端午にタンゴ

５月３日（火）

端午の節句にタンゴを聞く企画があるって言うのを、taniseさんのサイトで知った。
興味あるジャンルだし、その後あったtaniseさんに「是非にー」と誘われて行ってみた。

タンゴとは違うけど、好きな音楽の中に、フラメンコのリズムがある。
私が高校で、演劇部の部長として青春のすべてを賭けていた頃、（わ～書いてて恥ずかしいな・・・）
文化祭の催しで、うちの高校出身の「スペイン舞踊ダンサー」の方が招かれて来た。
体育館のステージでひと踊り（こう書くと盆踊りでも踊ったみたいだな）踊ったダンサーは、
「やってみたい人はステージに上がっていらっしゃい。」等と言いだした。

田舎の高校の事である。
誰一人ピクリとも動かない。
するとこれはマズイと思った生徒指導の先生が「演劇部の生徒出てこい」等と言う。
もちろん私は動かなかった。いや動けなかった。自意識過剰な年頃である。
全校生徒の目の前でいきなりステージに出ていける筈もない。

だが！
その時演劇部の顧問の先生が「松○○○子、出て来い」と私の名前を呼ぶではないか！
全校生徒の前でフルネーム呼ばれちゃたまらない。
私が列の前の方に並んでいた部員を無理やり引き連れてステージに上がると、他の部員もしぶしぶステージにやって来た。
私達演劇部員は先輩であるそのスペイン舞踊ダンサーに、スペイン舞踊のさわりを教わり、
意外に楽しかったのでなかなかステージから降りず、調子に乗って散々っぱら踊り狂ってしまった・・・

閑話休題

タンゴの節句ライブはトリオ・ロス・ファンダンゴスの皆さんとケンジ＆リリアナと言う２人のダンサーの、ワクワク感いっぱいの情熱ステージでした。

トリオ・ロス・ファンダンゴスの奏でる切ないタンゴのリズムで、切なく踊るケンジ＆リリアナ。

リリアナさんの細い体がくるくる回る。
美しくしなやかな筋肉が、その細い足や腕にピッチリ張りついている。
ああ、キレイああ、いいモン見たわ～

ケンジさんは出てきた瞬間、Ｍ尾スズキに見えた。
それからはもうＭ尾スズキにしか見えなかった。
リリアナさんをリードして、甘く寄り添うＭ尾スズキ。リリアナさんと熱く抱擁を交わすＭ尾スズキ。
ああ、Ｍ尾スズキだ。ああ、いいモン見たわ・・・・・