2015GWの旅・12:ハートに見えますか?
「小栗家(萬三商店)」の庭にある大きな白モッコウバラの木です。地面から立ち上がって棚に届くまでの2本の幹がハート型を描いているので名を知られています。
萬三商店は半田市でも有数の味噌や醤油の醸造元でした。現在では製造は中止しているようですが、この玄関のある小栗家住宅は国登録有形文化財となっています。全体像があるはずですが墓参りに行く途中でしたので小型カメラに代えていて、SDカードを入れ忘れ何枚かは映像がありませんでしたのでいくつもあった過去の画像から選んでおきました。
5月5日は朝早めに岐阜城を見物して余裕を持って墓参りのため半田市に向かいました。名岐国道は広く真っ直ぐで岐阜から名古屋へ向かいます。名古屋市近くから都市高速に入って最短距離で市街地を抜けることが出来ます。はずでした!
知多中央道に繋がるジャンクション少し前から大渋滞にはまり、殆ど車列が進まなくなってしまいました。それでもそこを抜ければと一寸刻みで動いていましたが、電光掲示板には知多中央道のかなり先まで渋滞が続いているとあり、やむを得ず次のICで地上に降りました。知多半島に入れば一般道とはいえ整備されたバイパスが多数あり、順調に昼過ぎに弟宅に到着し、昼食後久し振りの故郷街中散策をしながら萬三商店隣の菩提寺へ向かったのです。
萬三商店の道路(といっても1車線ようやくの路地ほどの道)の向かいのこの辺り一帯に並ぶ黒板塀の中に真新しい東屋が見えていました。
中に入ると石組みされた庭がありました。
母屋らしき建物は足場が組まれて補修中の様子。
2007年にこの道を歩き写真を撮っていますが、黒板塀に囲まれ、内部の様子は全く窺えませんでした
半田市のwebサイトに依れば「江戸時代から海運業、醸造業でさかえ、代々地元の発展に貢献した名家、中埜半六家。その庭園を、市民の憩いの場、半田市を訪れる方々のおもてなしの場として開園します。(2014年秋より土日休日)旧中埜半六邸母屋の改修工事が終われば全日母屋も含めて全体を開放閲覧に供します」とありました。この一帯、半六亭の裏は半田運河に面し、海運のためでしょうか酒蔵や味噌蔵など蔵だらけの一帯なのです。
掲載した画像のすみや奥に蔵が覗いているのがそれを現しています。少し先には設備も建物も近代化した「mizkan」ブランドで知られる中埜酢店の本社工場も、昔のままの外観を残しています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます