞伎 夜の部

2008年06月19日 | 観た
この日、大失敗したチケット取りですが、福岡にゆっくり泊まって観劇出来ると思えば、まあそれもヨシ。
まず19日は夜の部をば・・・。

今回は3階席の上手サイドの座席でした。
結構見やすいね。

 菅原伝授手習鑑 ~加茂堤・賀の祝~

菅原伝授は何度も観たけど、この加茂堤と賀の祝は初。
加茂堤ではお馴染みの三兄弟では出てこずに、桜丸だけ。
この桜丸と女房八重が取り持つ、斎世親王と苅屋姫の仲。これが事件の発端となって、続く賀の祝では三兄弟がバラバラに。しかも桜丸は自害して果てるという悲しい結末になっていました。
車引や寺子屋だけで観てもそれはそれで面白いけど、やっぱ通して観たいなぁ。

ここで30分間の休憩。
一緒に観てたヨネッチがおやつをくれましたー。

いいねー、この‘つぶあん’の文字。いかにも歌舞伎のお供の甘味って感じです。
白玉が超モチモチだし、あんこはがっつり甘いし、美味しゅうございました。
ヨネッチありがとう!

 達陀

鎌倉時代の奈良東大寺二月堂ではお水取りの神事が行なわれている。
その中で集慶という僧が過去帳をを読み上げると、そこへ青衣の女人が怪しげに現れ、集慶を誘惑しようとする。
一度は惑わされる集慶だったが、煩悩を断ち切ろうと踊り始め、厳しい荒行を続けるのであった・・・。

これはもう圧巻の一言!
僧たちが素晴らしいフォーメーションで群舞を踊り、天井からキラキラの紙吹雪が舞い散り、深紅に燃える照明の中で行法を行なうその姿!
カッケー!超カッケー。
大満足の作品でした。

 弁天娘女男白波

出ました!これぞ歌舞伎の醍醐味!
音羽屋の菊之助が、弁天小僧菊之助を演じるのを観れるなんて、もうもうホントにホントに歌舞伎を好きでよかったー。
もうね、菊ちゃんがとってもとっても愛らしい娘姿でいるでしょ。そこから、男と見破られて着物を脱ぎ、真っ赤な襦袢をはだけさせちゃったりするのを見ると、男だって分かってても「キャーイヤン」ってなりますな。

しかしこの白波五人男、悪事がバレてもう捕まるだろうからっていって、新しい着物を新調したり、わざわざ「志ら浪(しらなみは泥棒って意味なんですって)」って書いた傘を差したりと、派手な事この上ないですな。
歌舞伎では「悪=カッコイイ」ってのが多いんですが、昔も今もなんだかちょっと危険な香りがする男ってもてるんだろうなぁ。

今月の博多座、夜の部は全部最高!大当たりでした!
観劇後、ヨネッチとご飯食べながら感想なんか言い合ったりして、楽しい時間も過ごせました!
ビバ!歌舞伎!!

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