2017年夏旅:その8 明神への道「岳沢湿原」
林の中は小さな湿原に木道や、流れ込む沢の流れがあった。
朝食を済ませ明神池へ向かう。左岸は登山道、起伏のない平坦な道とかすかな記憶の中にあったので、右岸を進む。左手斜面の途中には治山林道が通っているが、覗くことは少ない。朝早いせいかハイカーの数も少なく、人影が映り込むこともない。
林の中を進むと、左手斜面から幾筋も沢が流れ込んでいる。
幅広く淀みを見せ、池かと見間違うほどの景色もあった。さざ波が立ち鏡面にはならず、明神岳を写し込む水鏡は望めない。「岳沢湿原」だった。
水面に立つ枯れ木は、昔見た大正池の姿を思い浮かべる。
流れ込む沢は時折激しい流れを見せ、目を楽しませてくれる。
少し間を置いていた梓川が垣間見えるが、川幅はかなり狭まり、河童橋あたりとは趣が違っていた。
やがて付かず離れず進んできた治山林道から離れ河原へ降りる。遙かに明神橋が見えている。
橋のたもとまで行き堤へ上がる。
鳥居が見えれば穂高神社奥宮、明神池に着く。
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