未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

風前の灯火

2016-11-28 17:10:20 | 日記
川西清和台教室へはバイク通勤をしております。今日向かっていると急に停まりました。危なすぎ(ーー;)

アクセル回しても空吹かしにしか成らず故障マークであるらしい「F」マークが点滅。
立往生。バイクを移動させて何かに乗り換えて向かっても確実に間に合わないので教室へは連絡を入れて臨時休講にして戴きました…皆様大変申し訳ありませんでした。また振替日は決まり次第稽古時に連絡致します。

最近バッテリーと前照灯変えたとこやのにやってくれよる(@_@ .:;)けど丸8年ほぼ毎日乗っていたので頑張ってくれた方でしょうか。直して乗っても修理とのイタチごっこになりそうですしコイツとはさらばする時なのかもしれません。




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道義

2016-11-27 22:59:46 | 審査会
少年部の神戸地区審査会でした。朝から長丁場の三部構成。

白帯(七級)&黄帯(四級)
柿帯(六級)&紫帯(五級)
青帯(三級)&緑帯(二級)&茶帯(一級)

いつもの様に総評の中で各級ごとの留意点を述べられていましたが共通して言えるのは「そこに道義はあるのか」ということだったと思います。

子供には難しいところかもしれませんが武道は基本的に点数教育ではありません。結果が良ければ偉いというものではないのです。経過主義ともいえるかもしれません。
出来るまで繰り返す。出来ても繰り返す。毎日が本番であり準備であり。その中で忍耐や思いやり(礼節)を知っていきます。

時代の流れもありますが普通は審査の為の稽古などあってはいけないぐらいです。私の少年期は「来週誰某と誰某は審査するぞ」でした。しかし本気でしたので「よしっ!来た!」の心持ち。指名されるのも普段の稽古次第でしたから指名=進級でもありました。

今は…。
取り敢えずやっとけ、というお座なり感に満ちてますね。勿論全員ではありませんよ。こうしていれば合格は貰えるという打算が透けて見えると言うか。取りに来るではなくて貰いに来ています。オール3狙い。

その色々透けて見える処に道義はあるのか?と問いたいところなのです。そこに目を閉じてきた結果、今回の昇段審査合格率の低さに繋がってしまったのではないかと。

こういう形態ですから強ければ正しいと思っている連中が湧いてくるのは必然ですがそれが異常だという感覚を直接打撃というルールの中で見出していく事に武道としての意義があります。そこは点数から先の価値観です。

最後にお父さんお母さんに礼をしますね。
毎日お父さん或いはお母さんは辛い仕事に出、家に在っては炊事をこなします。その毎日の当たり前の生活は父と母が、家族が毎日をベストの状態で過ごせるために粛々と繰り返している努力の結果だったりする訳です。週に一〜二日我々が何かを言っても響きにくいでしょう。けど実は一番頑張っている人が一番近くにいる。
だから子供達はその姿をもっと見て、続けるとは何か、努力とは何かという事を生活の中で気付き稽古に活かしまた生活へ還元してもらいたいと思います。武道を通して心が生きた人間に成れれば最高です。




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身体能力指数

2016-11-27 09:35:41 | 雑感
IQに幾らか差が有ると会話が成立しない、と言われていますがこれは運動でも言える事だと私は考えています。

筋力の問題ではなく感覚の問題。
私が自重トレをさせる、するのはそこにあります。

例えば今私は偶にプランシェを練習していますが、これを習得している人の感覚で何か新しい技術を説明されても理解出来ないのです。プランシェの感じで〜なんて言われた日にゃお手上げで御座います。

ある一定までは言語化で事足りますが、其処から先は言語化が不可能なのです。だから自身の身体感覚を高めておかないと高いステージへ上がれない可能性も出てくる訳です。
ですから柔軟にしても何にしても体一つで出来る事は疎かにせず向き合っていたいものです。




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距離と技

2016-11-26 23:15:27 | 稽古
今日は一間程の距離を保った組手をしてみました。偶にこれをしておかないと思考停止に陥ってしまいます。

そして出入りと緊張感で接近戦に負けず劣らず疲れます。次どう動くかという自問自答の連続。この距離こそが技術を高めると私は考えています。

近付いて突き&膝、突き&下段は思考の放棄。試合ではそれでいいのかもしれませんが。(集客に繋がるかは別として)
遠い相手に届かせようとする事で余白のない身体の動かし方が出来ます。それが接近戦にも活きてくるかもしれません。かもしれない、と言うのはそれをどう生かすか考えるのも自分自身という事です。

自分と向き合うか相手と向き合うか。
此処が武道とスポーツの分かれ目でしょう。




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学生

2016-11-20 20:06:18 | 雑感
今日は大会の手伝いへ。
今の学生で気遣いを知っている子ってどれ程いるのでしょう。

控え室へ昼食を摂りに入ると数少ない席を学生が占拠しておりました。この時点で少し、ん?と思いましたが私は椅子が一つ空いていたので其処で食べる事に。食事を終えた者もそうでない者も席から離れず、丁度私が食べ終わる頃他の審判が入って来ても席を立つ者はなく内輪話で盛り上がっています。

後から来た人らが地べたに座って食べているのに。ここは注意した方が良かったのか?いや、気付いて当然だろうと悩むのもアホらしいので私は退室。

後で皆その事に触れていましたが、先輩曰く時代の流れもあるが我々にも責任があると。確かに私の様に馬鹿に関わるだけ無駄だと年長者が逆に良識だとか配慮を遠ざけてしまっているのでしょう。

にしても程度が低すぎるとは思うのですが、スタッフルームと記してあるのに(いつもなら審判団のみ)早々に負けた学生が入ってきて剰え「弁当食べてもいいんすか?」なんて言っていたらしいですからこんなのに何かを教えるなんて出来るのかと。
私も人間ですのでこの程度の教養の奴らに態々日曜の道場と午後からの家族団欒を犠牲にしているのかと思うとアホらしくなります。

今は大学によっては部活動が単位になっているそうで。きっちり大学へ報告して落第にしてやれば良いじゃないかと思いますがうちの大学生とはえらい違いです。一部の少年部の方が気が回る…
年長者と交流があるかないかでは若さの中にも人としての差が生まれるもんですな。しかし私も歳をとった証拠ですね(苦笑)

これが若者の縮図ではない事を祈っております。



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