むかし、私が一番忙しかったころは、
ヒマが無いにも関わらず一番たくさんの新聞を読んでいた気がする。
自宅に配達されるだけで、全国紙から地方紙、スポーツ紙、
業界新聞から経済紙、趣味の將棋新聞からこども新聞まであわせるとかなりの数。
それでも、出先で珍しい新聞を見つけると、
寸暇を盗んで拾い読みしていたのだから自分でもあきれる。
いま思えばあれは、
知識欲などではなく、ビョーキだったのだと思う。
当時は寝る間もないほど働いていたのに、
よく読む時間があったものだが、
スポーツ紙の連載ポルノ小説まで欠かさず読んでいたのだから、
人間は忙しい時ほど手を抜かないものらしい。
それに引き換え、最近は一紙だけ。
ただし、ネットでかなりの新聞記事が読めるので不自由はしない。
今日の毎日新聞のサイトで、関川夏央さんがこんなことを言っていた。
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「でもさ、自分さえ良ければいい、というのは微妙で、あまり責められないよね。
結局それは民主主義の根幹だから。
皆のことを考えなければいけないというのは
、押しつけがましい学級会みたいなもので、突き詰めれば“社会主義”になる。
戦前の国家総動員体制を敷いた陸軍参謀本部の失敗はまさにそれ。
日本の教育が良くないのは、
戦前の歴史をちゃんと勉強しないこと。
簡単に結論付けたがるのは、戦後教育の失敗だよ」。
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これは一部の抜粋だが、この記事中々オモシロイ。
興味が涌いたら毎日新聞のサイトへ行って読んでみてください。
でも新聞社って、
なんであんなに「無料の記事」を公開するのだろう。
よく、潰れないモンです。