きょう、行きつけのスーパーの入口で、
ガラガラ、ポンの昔なつかしい福引をやってました。
当たりの玉が出てると、ガランガランと派手にカネを鳴らすのも昔と同じ。
近年は市場や商店街がさびれてしまい、
昔の風俗も消えかけてますが、ふしぎとこの抽選器だけは生き残ってます。
これ、正式には、新井式廻轉抽籤器と云うのだそうで、
むかし、新井さんと云う帽子屋さんが、帽子の空き箱で始めたのが最初だそうです。
もう、大昔の話ですが、
私の友人が商店街の大売出しで、
福引場のアルバイトに雇われましてね、
その時のウラ話を聞いたことがあるのですが、
あれ、当たるにはコツがあるんだそうです。
その時の彼が見ていると、
たくさん買いものをして、意気揚々、
勢いよく、
10本も20本も続けて引く人には、不思議と当たらない。
ところがお使いかなんかで買い物に来て、
ガラガラに手が届くかどうか、と云う少女が引くと、
たった一回だけなのに二等や三等と云った良い景品が当たる。
不思議に思って、世話役jさんに聞いたら、
「内緒やけどナ、
これ、いきおい良う回したらアカンね、
ゆっくりゆっくり、そーっと回したらよう当たるネン」と教えてくれた。
なんでも、圧倒的に多い、ハズレの赤玉は、
ほかのタマよりチョッとだけ比重が重くしてある。
だから回すと、遠心力で、外へ外へ、
特等なんかのオオアタリは軽くしてあるから、
回せば回すほど、浮き上がって中へ中へ、
そうでなくとも赤ダマが多いのに、
元気のいい人が20本もまとめて引こうと、
勢いよく
ガラガラを回し続ければ、きれいに赤ダマの層が外側を固めるわけで、
張り切ってたオッチャンやオバチャンが、
「ナンや、カスばっかや、
これ、インチキ違うか」とぼやくことになる。
災難なのは、そんな人の後から引く人で、
勢いよく振り回して、
「層分け」したあとでは、まず、良い景品があたるきづかいはない。 (笑)
本日の教訓。
「ガラガラを回すときには、処女のようにオズオズと」。(笑)