漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

目指すは「軟着陸」

2016年10月13日 | 政治・経済・こぼれ話
ちょっと穏やかならぬニュースですね、

「北京の国防省前に、
迷彩服の軍人が1000人ほど集まり、抗議デモ」
と云うのですから。

写真も出てます。

今の中国に、
「自由にデモをする権利」があるとは思えないから、驚きます。

尤も、それほど過激には見えない、
どこかで上層部と折り合いがついてるのかもしれません。

記事によれば、
現役兵士たちではなく、元志願兵たちと云うことです。

つまり、辞めた兵隊。

このごろは、世界中で電子化が進んでますが、
伝統的に「人海戦術」を看板にしてきた中国軍もその例に漏れず、

昔のように兵隊の数で軍事力を誇示する時代ではなくなったようです。

最近は兵士を削減して居るようで、
軍隊を追い出された兵士たちの退職金の少なさや、

再就職先が見つからないことへの不満があるようです。

ひと月ほど前だったかなぁ、
プライムニュースで、中国経済の話が出ていましてね。

そのとき、出ていた中国人の方が言ってたのは、

「中国の上層部は、
日本のバブル崩壊をものすごく研究して、ああはなるまいと思っている。

いま、云われてる中国経済の減速も承知していて、
日本のように墜落でなく、なんとか軟着陸しようとしている処だ。

だから今の中国には、、経済対策が必要であると知ってるし、
手ぬるいように見えるかもしれないが、やる意思のあることは間違いない」。

そのときは実感がなかったんですけど、

先日、
「中国鉄鋼大手が経営破綻 負債7700億円超、「ゾンビ企業」として救済せず」と云うニュースが出てましたから、

ああ、そういうことかなと思いました。

以前のように、
「軍隊やめたら、国営重工業へ」と云うコースが閉ざされかかっているのかな。

でも、もし本格的に荒療治が始まったら、
「迷彩服千人の平和なデモ」ぐらいでは修まらない、のでしょうけれど、・・・ネ。




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