原爆をテーマの映画

　　　今日は原爆がテーマの映画を観ました　「夕凪の街　桜の街」です。


　　　　
　　　　　原爆ドーム　　　　　　　　　　　　慰霊碑


この映画は漫画家こうの史代さんのコミックを佐々部清監督が

映画化されたものです。

広島に原爆が投下されてから１３年後の「夕凪の街」と

そして平成１９年の現代の「桜の町」を描かれた映画でした。


夕凪の街の、皆実(麻生久美子)は父・母・妹・弟と５人家族でした

原爆が投下された時、幼い弟は親戚に預けられて無事でしたが

父・妹・を亡くして皆実は母と二人で暮らしていました。

地獄の様な爆心地の町を傷ついた妹を背負い母を捜してさまよった皆実は

心に深い傷を負い苦しむのですが、いつしか優しい人にめぐり合えやっと

心を開くようになったのです・・・が・・・


現代の桜の街に生きる、七波(田中麗奈)は皆実の姪で東京で暮らしています

ある日父の行動が気になり父に隠れて追跡し、たどり着いたところは広島でした。

そこで七波は父・母・祖父・祖母・叔母・自分に繋がる家族が背負ってきたもの

そして自分は原爆二世であることを考えさせられる・・こんなストーリーでした。


映画のスクリーンに戦後のバラックの民家が映ります

原爆に合った人たちの描かれた生々しい絵も映り出されました

今も走る路面電車、JRの広島駅、原爆ドーム・・・広島の街・・・


原爆が投下されて明日で６２年・・・広島は美しい街になりました

この映画を観て・・・原爆で傷ついた人の心はどんなに時が過ぎても

けして消すことは出来ないものだと、頬を伝う涙を拭いながら強く感じました。