遂にきた

一人っ子ゆえ甘えて育ってきた我が息子。余り甘やかしている積もりはありませんが事実可愛くて仕方ありません(笑)

入学した当初から五年生で実施される自然学校が嫌で嫌で、「四年生で卒業する」と言っていたほどです。早いものでもう五年生になりその時が来てしまいました。根性は変わっていません(笑)

私は３人兄妹の一番上で、３歳の頃に引っ越し先の徳島から神戸に帰りたくて親を説得し一人船に乗って帰った事があります。隣の席のオッチャンに魚が跳ねたや何やずっと話しかけていた記憶があります。私は５歳ぐらいの頃かと思っていましたが幼稚園入る前の３歳だと。時代ですね。周りの大人が信用、信頼出来ていたのかな。一人で何処か知らない遠いとこへ自転車で探検するのが好きでした。

私は同じ五年生の時に母にどえらく叱られて泣いたのを情けないと笑われた時に二度と泣くまいと決意したのを憶えていますが、息子は目に蛇口付いてまんのかってぐらい直ぐ泣くし行動も遅い(苦笑)先週からは気にしすぎて余り体調も良くありませんでした。お腹痛いとか熱っぽいとか。

しかしやらねばならん時はやらねばならん。ジェンダーフリーだなんだ戯言が飛び交う現代でもお前は男に生まれた者として男でなくてはならんのだ。

ぶつぶつ言いながら前夜の荷物詰め。

しかし何でこんなに荷物が要るんだ。衣類が冬用なのもあってデカいリュックにも入りきらん！ぬる過ぎるぞ学校教育！！向こうで冷たい水つこて洗濯板で洗濯なり何なりさせるのも大事なんじゃないのかね。靴が汚れた時のための上靴やと？汚れて濡れたまま履いとけそんなもん！予備から何から万全に用意して自然の中へと言われてもこれでは自然ではなく不自然極まりなし。帰って来た時の洗濯量えげつのおまっせコレ。
幼稚園児じゃあるまいに全部に名前書かせて。んなもん無くなっただ盗られただでぶつからせたら宜しいがな。なぜ未然に防いで綺麗に終わらせようとするのか。ほんで140〜150のすぐ使わなくなるサイズに名前書いたら譲ったりしにくいのよ。何なら倍出すから全部宿泊施設に置いといてくださいや。

こんな感じで私の方が段々苛々してきました(苦笑)
結局私が全体重をかけて押し込んで準備完了。背負ってみたらめっちゃ重いみたいです。

こう見たら顔も変わってきたのね。

本当に初めて親から離れるので寝る準備が整っても不安なのか中々寝間に行かない息子(笑)しかし少し経って覗いたらグッスリ寝ておりました。
今朝はいつもより早く起きてパパッと用意してホットコーヒーを飲みながら「じゃあ、まあ楽しんでくるわー」と肚を括ったようでした。

いってらっしゃい。

私は今大学以来の一人暮らし1日目の夜であります。この２〜３日はイベントやこれの準備でバタバタしていたので部屋も掃除出来てなかったり、畳まれていない洗濯物が山盛り溜まっていたり、またパンクしたバイクの修理に行かなくてはならなかったりでしたが、買物に行ってしっかり掃除してご飯も作り、洗い物を終えても時間が余ってしまいました。何をしたい訳でもなくこれをダラダラ綴っておるわけです。

結局のところ一番寂しいのは私なのかな(苦笑)
はてさて彼は強くなって帰ってくるでしょうか。




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武活

今日は武活。私は息子と明日の準備がある為出られませんが朝は特別編？としてマスターズの組手試合と演武をするので手伝いに行きました。地主先輩も来てくださいました。ありがとう御座います。

熱い試合と演武。
松井先生の想いが詰まった内容だったのではないでしょうか。笑いあり、熱あり、涙あり。

昨日足を負傷してしまい、歩くのも侭ならん状態ですが道着に袖を通すとあら不思議。なんとなく歩きやすくなる気がします。痛いですけどね。なんとか作田先生の演武と試合の審判でビッコ引かずに切り抜ける事が出来ました。道着が、と言うよりは皆さんの熱い思いに当てられたのかもしれません。






フルコンタクト、というジャンルでも向き合い方次第で年齢を問わない良い武道となれるのです。

昨夜は遅くまで宴会があったにもかかわらず多くの方が応援してくださいました。こうして縁が広がり和してゆくのが武道の本懐の一つですね。

ありがとうございました！



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武術祭

本日は武活でお世話になっているレノンリー先生主催の武術祭に今年も松井先生とお招き頂き演武&食事会でした。

演武は上手いこといったのですが、いつもより高く飛び上がったのか着地時に左の踵をしこたま痛めてしまいました。

撮っていただいたムービーを確認したらこの瞬間ですねー。

絨毯の下はコンクリですからね。上手くいったのが仇になることもあるとはこれまた技の妙でございます。

リー先生が撮ってくれましたが右足荷重で変な姿勢になってますね。痛い…。

オープニングの一コマでの演武でしたのでこの後は明後日から始まる息子の自然学校の最終調達で少し席を外させてもらいましたが、BLACK FRIDAYな三宮の人混みの中をこの足とアバラで歩くのは拷問。オヤツに名店『吉兵衛』で休憩です。

