未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

男児厨房へ入る

2019-08-31 19:09:31 | 日記
故有って此処数ヶ月息子と2人で暮らしておるのですが、こんな仕事ですから外食が増え夏休みも相俟って食費が嵩んで仕方ないので出来るだけ作ろうかという考えに漸く切り替わりました。

時短出来るに越したことはないのでいつ事切れてもおかしくないレンジを捨て、悩んでいたヘルシオを購入。

先行投資って事で。前年度モデルということで半額で御座いました。

試しに息子が最近ハマっている鮭を焼いてみたら焦げずに柔らかく焼けました。電気代それなりにするんでしょうがリビングは余り魚臭くならないしこれはいい。時間がある程度決まってるので目を離してられるのが有難や。いつも焦げるばかりで中に火の通らなかったスペアリブもしっかり柔らかく仕上がりましたしブリカマも最高でした。合間に風呂にだって入れます。

これは焼豚いけるなと思い母にレシピを聞き、昔貪り食った味の再現に挑戦。母がまだ結婚したてで料理もよく出来ない頃に買ったレシピ本にあったものらしく私たち兄弟の中ではそれが母の味。学生時代にはアルバイトで料理をしていたので家でもあれこれ聞いては作ったのですがメモをいつも無くしてしまうのでメモ代わりに記しておきたいと思います。


用意するものは豚バラブロック。息子は脂が食べられないのでヘレブロックです。

偶にブロック安い時に買っておかねばなあ。

それを
《醤油大3 酒大2 砂糖大1 味噌大1 胡椒適量 ネギのみじん切り ショウが汁小1 》
の中に浸けます。今回は二本なのでこの倍量で。計量スプーンも調達せねば…砂糖と味噌は感覚になりました。

前回の帰省でニンニクを大量に買って帰ったものの全然減らんのでこいつも微塵切りにして投入。

琴平の方の産直だとドカ盛りで千円しません。

一晩浸けます。

砂糖と味噌が悪さしませんように。

一晩浸けたら取り出して焼きます。

匂いは記憶のと整合しております。

ヘルシオにイン。

ウォーターオーブンで45分程焼いてみました。

その間に浸けダレを煮詰め、とろみが出たら肉をぶち込み絡めながら焼きます。


香りでご飯いけそうです。

完成。色合いはちょっとアレですが(笑)

タレはもうすこし多くても良かったかな。

息子絶賛。

肉はあまり好んで食べず、特に豚肉は苦手でラーメンのチャーシューは必ず私に渡してくる息子ですが一本ペロっと完食してくれました。

しかしこれは酒が進み過ぎるなあ。
仕事柄毎日とはいかないまでも出来るだけ作ってあげて息子にも教えていかんとなと思います。

ホットケーキだけはよく焼きます。女子か(笑)




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夏の終わりに

2019-08-31 01:36:56 | 日記
私、サーフィンに興味はありませんがこの映画が大好きです。

実在した伝説のサーファー《ジェイ・モリアリティ》のお話。

何年か前にふと新作レンタルで手に取ったのを借りて、返却後にセル版を買いに行きました。
今日久しぶりに見てみたらやはり面白い。

スポーツノンフィクションはいいですねえ。
『世界最速のインディアン』も何度も見てしまいます。
きっかけは中学時分に英語の授業で見た『クールランニング』なのかなと思います。最近では『ボルグ/マッケンロー』も良かったですし、『ダンサー セルゲイポルーニン』も最高でした。全部スポーツとして全然興味はないのですがね(笑)

恐怖心と向き合う在り方。生き方。
夏の終わりに如何でしょう。




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西讃

2019-08-18 23:43:44 | 日記
私の父は讃岐出身です。その中でも西の端の大野原町(現 観音寺市)というハイパーど田舎。日本一狭い香川県ですが東と西で随分風土も違います。端は総じて人間の灰汁が強い(笑)真ん中?の高松は運転マナーが最悪です。そして田圃がどんどん減っています。

