未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

入る

2016-04-06 22:13:52 | 稽古
新年度と云う事で新中一も一般部。未だ未だフィジカル面で大人に遠く及ばない彼らや次回の初級審査を目指す人達の為にサイドを取る練習をひたすら繰り返す今週。

先ずは相手の力が及ばない位置を見極めること。そしてタイミングを見計らうこと。このタイミングが難儀する処なのですが如何にリラックスするかに掛かっています。緊張状態では一歩目が出ません。

まるで握手をするかのような心地よいタイミング。或いはハイタッチをする時のあのバチっと決まる感覚を相手の攻撃に投影出来れば完璧。あのスラムダンクの名場面の如し。
(組手では中中そう上手くいきませんが…)

構え過ぎないこと。構えの形は警戒のポーズ故に緊張を高めます。敵意を感じないまた出さないように。上記の握手に握手で応えるというのは互いがリラックス状態で敵意が消えているから。
この辺りを掴めると参考でやってみた様に、相手が前蹴りを放った瞬間に宙に舞う、というような事も徐々に可能になっていきます。

一歩踏み入れば極楽あり。
単にサイドに入る一作業が技となる日まで繰り返し続けて行きましょう。安易なパワーで打開策は危険です。




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