漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

無罪釈放

2015年11月29日 | 事件

17年逃げ回ったオームの信者が、きのう、無罪となり、釈放された。

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オウム真理教が1995年に起こした東京都庁郵便小包爆発事件で、
爆薬の原料を運んだとして殺人未遂幇助などの罪に問われた元信徒の女性(43)の控訴審判決が27日、東京高裁であった。

大島隆明裁判長は「被告に犯行を助ける意思があったと認めるには合理的な疑いが残る」と述べ、懲役5年とした一審・東京地裁の裁判員裁判による判決を破棄し、被告を無罪とした。

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私は、こう云う微妙な判決が出るたびに思うのですが、
なるほど、有罪にするには「確かな証拠」が足りないかもしれない。

また、近年は、自白は証拠と認めず、
物的証拠のない事件は、次々と再審無罪が出ることも多いのですが、

ならば、和歌山の毒物入りカレー事件はどうなんだろう、と。

あの事件も、物的証拠はなかったはずだし、まして被告は自白もしていない。

それでも、死刑。

再審無罪が出るたび、
新聞やテレビは「冤罪が晴れた」と騒ぎ立てるのですが、

ならばカレー事件の判決について、
もっと疑問を呈してもいいような気がするのですがね。

あ、でも私は林被告が無罪だと思ってるわけではないですよ。
それどころか、きっとやったんだろうな。と思ってるぐらいです。

でも、他の裁判と見比べてどうかなと思うし、
ことあるごとに、「人権を守れ」、「冤罪を晴らせ!」と叫ぶマスコミが、

こう云う事件に関しては静かなのが不思議なんです。

昨日の無罪釈放で、
「菊池被告の人権が守られた」と思って いいんですよね。

いかがですか、古館さん、関口宏さん。









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