それはさておき。
狭いなりに見所の多いところです。西讃は海が綺麗。


一緒に溶けてなくなりたい。

だれも居ない香川一番西の浜。

シーグラスだらけ。蟹がでかい。

立入禁止っぽい厳かな雰囲気。

更に蟹がでかい。

一ノ宮。


鳥の大群は圧巻。

父母ヶ浜が有名になり、あの狭い浜に人がバンバン人が入ってますがまだまだ沢山綺麗な浜があります。自然が多い分虫たちも活動が盛んですが(笑)

歩けば湧き出ずるフナムシたち。

川やダムも綺麗。今回初日に訪れた鮎返りの滝。

鮎はいません。しかしなぜ私は虻に狙われるのだろう。

何もないようで何でもあるのが田舎。
何故なら人間も自然の一つであり自分の中にあるそれを突きつけられる感じです。足りないものが何もないと言いますか。

人間関係みたいに一々約束しなくてもそこにあるのが良いですよねえ。機会があれば是非一度大潮の干潮と夕陽をその目でご覧になってください。




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ハチ

2019-08-18 18:18:36 | 日記
今回、香川では蜂によく襲われました。ここのところ何だか蜂が増えてませんか?

明け方にフェリーで高松なんちゃら港に着き、そこから1時間半掛かるとはいえあまり早くに行っても迷惑だろうと屋島にある景色の良い砲台跡【長崎ノ鼻】で朝焼けでも見ようと向かいました。

途中寄ったセブイレのアイスコーヒー。氷のサイズ的にも飲みにくくて仕方ない。悪いこと言わん、やめなはれ。

私が居た頃は県内に一軒もありませんでした。大学を出たあとぐらいですかね。

道がよく分からんので行き過ぎてしまいました。
ええ感じ。

引き返して到着。
しかし階段を下りていると息子が一人でパニックになっております。なんやねんと思ったら蜂に威嚇&アタックされてました(O_O)取り敢えずダッシュで下りて離れると何処かへ飛んで行きましたので少し落ち着くことに。しかしシーグラスでも集めよかと海岸をみると蜂が飛び回っておるのです。

蜂の朝は早いのね。

これは朝焼けどころじゃないと階段を上がりバイクに着くとまた襲撃を受けます。バイクの周りを飛ばれたんじゃどないもならん…黒い服が仇となり狙われる息子を先に走らせてバイクに飛び乗り少し先で息子を乗せ脱出。
散々な到着劇。数年前の同時期には蜂は居ませんでしたから油断しておりました。

二回目は実家にて。
庭の手入れをしていた父が蜂に刺されたと言って戻ってきました。革手袋の上から刺されたのですが手が震えています。外に置いてある使われてないネコ小屋を掃除しようと手を入れたら激痛が走ったようで中を確認すると巣が出来てます。

父、取り敢えず病院へ。
帰りに殺虫剤を買ってきたのですが、「アナフィラキシーで死んでもかなんからお前がやれ」と。

当方、半袖&ハーフパンツ。

数メートル先から噴射すると物凄い勢いで煙が出て一瞬で旧猫小屋を包みます。何匹か逃げて行きましたがそいつらがリベンジに来てはタマランので一旦屋内へ避難。
様子を伺っていると痺れを切らした父が儂がやると留めに至近距離から数秒噴射。

死滅。地面に落ちてるの合わせて20匹ぐらいですかね。それだけいて全然気付かないとは。

中にあった巣。

思ってたよりまあまあ大きいですがこれぐらいの内に対処出来て良かった良かった。にしてもあのスプレーの威力ときたら無慈悲至極であります。山に登る時は携えて行こうと思いました。

