【漫文・おもしろ古事記】大国主神
■ 『八十神たちの迫害』(八十神({やそがみ}はオオクニヌシの兄神たちのこと)
さて稲羽に着いたオオクニヌシの兄神たち、
勇んで、
ヤガミ姫に求婚したんだけど、
「ゼッタイ や~よ、
だってわたし、あんたたちの言うことなんか信用しないモン、
結婚するなら、
カッコ良くて気立てのいいオオクニヌシさんの方がダンゼン素敵」
これを聞いた、兄神たちが怒ったのなんの、
振ったヤガミ姫にじゃなくて、モテたオオクニヌシに。
自分たちの身勝手は棚に上げ、
「あんな弟殺してしまえ」と衆議一決。
愚か者ほど、
悪い相談はスグにまとまる。(笑)
さて、どう殺すか悪知恵を出し合い、
伯耆の国の手間山の上から、
火で焼いた岩を落として、焼き殺してしまおう」。
「でもそれが奴に当たるかどうかは分からないよ」
「そこはうまくやるさ」
ニヤリと笑った兄神は、
手間山のふもとへオオクニヌシを呼び出すと、
「この山には赤い大イノシシがいる、
今から、我らがそのイノシシを追い落とすから、
お前は必ずその大イノシシを抱き取れ、逃がすでないぞ」と命じると、
真っ赤に焼いておいた、
イノシシに似た大岩を、山上より一気に転げ落とす。
オオクニヌシその岩をしっかと抱き取れば、
何ぞたまらん、焼け岩に焼きついて、あっという間に死んじゃった。
それを知ラされた
オオクニヌシのおっかさん、み母のミコト、
泣きながら高天原に昇ると、
神ムスビの神に窮状を話し、息子の蘇生をお願いした処、
神ムスビの神は快く了承、
スグ、赤貝の姫とハマグリの姫を御遣わわしになった。
両姫は直ちに行動、
赤貝の殻で作ったコナをでハマグリの出す白い乳を練り合わせ、
その秘薬を、
オオクニヌシの身体に塗りしかば、
あ~ら不思議、
たちまちオオクニヌシは、
うるわしき青年としてよみがえり、スタスタ歩き出した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イエ、私が言うんじゃない、
だって、古事記にそう書いてあるんんだもん、しかたない。
■ 『八十神たちの迫害』(八十神({やそがみ}はオオクニヌシの兄神たちのこと)
さて稲羽に着いたオオクニヌシの兄神たち、
勇んで、
ヤガミ姫に求婚したんだけど、
「ゼッタイ や~よ、
だってわたし、あんたたちの言うことなんか信用しないモン、
結婚するなら、
カッコ良くて気立てのいいオオクニヌシさんの方がダンゼン素敵」
これを聞いた、兄神たちが怒ったのなんの、
振ったヤガミ姫にじゃなくて、モテたオオクニヌシに。
自分たちの身勝手は棚に上げ、
「あんな弟殺してしまえ」と衆議一決。
愚か者ほど、
悪い相談はスグにまとまる。(笑)
さて、どう殺すか悪知恵を出し合い、
伯耆の国の手間山の上から、
火で焼いた岩を落として、焼き殺してしまおう」。
「でもそれが奴に当たるかどうかは分からないよ」
「そこはうまくやるさ」
ニヤリと笑った兄神は、
手間山のふもとへオオクニヌシを呼び出すと、
「この山には赤い大イノシシがいる、
今から、我らがそのイノシシを追い落とすから、
お前は必ずその大イノシシを抱き取れ、逃がすでないぞ」と命じると、
真っ赤に焼いておいた、
イノシシに似た大岩を、山上より一気に転げ落とす。
オオクニヌシその岩をしっかと抱き取れば、
何ぞたまらん、焼け岩に焼きついて、あっという間に死んじゃった。
それを知ラされた
オオクニヌシのおっかさん、み母のミコト、
泣きながら高天原に昇ると、
神ムスビの神に窮状を話し、息子の蘇生をお願いした処、
神ムスビの神は快く了承、
スグ、赤貝の姫とハマグリの姫を御遣わわしになった。
両姫は直ちに行動、
赤貝の殻で作ったコナをでハマグリの出す白い乳を練り合わせ、
その秘薬を、
オオクニヌシの身体に塗りしかば、
あ~ら不思議、
たちまちオオクニヌシは、
うるわしき青年としてよみがえり、スタスタ歩き出した。
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イエ、私が言うんじゃない、
だって、古事記にそう書いてあるんんだもん、しかたない。