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祖谷渓挽歌(いやだに・ばんか)~藍 友紀(あい・みゆき)著

「2007年自費出版文化賞」大賞受賞作品の紹介およびその周辺事情など。

5-23-3(汚染水)

2011-05-23 18:10:45 | Weblog
高濃度汚染水の移送先、あと4日で満杯に
読売新聞 5月23日(月)14時46分配信

 東京電力は23日、福島第一原子力発電所で、2号機と3号機のタービン建屋などから高濃度汚染水を受け入れている集中廃棄物処理施設があと4日前後で満杯になると発表した。
東電は、各タービン建屋に空き容量ができたため、汚染水の浄化装置が6月中旬に稼働するまでの約2週間、汚染水が外部に漏れる恐れはないとしている。

 これまでに、2号機からは同施設の「プロセス主建屋」に約8700トンを移送した。現在の毎時12トンで移送を続けると、4~5日で受け入れ容量の1万トンに達する。3号機からは「雑固体廃棄物減容処理建屋」へ毎時20トンの割合で計約2700トンを移送。上限の4000トンまで残り3日程度だ。

 一方、18日に2号機原子炉建屋内で作業員が採取した空気中の放射性物質の分析結果も発表した。ヨウ素131が1立方センチ・メートルあたり0・024ベクレルで、作業時には引き続き、空気ボンベなどの重装備が必要な水準だ。 .最終更新:5月23日(月)14時46分

経団連会長が発送電分離に否定的見解、「動機が不純」と苦言
ロイター 5月23日(月)18時34分配信


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 5月23日、日本経団連の米倉会長は、電力会社の発送電分離に否定的見解を示した。昨年11月撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 23日 ロイター] 日本経団連の米倉弘昌会長(住友化学<4005.T>会長)は23日の記者会見で、東京電力<9501.T>福島第1原子力発電所の事故を契機としたエネルギー政策の見直しで、菅直人首相が今月、電力会社の事業形態を発電と送電に分ける「発送電分離」の議論が必要と発言したことについて、「動機が(原発事故の)賠償問題にからみ不純だと思う」と指摘した。

 米倉会長は「こうした時には極端な自由化を主張する人が出るが、それが正しいかどうか」などと述べ、発送電分離に否定的な考えを示した。 

 菅首相は今月18日の会見で、「日本でも、地域独占でない通信事業が生まれている」と指摘し、電力会社の経営形態について「そういうあり方も含めて議論する段階が来る」と述べ、発送電分離を議論の対象にすべきとの認識を示した。

 東電の次期社長に決まった西沢俊夫常務は20日の記者会見で、発送電分離の議論が浮上していることについて、「主張すべきはしていく」と述べ、従来通り反対していく姿勢を示唆した。米倉会長は会見で、「中長期的に供給能力が十分に(需要と)バランスしていくのかどうか、そうしたことから考えるべき」と述べ、電力業界の主張に同調した。 

 発送電分離は2000年代前半に経済産業省で議論されたが、電力業界の猛反発もあり実施には至らなかった。ただ、従来から経産省の中には、地域独占による供給体制を抜本的に見直し、発送電分離による電力市場の完全自由化を導入すべきと主張する意見がある。

(ロイターニュース、浜田健太郎)

 * どちらが不純かは、見解のわかれる所。

5-23-3

2011-05-23 18:09:43 | Weblog
高濃度汚染水の移送先、あと4日で満杯に
読売新聞 5月23日(月)14時46分配信

 東京電力は23日、福島第一原子力発電所で、2号機と3号機のタービン建屋などから高濃度汚染水を受け入れている集中廃棄物処理施設があと4日前後で満杯になると発表した。
東電は、各タービン建屋に空き容量ができたため、汚染水の浄化装置が6月中旬に稼働するまでの約2週間、汚染水が外部に漏れる恐れはないとしている。

 これまでに、2号機からは同施設の「プロセス主建屋」に約8700トンを移送した。現在の毎時12トンで移送を続けると、4~5日で受け入れ容量の1万トンに達する。3号機からは「雑固体廃棄物減容処理建屋」へ毎時20トンの割合で計約2700トンを移送。上限の4000トンまで残り3日程度だ。

 一方、18日に2号機原子炉建屋内で作業員が採取した空気中の放射性物質の分析結果も発表した。ヨウ素131が1立方センチ・メートルあたり0・024ベクレルで、作業時には引き続き、空気ボンベなどの重装備が必要な水準だ。 .最終更新:5月23日(月)14時46分


5-23-3

2011-05-23 18:09:43 | Weblog
高濃度汚染水の移送先、あと4日で満杯に
読売新聞 5月23日(月)14時46分配信

 東京電力は23日、福島第一原子力発電所で、2号機と3号機のタービン建屋などから高濃度汚染水を受け入れている集中廃棄物処理施設があと4日前後で満杯になると発表した。
東電は、各タービン建屋に空き容量ができたため、汚染水の浄化装置が6月中旬に稼働するまでの約2週間、汚染水が外部に漏れる恐れはないとしている。

