漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

触れなば落ちん

2016年06月19日 | テレビ 映画 演芸
こんどNHKで始まるドラマ、
「ふれなばおちん」は、漫画が原作だそうです。

その宣伝文句を読めば、

いま流行りの不倫ドラマ、
ちょっと昔風に云うなら「よろめきドラマ」という処でしょうか。

「 触(れなば落ちん」を言葉通りに受け取れば、
「花や木の実が爛熟していて、ちょと触っただけで落ちそう」となりますが、

ふつう、この言葉を使うときは別の意味が・・・・、
まぁ、例によってネットの辞書で引いてみましょう。

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【 触(ふ)れなば落ちん風情(ふぜい) 】

ちょっと誘えば、意に従いそうな女性のようす。

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むかし、よくあったのが、
慰安旅行で行った温泉旅館やなんかの宴会で、でき上り、

「まだ寝るには早い、二次会だぁ!」と繰り出して、
温泉街のあやしげなバーかなんかで飲みだしたら、居合わせたお姉さんが、

触れなば落ちん、と云う風情、

酒の勢いもあって誘ったら、とんとん拍子、
首尾よく四畳半へとしけこんだはいいが、

さて一戦交えるか、となったら、
いつの間にやらお姉さんの媚態は消え、

奥から恐ーいオアニイサンが現れて・・・・・、
「オレの女房をどうしようというんだ!!!」

と云うのは、珍しくもない話。

どうも、「触れなば落ちん」と云う相手には、
ヤケドも厭わぬ覚悟が必要のようで御座るから、

おのおのがた、ユメユメ御油断なきように。




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