未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

矜恃

2020-07-28 23:56:00 | 雑感
代変わりし、見事に不安な予感が的中した東支部。あまりの覇気の無さに少々頭を抱えております。


子供の雰囲気もこの十年余でさえ随分変わってきましたが此処に来てズドンと下がった感じを受けているのが正直なところです。両支部ともそうですが特に東支部は顕著ですね。


何を目的に通っているのか見えてない子が多いのではないか、というのが私の思うところです。ただ意思なく通わされ帯を漠然と上げているだけという印象を受けます。


矜恃とか哲学、というと子供にそんなものは中々芽生えんでしょうが考えというのが見えません。私の頃でしたら大体の男児が「世界一強くなる!」みたいな大人からしたら馬鹿げた夢?希望?を持っていたのですが現代っ子は妙に現実的。単に黒帯という事実が欲しいだけなのかなと。黒帯の中身は関係なくガワだけを求めているような。


私も一人の子の親として接し方を振り返ってみましたが、例えばどうでしょう。我々親自身が現実的な発言を繰り返しているとか。若しくは飴を与え過ぎて他人の飴を甘いと感じなかったり鞭をギロチン台と感じてしまっている可能性もあるのかなと思ったり。


つい昨日、学校の懇談会があり担任の先生と話していたのですが最近の子の多くは頑張り方を知らないのです。変に個人を尊重しているきらいがあります。個人を尊重しているようでいて実は色で表したら全員同じ燻んだ色をしているんじゃないのか?と。


我々の世代ならまだしも正味な話、今の時代に空手なんてそのままで使い道なんてありません。競技でしかそのままの形で評価を得ることはありません。


役に立てようと思わないと全く役に立たないのが武道です。いや勉強でもなんでもそうですね。喧嘩が強くてヒーローになる時代ではないというのは鈍感な私にもわかります。現実という壁は置いておいて習い事を通じてどうあってほしいのかを家庭で話し合うのも大事なのかなと思ったりします。




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丹後小旅行

2020-07-24 23:51:00 | 旅行
息子が勝手に認定した「海の日は伊根」に則り今年も丹後へ。今回は一泊して日本海を巡るドライブです。


1日目。午前9時ごろに出発し豊岡へ。昼過ぎに竹野海岸到着。
ガリガリやな(笑)


生憎の空模様ですが降らなかっただけ良かったのかな?晴れているとかなり蒼い海です。いつか晴れた日に再訪したいですね。


海水浴には気温が低めだったので泳いでは震えて埋まり…を5回ほど繰り返しておりました(笑)


飽きるまで付き合ってから次は夕陽の名所である夕日ヶ浦海岸へ。
自称最強晴れ女は伊達ではなく着くや見事に陽が差しました。曰く、太陽が追いかけてくんねん。だそうです(笑)けどこれまでも確かに目的地に着いたら止む不思議。


しかし夕陽までには時間がありすぎので夕陽を拝まずして宿へ。チェックインしてから焼肉へ。
此処が超当たりでした。七輪というお店。黒毛和牛であのリーズナブルさ。また来たいなあ。


あしぎぬ温泉という変わったスーパー銭湯で焼肉臭を流してから宿へ。ずっと共有トイレでペーパーをカラカラ回す音が鳴っていたのに戦慄が走りましたが聞かなかったことにして持ってきた酒を飲み尽くし就寝。なんだったんでしょうねアレは…古い民宿なんで雰囲気出過ぎです。


2日目。
経ヶ岬周辺の絶景と猿の群れを眺めながら息子待望の伊根の舟屋へ。何度目でしょう(笑)しかし今回は彼女の希望で海上タクシーに乗ることに。
海から見る舟屋は全然違いました。今まで随分損してたなあ。


別で体験しようと考えていたカモメのエサやりも付いてました。


これはラッキー。話も上手でとても楽しい30分(多分40分になってますが)でした。マリネ号はお勧めです。


そして油屋の海鮮丼。
美味すぎる。そして食べている時に大雨が。恐るべし晴れ女のチカラ。


その後QUEENを2人で熱唱しつつ道の駅に寄りながら東向日の麒麟園を目指し、お腹が空いてない中坦々麺と麻婆豆腐を食べ。
この後天一本店でこってりと土手焼を食べる予定でしたが満腹すぎて却下。


父子家庭となっておよそ1年。破綻から数えると6年ですから口には出しませんが息子はこれまで随分寂しい思いをしてきた事と思います。今回の3人旅はとても嬉しそうで、良かったと思う反面やはり親の都合で振り回すことになってしまった彼の小学生時代を反省することもあり…。まだ始まって間もないので先は分かりませんがこうして私にも良い人ができ、息子のことも本当に大事にしてくれる人ですのでいつか本当の家族となれればなと思うのでありました。



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ついに審査会

2020-07-17 23:28:00 | 審査会
コロナ禍により延びに延びた審査会ですが漸く執り行うことができました。

練習量が満足に取れない中、特に上のクラスはよく出来ていたと思います。

中でも昇段に臨んだ2名、昊徳と凌希。互いに兄や姉も習っていた関係で赤子の時から知ってますしうちの子とも同級生。小さい頃道場で戯れていたこともありました(笑)そんな個人的な感情を入れてはいけないのかもしれませんが、2人の創作形を仕上げてきた姿を見た時は危うく涙が出そうになりました。さすが昇段に臨む茶帯だけある技のキレだったのでは。


ただ、総評として思うのは審査会や試合のために稽古があるのではないよということ。今回の出来を毎日出せる稽古をしてこそ。ここ数年ただ言われたことを淡々と無難にこなすだけの子が増えてきたので、審査会の頑張りを見ると辛くもあり(苦笑)

私個人の信条は「それ自身でなくなる為に」です。それを子供らに伝えるのは難しいのですが、答えのわかってるものの為に簡素な事を雑に繰り返し本番だけ本気でやることに意味を求めて欲しくないかなと思っております。

ここ5年程の間で熱の入りにくい子が急激に増えてきましたが、与えられたことを無難に作業としてするのではなく考えることをやめず取り組んでほしいのです。それはただ空手というものにぶら下がってるだけの状態。

何級とったとか何位になったとか。
それは一体何と比べてどないやねん、というあやふやな、名詞としてだけ機能するものに沿っていくのではなく自分の中に何が残るか。特に東支部の子は今回注意点のある子が多数でましたしそれを強く思うのです。

松井先生のよく言う「帯の価値」。
それがどういう事なのか考えてみましょう。
飾りではなく自負や覚悟の色であってほしいです。



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ブルーレイ化

2020-07-02 00:03:00 | 日記
少年部の指導を終え、今月の連休に行く小旅行のため道場前のレンタカー屋さんで配車予約をして道場隣のローソンに寄りレジで並んでいると前の人が振り返り「ミヨシ先生!」と言うので一瞬フリーズ。


脳が再起動して目の前の人物がシステマ西宮の後藤先生だと認識しましたが、何でココに?と再度フリーズ。


道場に行ったけど誰もおらず引き返そうとしていたところらしく(大変申し訳ありませんでした)、「良かった、こんなことあるんですね〜」と持っていた物を手渡されたのですがなんと以前大根エキストラとして出演させていただいた『おばはんドラゴン』のブルーレイディスク×4。
最初どこかに出回っている私のグレートジャーニーのDVDたちが回り回って返ってきたのかと思いました(笑)


噂でDVDになるとは聞いておりましたが本当に手元に届くとは!田中監督ありがとうございます!!そっと家宝に致します。



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