その前に泳ぎに行った滝でまたも虻に追い回されましたが何故他にも人はいるのに私だけいつも狙われるのでしょう。
ここから滝に行こうとした直後。納得いきません。

三回目は息子を連れて三埼灯台という所へ連れて行こうとした先で。詫間の辺りの海岸を望みながらバイクを走らせること1時間半。

綺麗な海岸に着いたのです。おそらく香川最西端の浜ですな。

人もおらず水も綺麗。シーグラスだらけなので自由研究失敗の際の保険として工作用に採取する事に。

すぐこんだけ集まりました。

レアカラーもちょいちょいあります。

オレンジは初めてみましたがこいつはまだ育っておらぬ。

そういえば最近細かいプラスチックゴミが海洋生物から検出みたいなニュースをよく見聞きしますがガラスは大丈夫なんかいな?

それはさておき、神社前にバイクを停めて灯台を目指そうとするや蜂に襲撃されました(゚д゚lll)

この前に大木があり上の方に巣があるようです。

1.6km先まで歩く中でまだまだ蜂もいるだろうし、なんか神社隣の民家の庭でネコ死んで放置されてるし…何より人の気配がない。ということで蜂プラスそんな僻地独特の薄気味悪さもあり止まぬ蜂のアタックを交わしつつバイクに乗りそのまま退散。

何しに来たんだか。
にしても田舎は虫が生き生きしてますな。昔、私たち兄弟が壁にとまったスズメバチに慄いていると祖母が「なんじゃこんなもんで」と意にも介さず素手の掌底で壁とサンドイッチして潰した光景が忘れられません。

人はこの逞しい田舎の虫より更に逞しく。
蜂と神さま、は好きやけど蜂は嫌いです。向こうはもっと嫌いでしょうけど。
しかし蜂にはお気を付けください。自然の多い場所で黒い服装は控えましょう。





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フィスカース《Fiskars X27》レビュー

2019-08-18 18:13:09 | 日記
今回帰省するのを楽しみにしておりました。父の誕生日と父の日が重なったので新しい斧をプレゼントしておりましたので。

やっぱり使わずに置いてある父の可愛らしい部分(笑)

そして割り甲斐ありそうな丸太の山。


…無理やな

という事でいざ実践。

今までの和斧よりは入りが良いです。

これがいつものやつです。

フィスカースの方が長いですが軽いです。そして強い。和斧がかなりの年季物なんで初期の斬れ味は分かりませんが。

取っ手のあるカバーが個人的に好き。

壁掛け出来るのはいいですねえ。


レビューをみていると〔斬れ味は抜群だが170cmの身長に対して長かったかもしれない〕というものが何件かあったのでそこが少し不安でしたが私には丁度良い長さでした。

当方165cm 70kg。多少筋肉質なら問題ないと思います。寧ろもっと重たくていいかなと。

乾いた木ならば和斧で数撃掛かっていたのが一撃で屠れます。しかし硬い木は和斧も洋斧も関係なしです。

対カイヅカイブキ。

一体何度一つの太刀を撃たせるのか。

手の内(握り方)もクソもありません。又のあるタイプはチェンソーしかあるまい。

それでも一矢報いんと前回和斧で諦めていた大ボスに挑戦。


数十発から数えるのはやめましたが握力が無くなる頃に半分ぐらいまで通りました。



【結果】
効率はアップするが硬い木が割れる訳ではない。硬いのはチェンソーでどうぞ。
スパスパ割れるとリズムも良くなるので購入を迷っていたら買いでいいかと。2万しても文句無いレベル。ただし和斧には戻れないかも?



さて、観音寺市は台風下でも無風、雨もパラつく程度だったので仁淀川キャンプをキャンセルした分薪を割っておりました。

おかげで最近再発した肩の痛みが緩和されました。やはり動かすのは大事なんですね。構えやフォームが次第に堂に入っていき始めると動きが少なくなるので結果として弱るんであります。

痛くても動けるのですが痛くないに越した事はありません。大きな動きを忘れてはいかんのでありましょう。





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