漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

抹茶に青虫?

2013年07月20日 | せけんばなし

近ごろ我が同居人ドノは、
「健康的だから」と、友人に教えられたとかで、

毎朝、おいしそうに、
抹茶に黒砂糖を溶かしたものを飲んでおります。

コレ、はじめて見たときは、
まだ寝起きのボ­~っとした頭で思ったんですよ。

自分の飲むコーヒーと比べて、
「あちらはなんであんなに鮮やかな緑なんだろ」って。

でも、分かればアタリマエの話で、

コーヒーは種から煮出すのに対し、
抹茶は葉っぱを粉にして湯に溶かすだけですからね。

種と葉ではそりゃ色が違う。

処で、ひと月ほど前、小旅行に行ったとき、
そこでお茶が名産だからと、

小さな売店で、
抹茶ソフトクリームなるものを打っていたんですね。

値段は400円と高めで、
「観光地価格だけど、まぁおいしそうだから」と一つ買い、

少し離れた木陰のベンチでペロペロと食べだしたら、

後で若い男女の声がする。

女性が、
「あの、抹茶アイスおいしそう、買おうっかな」、

処が連れの男性が、
「よせ、よせ、あの緑色は虫で色をつけてあるんだぞ」。

それを聞いて女性は唖然。

「え~、うっそ~」

「そうだよ、こないだネットで見たもん、
 そのままでは茶色だから、青虫で色をつけてあるんだって」。

そのまま買わずに、
二人は通りす過ぎていきましたが、思ったのですよ。

可愛そうにあの女の子、
もう一生、抹茶アイスは食べる気にならないだろうなぁ、と。

確かにペットボトルで売っているお茶は、
茶色だからそう思うかもしれないが、

あれは茶の葉を乾燥、加熱して煎り、
更にそれを煮出してあるから茶色なのであって、

本来の茶の葉は綺麗な緑色なんですがねぇ。 (笑)






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