未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

兵庫県合同稽古

2018-04-29 14:38:48 | 稽古
尼崎での合同稽古は初です。しかし柔道場だけではちと狭かったですね。時間は押し押しでしたが良い稽古になったのではないでしょうか。なにより近いのが一番良いです(笑)

こういった機会が増えて活気が満ちていけば良いなと思います。年に一回とは言わず季節に一回でも。大勢で稽古すると目線や得られるものも変わってきます。

個人的に今回は相手全員力まずすっ転ばす事をテーマに組手をしましたが、やはり若い選手を相手にすると転ばしたにしても力みが出ているところに稚拙さを思い知りました。知っているはずの理にすっぽり入ってはおらず、強引に理に入ろうとしている感じ。この頭と体のズレを改めて修正出来る機会が得られましたので疲れた甲斐もありました。

今回参加していなかった人達も次回は是非参加して何か発見してみてください。尼崎管轄メンバー。一名九州からの参加です(笑)





.


.

基本稽古シリーズ

2018-04-24 00:47:22 | お知らせ
突如初めてみた【基本】【稽古】シリーズ。一般部少年部共に新年度から新メンバーが増えてきたのと審査会が近いのもあり稽古後の振り返りや補足として役立てるようちょっとずつ記していきたいと考えております。

一応全て記していく積もりですが脾臓打ちの解説のような主観が入ってしまうことがある事を先にお詫びしておきます。多々あると思います。
写真付きで解説出来ればなと思いますが、そこは一般部で顔技共に良いモデルが居て嫌がられなければ随時追加していきたいと思います(笑)

少年型•実戦型編はまだ考えておりませんm(_ _)m




.

【基本】裏拳回し打ち【稽古】

2018-04-24 00:34:06 | 基本稽古
《立ち方》
内八字立ち


《照準》
後頭部乃至側頭部


《留意点》
上段揚げ受けの拳が額の高さまで降りてきた形で構えます。打つ動作へ入る際、上の手を正中線上に立てて顎から水月を守ります。同時に引き手を下げ(脱力)、腰の回転を持って手を引き上げます。自身の手が描ける最大の円を描きながら額の前方まで振りインパクト時にしっかりと体を締めます。
遠ければ側頭部。近ければ後頭部と捉えておくとイメージしやすいかと思います。手を回さずに上げるだけの動作になっている人が居ます。脱力からの締めを得る為に大きく回すよう心掛けましょう。正中線の守りが甘い姿もよく見受けられますので此処もしっかりと。守る手は硬く、攻める手は緩く体を割っている状態ですので全部が固まらないように。




.

【基本】裏拳脾臓打ち【稽古】

2018-04-24 00:12:24 | 基本稽古
《立ち方》
内八字立ち


《照準》
脾臓


《留意点》
拳を上下に重ね水月の高さにて前方に竹刀を持つように突き出して構えます。真横に腰と肘のリードを上手く使いながら打ち込んでいきます。45度程振り抜いた後打ち終えた手は下に重ね構えます。単なる手の出し入れに陥っている場合が多いので注意してください。
状況としては左右打ちと類似していますが腰の捻転は利用しませんのでより瞬発的な威力を求められます。

《補足》
臓器に明るい人は脾臓と聞いて疑問を抱いたかもしれません。脾臓は対の臓器ではなく胃の左側に位置するのです。横から肩に手を置かれた云々という現行の状況説明では右と左で尺が合わなくなってしまうのです。現行に倣うのであれば右は超ショート、左はロングで使い分ける必要がありますが脾臓と水月の高さが大体同じ座標にあるので私は個人的に裏拳水月打ちと割り切っております。左右打ちに同じく如何に瞬間的な力を側方に発揮するかが肝要です。




.




.

【基本】裏拳左右打ち【稽古】

2018-04-23 23:29:31 | 基本稽古
《立ち方》
内八字立ち


《照準》
側頭部乃至顔面


《留意点》
両拳を水月の前に合わせ構えます。右を打ち込む際、左に腰を切り(この時左手が泳がないように)、そこからやや右方向へ体を向けながら打ち込んでいきます。肘で円を描きながら顔を守りつつ打ちます。この時肘を中に立てて回さないように。目線ですが正面を向いたままにならず打ち込む方向に顔を向けて打ちましょう。人間は鼻の向いている方に力が出るそうです。左も同じく。
基本稽古や形において状況を固定してしまうのは余り褒められた事ではありませんが飽くまで一つの状況として説明します。先ず側方から肩を掴まれたと考えてみてください。その手を腰の捻転により外し、返す刀で裏拳を側頭部或いは顔面に打ち込むという技です。単に側方へ打つ技だと考えず、多方向へ力を発揮させる稽古と捉えてください。手を置きに行くだけの人を多数見かけますが如何に頭部の高さへ力を発揮するかで差が生まれます。慣れてくると腰の捻転を徐々に小さくしていきます。

側頭部か顔面か。これが未だにはっきりしませんが尼崎支部では昔から側頭部で通しております。問題は打つ箇所ではなく如何にその状況で側方へ力を込められるかだと私は考えておりますのでどちらでも可だと思いますし両方出来ていれば尚良し。





.