都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

伝説の「どりこの」(宮島英紀):驚嘆すべき飲物と講談社の歴史、笑える、ネーポンはどうだ!

2012-04-22 07:18:29 | 趣味

「どりこの」とは凄いネーミングだ。1929年(ちょうどカルピスのできた時代)発売のブドウ糖と果糖が主成分の甘く酸っぱいような原液で、希釈して飲むものらしい。砂糖をメイラード反応(Maillard reactionhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E5%8F%8D%E5%BF%9C )を応用したのかも知れない。(詳細は不詳だ)<o:p></o:p>

ガラスの14角形の瓶に入り450m?で120銭(当時の貨幣価値で1万円相当)と高価であったが、最盛期には100万本/年(約100億円相当か)も売れたというから相当な規模なのだが、量産体制ではなかったらしい。(チェリオが売上100億円規模 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3 )<o:p></o:p>

販売は雑誌出版社の大日本雄弁会講談社であった。通信販売の代理部(商事部)から配送していたようだ。しかも宣伝は当時7割の雑誌シェアのあった講談社のみならず、イベントや音頭、花自動車なども使っていた。広告のコピーはくどい位詳細で、元気になるのはなぜかとなど書いてある。なかなか面白い、プッシュ型の広告の嚆矢だ。<o:p></o:p>

驚くべきは講談社で、初代の野間清治の独自性や丁稚制度・昇進制度や本社の建築など近代と日本の文化の出会いがある方式だ。カリスマ経営者であったが「修養」の考え方があったとある。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

どりこのは甘い飲物みたいで今なら美味しくないかもしれない。関西では「ネーポン」というネーブルとポンカンのような飲物があった。1960年代かららしが、独自の味としか言えない飲物で、2006年に製造中止となった。そういえば「孤独のグルメ」のチェリオ(発祥は高槻らしい)も見ない。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

無くなった飲料は考えてみると面白い<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする