漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

民主主義から遠い政党

2022年07月17日 | 政治・経済・こぼれ話

以前住んでいた近所に共産党の支部がありましてね、
そこの近くでやってる散発屋のオヤジが良く言ってました。

「共産党の方々はいい人ばっかりなんですよ」。

その共産党、
今回の参院選挙、比例での獲得票が360万票、

前回が450万票で、
前々回が600万票ですから、どう見ても尻すぼみの長期低落傾向。

散髪屋のオヤジも言ってました。
「共産党関係のお客さん、あんまり若い人が来ないんだよねぇ」

日本の共産党を見てて私が思うのは、
近所の支部の運動員の方々の言うことが東京の志位委員長と同じだなと云う事。

よく言えばまとまっているが、
悪く言えば組織が硬直化していて伸び伸びと自由な意見を言う雰囲気がない。

先日、
ある新聞にこんな意見が載ってました。

「今の共産党は上意下達の徹底した軍事組織のようだ」

なるほど、
軍隊のような武力を頼む組織に個性は邪魔。

つまり、今の共産党のような、上から下までどこを切っても同じ金太郎飴が理想。

かって共産党は、
武力革命を党是として掲げてましたから軍隊のような組織は必要だったのかもしれない。

しかし今や、その看板を外して幾星霜。

処が党の体質は依然として変わってないとみえる。

何十年も党幹部の顔ぶれは変わらず、
新党首が民主的な選挙で選ばれたと云うことも聞かない。

従って上からの命令は徹底されるが、
下からの発想や提言が“自由に論議”されることは殆どない。

つまり、
今の共産党は「民主主義に一番遠い政党」と私には見える。

ついでに言えば、
共産党と仲の悪い公明党も似たような体質と、私には思えるのですよ。

みんないい人だけに、
上から言われたことに疑問も持たず、おとなしく従う人々の集団、なんだな・・・と。

 

 



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