漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

ノーベル賞ってちょっと不思議

2019年10月10日 | しみじみした話
大阪吹田の千里山と云うのは、
半世紀も前に開催された大阪万博の際、

大開発され会場となるのですが、

それまでは、
春はタケノコ、秋はマッタケと云う、

いかにも
“田舎”と云う風景の広がる所だったようです。

その千里山には関西大学があり、

そこでは野球部も練習していて、
村山実、上田利治のバッテリーも居た。

当時はまだ子供だった吉野彰さんは、

それを見て親しんでいたこともあり、
村山の入団した阪神タイガースのファンになったそうな。

きのうのノーベル賞受賞の
記者会見では、そんな話も出たようです。

記者から、

「今年の阪神に一言」と求められて、

 「よう頑張ったから、
 せいぜい最後まで行って、

 『ああ、もうちょっとやったなあ』ぐらいまでは行ってほしい」

さらに、「日本一は」とかぶせられると、
苦笑気味に、

 「それはちょっとできすぎ(笑)」。

きのうまで全然知らなかった人が、
一夜明ければ、日本中知らぬ者がないほどの超有名人になる、

ノーベル賞ってちょっと不思議、ですな。





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