 これまでに、2号機からは同施設の「プロセス主建屋」に約8700トンを移送した。現在の毎時12トンで移送を続けると、4~5日で受け入れ容量の1万トンに達する。3号機からは「雑固体廃棄物減容処理建屋」へ毎時20トンの割合で計約2700トンを移送。上限の4000トンまで残り3日程度だ。

 一方、18日に2号機原子炉建屋内で作業員が採取した空気中の放射性物質の分析結果も発表した。ヨウ素131が1立方センチ・メートルあたり0・024ベクレルで、作業時には引き続き、空気ボンベなどの重装備が必要な水準だ。 .最終更新:5月23日(月)14時46分


5-23「植草ブログより」

2011-05-23 02:04:41 | Weblog
植草一秀の『知られざる真実』
マスコミの伝えない政治・社会・株式の真実・真相・深層を植草一秀が斬る
« 米国対日支配戦略一環報ステG.カーティス氏出演 | トップページ

2011年5月22日 (日)
SPEEDI情報隠蔽、そして降雨が重大な意味を持った
東電福島第一原発の放射能放出事故は国際原子力評価尺度で、人類史上最悪レベルのレベル7に区分された。大量の放射性物質が原発から外部放出された。
 
 大量の放射性物質が外部放出されたのは、原発におけるベント実施と三度の爆発によるところが大きいと考えられる。
 
 各原子炉におけるベント実施と三度の爆発のタイミングは以下の通りだ。
 
3月12日14時30分 1号機でベント実施
     14時29分 1号機付近で1015μSv/h
     15時36分 1号機が水素爆発
     15時40分 1号機付近で860μSv/h
3月13日 9時20分 3号機でベント実施
3月14日11時1分  3号機が水素爆発
     21時37分 正門付近の放射線量が3130μSv/h
3月15日 0時    2号機でベント実施
      6時10分 2号機で爆発音
      6時14分 4号機で爆発音
      8時31分 正門付近の放射線量が8217μSv/h
 
 これらのベント実施および原子炉爆発により、大量の放射性物質が原発から外部に放出されたと考えられる。
 
 原発からの放射性物質放出による被曝被害を回避するためには、これらの措置や事故が発生した時点での風向、風力、天候を正確に把握して、被曝回避措置をとることが極めて重要であったと考えられる。
 
 原子力の専門家は、この重要性を事前に完全に把握しており、そのための情報開示システムが用意されてきた。これが「SPEEDI」である。
 
「SPEEDI」は「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」の略称で、緊急事態が発生した際に、気象観測情報、アメダス情報と放出核種、放出量等の情報を入れることにより、六時間先までの希ガスによる外部被曝線量や甲状腺等価線量などをシミュレーションすることができるものである。
 
 この情報が直ちに開示されていれば、近隣住民の被曝回避のための的確な行動が誘導されたことは間違いない。
 
 この情報を隠蔽した政府の責任は果てしなく大きい。
 
 放射性物質の飛散は、第一に原発所在地の風向に依存する。
 現在、文部科学省サイトで公開されている
「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)等による計算結果」
には、3月12日から3月15日にかけてのSPEEDIによる計算結果が掲載されている。
 
 これを見ると、
3月12日 原発の北北東地域
3月13日 海上地域
3月14日 原発の南西地域
3月15日 原発の北西地域
への飛散が多量であったことがわかる。
 
 この放射能汚染地域、および時間帯を把握していれば、被曝を回避する的確な行動が取られたであろうことは間違いない。
 
 原発の放出した放射性物質の量は、これらのベント実施、および原子炉爆発時が著しく多かったと考えられる。



その後の各地点での放射線量の数値において、一貫して高い数値を記録し続けたのが、原発の北西地域である。本ブログでもこの点を再三にわたり指摘してきた。
 
 結局、多大な時間が経過したのち、20キロ圏の外側にある飯館村などの北西地域が計画避難地域に指定され、避難措置が取られることになった。
 
 これらの原発の北西地域の放射線量が高水準で推移した原因が判明した。これは私自身の解釈によるものであるので、最終的な判断は専門家による分析を待たねばならないが、恐らくこの原因特定は間違っていなのではないかと思われる。
 
 福島原発周辺では、大地震および大津波発生後以降、しばらくの間、降雨がなかった。各種気候情報をみると、震災発生後、初めて降雨があったのが、3月15日の夕刻から夜にかけてであった。
 
 この時間帯に放射性物質が飛散していた地域が、原発の北西部にあたる。
 
 この時間帯に、原発北西部で降雨があった。この結果、放射性物質が雨とともに落下し、原発北西部の土壌に付着した可能性が高い。
 
 降雨のあとは、この原発北西部の土壌にかなり高濃度の放射性物質が付着した可能性が高く、この点についての厳重な警戒が求められたはずである。
 
 原発2号機の爆発では、原子炉圧力抑制室が破損した疑いが持たれている。原子炉圧力抑制室の破損により、格納容器内の高濃度放射性物質が外部放出された可能性が高く、現に3月15日午前に、原発正門付近で8000μSV/hを超える高濃度放射線が観測されている。
 