若い頃よく来ましたが彼此十数年振り。今では西宮にも店舗がありますね。混雑時にマスターが素手でカツを油から摘み出してザクザク切っていた姿が印象的でした。

マクドがええのにと言ってた息子もほれみたことか。止まらん味や！と掻き込みます(笑)また明日来よっか？ですって。

その後調達も終え武術祭を鑑賞。私が幼少期に憧れた姿が沢山そこにありました。ジャッキーの弟子になりたいと思っていた少年時代。もし引っ越さずに神戸に住み続けていたらカンフー教室を探して習っていたのかもしれませんね。興味を持ち始めた当時は松山にいたのですがカンフー教室などなく、父が借りてきた『ドラゴンへの道』を見せられ、ジャッキーの先輩であるブルースリーは空手をしていたと言われ偶然算盤教室の隣で空手をしていたのもあり習い始めたのでした。今思えばブルースが空手やってたというのは空手バカ一代情報ですね(笑)
築いてくださったのは松井先生ですが、こうして今中国武術の人と交流があるのを不思議に思います。

大会の後は食事会。

去年もオープニングを飾った獅子舞が登場。

演武はこの楽団の生演奏をバックにさせていただきました。感激です。

席に近づいてきたのに若干慄く息子。

大会オープニングで見た時はジャッキーのあれや！と写真撮ってたのに。

そして食べられました(笑)

良いことあるといいね。

明日の武活と負傷もあるのでアルコールは入れず、我ながら健全な食事会で御座いました。皆さま長丁場お疲れ様でした。そしてありがとうございました。明日も宜しくお願い致しますm(_ _)m




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アバラバラバラ

昨日は尼崎支部で久しぶりに金曜クラスを指導をしたのですが、そこでリックと組手をした時に肋骨を持っていかれてしまいました。

膝蹴りを掬っちゃ投げ掬っちゃ投げしていたのですが一つタイミングを誤り、左の肋骨が全部持ち上がりました(苦笑)そこで六番か七番がペキッと鳴ったので嗚呼折れたかなあと。幸いヒビで済んでいそうですが組手を終えてから右の十一番十二番も逝ってることに気付き。

タイミングがバッチリ合えば20cm、20kgの体格差でも転ばすことが出来ますがコンマ何秒かの誤差で地獄へ真っ逆さまで御座います。何度かそれで折っていますが老いて弟子から学ぶことも多いのです。

終盤は私から壁まで追い込んで打ち合いをし、攻めきれなかった自分にリックは首を傾げていましたが実際本気でやればもうリックら若い世代に敵う気はしておりません。もう１Ｒと言われたら無理ですしあの膝蹴りは技有りですからね。しかし彼らはまだ自分達は勝てないと思っているのか本気で襲い掛かってくるのでオッサンらは大変です(笑)私など今となっては組手を如何にしないかを考えていて年に一度ちゃんとするかどうかですのに。その点、先日黒帯を巻いた択実は最近その辺を心得ているのかなと思います。私どもに手加減出来る優しさがあります(笑)相手によって形を変える、それが強さの形なのかなとも思います。

私は今丁度リックの２倍の年齢。そして道場には３倍近くの人も居ます。今10〜20代の彼らが我々の年代になった時、彼らが10〜20代を相手する事で我々がどれだけ頑張っていたかも分かる事でしょう。

あー、アバラ痛え。




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届かん

声を出さない子率が増えていますね。
先日の少年部審査で昇段を目指す者があそこまで声を出さないのには逆に感心しましたが、正直彼らの心理と言いますか神経が解りません。

性格として内向的というのは確かにあるでしょう。
だからといって無礼を働いて良い理由にはなりません。相手在っての事ですから。武道に身を置く者として相手に粗相が有ってはならんでしょうに。ボソボソゴニョゴニョ言ってたんでは失礼極まりなし。個人個人の性格なんて他人には関係の無い事です。

なぜそれで黒帯が欲しいとか成れるとか思ったのか。
車の運転していても居ますよね。最近増えています、ウインカー出さないカスドライバーが。これと同じです。自分が分かってさえいたらそれで良いと謂う考え方。合図は周りの為にするという原則が欠落しています。どこまでも自分を優先する姿勢。クラクション鳴らすのは一丁前に早い。

声も合図も相手に届かないと意味がありません。
恥ずかしいってそういう性根を改善する為に空手道場に来たんじゃないの？帯が上がる事で余計恥ずかしい人間になってやせんかね。

声と音は違います。
音に意思はありません。人から発せられる文言が単なる音である時、相手方は胡散臭さや信用の出来なさを感じ取ります。我々がマニュアル対応に抱く気持ち悪さによく似ているのではないでしょうか。あるいは政治家の演説とか？

今日の一般部でも声を全然出さない中学生にこのような話をマイルドに伝えたのです。少し涙目になっていたので改善されるかなと思いましたが帰り際の「押忍」は全然聞こえず、ドアの閉まる音だけが響いておりました(苦笑)鏡に自分以外が映った時に何か変わるのかもしれませんが、長引けば長引くほどあ周りの人が鏡に映してくれなくなるかもしれません。

声は届けてなんぼです。
点と点が線に成って、線が増えやがて円(縁)に成り円満へ。そしたら敵が居なくなってオレ最強。というのが私の武道観の根幹です。その第一歩が意思のある声を出せるかどうかにあります。体の強さなど副産物に過ぎません。恥ずかしい人間にならない為にも今の間に小さなプライドと恥ずかしさを超えておくべきでしょうな。




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