漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

狩猟民族のベースボール

2018年10月09日 | スポーツ
きのうの昼前、
テレビで野球を見てましてね、

大リーグのポストシーズン。

アメリカのプロ野球は、
二リーグに分かれてるんですが、

その各リーグの中にまた、三つの地区リーグがある。

で、三つでは、具合が悪いと云うので、
優勝できなかったけど頑張った、と云うチームひとつを加え、

合計八チームで勝ち抜き戦をやる。

まぁ、甲子園の高校野球で云えば、
ベストエイトからの戦いみたいなものです。

ただ違うのは、

甲子園のように一発勝負ではなく、
それぞれが五番勝負、あるいは七番勝負であること。

で、昨日やってたのは、
ドジャース対ブレーブス。

すでにドジャースが二勝してましてね、
この日勝てばドジャースは、準決勝の舞台へ進めるし、

ブレーブスは、
この試合負けたら今シーズンは終わり。

そういう試合。

試合はホームランの飛び交う大接戦になりましてね。

九回表、一点差で負けてるドジャースが先頭ランナーを出し、
ノーアウト一塁、

続くは二番打者、
と、なれば、日本の野球なら、間違いなくバントで送る処。

処が、バッターにバントの気配はマッタク無し、
160km近い豪球をビュンビュン投げ込む相手の抑え投手に対し、

一歩も引かぬ
全力のフルスゥイングで対抗して、

まさに、力と力の正面衝突。

見ている私も、
アメリカらしいなぁ、と感心しましてね。

テレビ中継していたNHKのベテランアナが、
バッターが外角の球を引っ張ってアウトになったのを見て、

「ちょっと強引」と言ってましたが、
見ていた私は素人ながら、

「そんなこと無いよなぁ」とつぶやいてました。

日本の野球常識では外角は流せ、ですが、

何しろ向こうの選手は、
二m近い大男、

外角は引っ張るのにちょうどいいコースに見える。

同じ野球でも、
狩猟民族と農耕民族では、こうも違うか、

などと思いながら見てました。








コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。