夕べ、寝床で古い本を読んでたら、
今は亡き名脚本家、向田邦子さんと、
これも今は亡き大作詞家、阿久悠さんの対談がありましてね。
その中で、
脚本家はたくさんの文章を書くのに、
作詞家はわずかしか書かない、
それなのにおカネは作詞家の方がたくさん・・・
と云うような話になって、
阿久さんが言ってます。
~~~~~~~~~~~~~~~
「普通の人が、
作詞家というのは誰でもなれると思っていますね。
たとえば絵描きになるというのは、
一応絵の形になっていなきゃいけませんし、
絵がうまいね、なんて
誰かに何度かほめられた経験がなきゃいけません。
作曲となると、譜面を書かなきゃいけない。」
「あれは特殊技術という感じがありますね。」
「ところが作詞というのは、
書いてみようと思えば
十ぐらいは何とかできるんですね
良い悪い、売れる売れないは別としてね。
作詞の技術は、字だけ。
これが小説とかシナリオとなると、
あの分量はとても書けないとか・・・」(笑)
~~~~~~~~~~~~~~~~
わたしは昔から、
古賀政男を始め服部良一や吉田正など、
作曲家の「国民栄誉賞」は多いのに、
作詞家が一人もいない、というのは不思議だった。
でも夕べで良く解りました。
国民栄誉賞は、
「民間有識者の意見を聞いて」首相が決めるそうだけど、
有識者とやらも首相も、
「十ぐらいは俺だって」と思ってるから、
作詞家に栄誉賞をやらないんだ。(笑)
今は亡き名脚本家、向田邦子さんと、
これも今は亡き大作詞家、阿久悠さんの対談がありましてね。
その中で、
脚本家はたくさんの文章を書くのに、
作詞家はわずかしか書かない、
それなのにおカネは作詞家の方がたくさん・・・
と云うような話になって、
阿久さんが言ってます。
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「普通の人が、
作詞家というのは誰でもなれると思っていますね。
たとえば絵描きになるというのは、
一応絵の形になっていなきゃいけませんし、
絵がうまいね、なんて
誰かに何度かほめられた経験がなきゃいけません。
作曲となると、譜面を書かなきゃいけない。」
「あれは特殊技術という感じがありますね。」
「ところが作詞というのは、
書いてみようと思えば
十ぐらいは何とかできるんですね
良い悪い、売れる売れないは別としてね。
作詞の技術は、字だけ。
これが小説とかシナリオとなると、
あの分量はとても書けないとか・・・」(笑)
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わたしは昔から、
古賀政男を始め服部良一や吉田正など、
作曲家の「国民栄誉賞」は多いのに、
作詞家が一人もいない、というのは不思議だった。
でも夕べで良く解りました。
国民栄誉賞は、
「民間有識者の意見を聞いて」首相が決めるそうだけど、
有識者とやらも首相も、
「十ぐらいは俺だって」と思ってるから、
作詞家に栄誉賞をやらないんだ。(笑)