漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

英国のプライド

2016年06月30日 | 政治・経済・こぼれ話
この世の終わりみたいな、「イギリス経済悲観論」や、
「キャメロンイギリス首相の歴史的失政」なんてニュースを見ながら思うんですよね。

そう云えば、一年ほど前に大騒ぎしてた、
「ギリシャ危機ってどうなったんだろ」って。

財政が破たんしそうなギリシャ政府に対し、
EUが援助と交換条件にした緊縮財政に国民の不満が高まり、

総選挙の結果、
反緊縮派の急進左派連合が勝利し、今にもギリシャがEUから離脱しそうな形勢でしたが、

アノ時は、
強硬派とみられていた新首相が、あっさりと前言撤回、

緊縮財政を受け入れ、
今ではギリシャがニュースになることもないみたい。

今回の大騒ぎも、落ち着く処へ落ち着けば、
「すべて世は事も無し」となりそうな気がしますがねぇ。

それにしてもイギリス、

中国がアジア投資銀行(AIIB)を作ったときは、
アメリカが嫌がるのも構わず、真っ先に手を上げたし、

今回のEU離脱といい、
なりふり構わぬその行動様式を見てると、

かっての「七つの海を制した大英帝国のプライド」は今いずこ、と云う観はありまするよなぁ。





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