 3月15日には2号機だけでなく4号機でも爆発があったと考えられている。この事故により放射性物質が大量に外部放出され、これが、南東の風に乗って原発北西地域に飛散した。
 
 このタイミングで原発北西地域に降雨があり、大量の放射性物質が土壌に付着したと考えられるのだ。「中略)
 
 
 強調したいことは、土壌汚染とその後の各地域放射線量に決定的に重要な影響を与えるのが「降雨」にあるという、単純ではあるが極めて重要な事実である。
 
 これらの重要情報が政府からまったく公開されなかった。これらの情報が適正に完全開示されていれば、重大な放射能被曝を相当程度回避できたと考えられるのである。
 
 避難を実施するにしても、避難する方向と地域が大きく変更されていたはずだ。とりわけ、浪江町や飯館村の住民の蒙った被害は甚大であると思われる。
 
 原発事故による放射能影響予測、風向き、そして降雨情報が極めて重要であり、この最重要情報を隠蔽した政府の責任が問われねばならない。


5-23(海水注入中断の1時間)

2011-05-23 01:55:24 | Weblog
震災翌日の原子炉海水注入 首相の一言で1時間中断
配信元:
2011/05/21 01:06更新
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「反日包囲網の正体」祭り!自己保身[菅首相]「海水注入」中断を支持で被害…何時まで民主党の下で苦しむのか!事実を知りたい ???それはないでしょ、細野さん。班目委員長「私は言っていない」全く意味がわからんしかし、ハンパな記事だよな~(困惑)東日本大震災「今さら聞けない!ベクレル…
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記事本文 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1号機に関し、3月12日に東電は原子炉への海水注入を開始したにもかかわらず菅直人首相が「聞いていない」と激怒したとの情報が入り、約1時間中断したことが20日、政界関係者らの話で分かった。

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「東電が廃炉懸念」海水注入遅れたと米…
福島第1原発2号機でも海水注入の準備
記事本文の続き 最近になって1号機は12日午前には全炉心溶融(メルトダウン)していたとみられているが、首相の一言が被害を拡大させたとの見方が出ている。

 政府発表では3月12日午後6時、炉心冷却に向け真水に代え海水を注入するとの「首相指示」が出た。だが、政府筋によると原子力安全委員会の班目春樹委員長が首相に海水注入で再臨界が起きる可能性を指摘、いったん指示を見送った。

 ところが、東電は現場の判断で同7時4分に海水注入を始めた。これを聞いた首相が激怒したとの情報が入った。東電側は首相の意向を受けてから判断すべきだとして、同7時25分に海水注入を停止した。その後海水注入でも再臨界の問題がないことが分かった。同8時20分に再臨界を防ぐホウ酸を混ぜたうえでの注水が再開されたという。

 自民党の安倍晋三元首相は20日付のメールマガジンで「『海水注入の指示』は全くのでっち上げ」と指摘。「首相は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべき」と断じた。これに対し、枝野幸男官房長官は20日夜「安倍氏の発言が偽メール事件にならなければいいが」と牽制(けんせい)。首相周辺も「激怒はしていない。安全を確認しただけだ」と強調した。


* 班目氏が政府発表に「名誉毀損だ」と反発 政府は「再臨界の危険」発言を訂正
産経新聞 5月22日(日)20時47分配信

 内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は22日、東京電力福島第1原子力発電所への海水注入が菅直人首相の発言を契機に中断したとされる問題で、政府・東電統合対策室が「班目氏が首相に『海水注入の場合、再臨界の危険がある』と述べた」と発表したことに反発し、福山哲郎官房副長官に文言の訂正を求めた。政府は班目氏の発言は「そういう(再臨界の)可能性はゼロではない」だったと訂正した。

 班目氏が官邸・東電側の説明の根幹を否定し、政府が追認したことで、政府発表の信憑(しんぴょう)性に疑問符がついた。海水注水がなぜ中断したのかは、明らかにされておらず、首相の発言が事態を悪化させた可能性は残っている。混乱する政府の対応は、23日からの国会審議で問題になりそうだ。

 班目氏は22日、内閣府で記者団に「そんなことを言ったら私の原子力専門家の生命は終わりだ。名誉毀損(きそん)で冗談ではない」と強調。さらに「(真水を)海水に替えたら不純物が混ざるから、むしろ臨界の可能性は下がる」と説明していた。

 一方、細野豪志首相補佐官は22日のフジテレビ「新報道2001」で「『真水から海水に替わるわけだから何か影響はないのかしっかり検討するように』という首相の指示は出た」と述べた上で、海水注入による再臨界の危険性には「班目氏自身がそう言ったと記憶がある」と語っていた。

 枝野幸男官房長官は青森県三沢市で記者団に「東電がやっていることを(政府が)止めたことは一度も承知していない」と政府の指示を否定した。



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