ネットのJNN(TBS系)ニュースは、次のような記事を載せている。(抄録)
「ハローワークの業務が休みとなっている年末年始の間、仕事を失った派遣労働者らを支援する「年越し派遣村」が、東京日比谷に設置されました。・・・およそ100人が新年を迎えることになります。
「派遣切りを許さんぞー!」
31日から、東京の日比谷公園に臨時開設された「年越し派遣村」。派遣労働者の支援団体などが企画したもので、ボランティアら300人以上が開村式に参加しました。
「来年以降、こんな世の中おかしいと、世の中の大きなうねりにしていきたい」(『派遣村』村長・湯浅誠 NPO法人もやい事務局長)
この派遣村では1日3回の炊き出しで200人分の食事も提供され、早速長蛇の列が出来ました。
また、別のテントでは、弁護士が派遣切りにあった人たちへの相談に応じています。
31日午後、訪れた男性(41)は、派遣社員として群馬県内の自動車部品工場で働いていました。しかし今年10月、突然解雇を言い渡されたと言います。
先月中旬、寮を追い出されて以来ネットカフェに宿泊したり、野宿をしたりしながら生活をしてきたと男性は語ります。
「(Q.所持金は今いくら?)5000円切りました。捨てる神あれば、拾う神あり。本当にきょうほど、人の情けが身にしみた日はなかった」(派遣切りにあった男性)
派遣村では、この男性のような住まいを失った労働者のために、寝泊りできる場所も提供しています。1日カップラーメン1個で生活してきたというこの男性は、派遣村で年を越すことになりました。
「麻生総理大臣に言いたい。あなたも1週間、着の身着のままで冬の夜をさまよってみればいい。人並みな生活を・・・、とにかくそれだけです。それ以上は多く望まない」(派遣切りにあった男性)
以上が、ネット・ニュースからの引用である。
「今日ほど人の情けが身にしみたことはなかった」と言う職を失った派遣労働者。彼をして「今日ほど政府の情けが身にしみたことはなかった」と言わせるような政府に変える責任は国民全部にある。遠からず行われる選挙に当たって、そのような政策を実行する政党を選ぶことが大切だと思う。企業や国家が幸せでも一人一人の国民が幸せでない政治は、誠意ある政治、人間の行う政治とは言えない。「庶民の庶民による庶民のための政治」が、今ほど求められている時代はあるまい。
寒空に人の情けの身にしむも
政府の情け何処にありや
このような難民が出ないように企業を管理し、仁徳天皇の故事にあるような政治を行うことこそ、政府の「自己責任」である。彼らの生活支援は一刻の猶予も許さぬ状態だ。彼らには、政府与党自慢の「定額給付金」を、取り合えず支給するのも一つの方法だろう。住民票? 冗談じゃない。彼らから住民票を奪った責任の所在は、どこにあると考えているのか。
少なくとも労働者派遣法は即刻廃止して、労働者本位の(企業本位でない)新しい派遣法に切り替えてはどうか。
企業は たらふく食っている
汝人民 飢えて死ね
式の社会は、もう懲り懲りだ。マスコミは、このように首を切られる非正規労働者が来年3月までに8万5千人に達すると報じている。そうなった時、日本の社会は、果たして今のような安寧秩序を維持して行けるのだろうか。 (宮崎・西原)
「ハローワークの業務が休みとなっている年末年始の間、仕事を失った派遣労働者らを支援する「年越し派遣村」が、東京日比谷に設置されました。・・・およそ100人が新年を迎えることになります。
「派遣切りを許さんぞー!」
31日から、東京の日比谷公園に臨時開設された「年越し派遣村」。派遣労働者の支援団体などが企画したもので、ボランティアら300人以上が開村式に参加しました。
「来年以降、こんな世の中おかしいと、世の中の大きなうねりにしていきたい」(『派遣村』村長・湯浅誠 NPO法人もやい事務局長)
この派遣村では1日3回の炊き出しで200人分の食事も提供され、早速長蛇の列が出来ました。
また、別のテントでは、弁護士が派遣切りにあった人たちへの相談に応じています。
31日午後、訪れた男性(41)は、派遣社員として群馬県内の自動車部品工場で働いていました。しかし今年10月、突然解雇を言い渡されたと言います。
先月中旬、寮を追い出されて以来ネットカフェに宿泊したり、野宿をしたりしながら生活をしてきたと男性は語ります。
「(Q.所持金は今いくら?)5000円切りました。捨てる神あれば、拾う神あり。本当にきょうほど、人の情けが身にしみた日はなかった」(派遣切りにあった男性)
派遣村では、この男性のような住まいを失った労働者のために、寝泊りできる場所も提供しています。1日カップラーメン1個で生活してきたというこの男性は、派遣村で年を越すことになりました。
「麻生総理大臣に言いたい。あなたも1週間、着の身着のままで冬の夜をさまよってみればいい。人並みな生活を・・・、とにかくそれだけです。それ以上は多く望まない」(派遣切りにあった男性)
以上が、ネット・ニュースからの引用である。
「今日ほど人の情けが身にしみたことはなかった」と言う職を失った派遣労働者。彼をして「今日ほど政府の情けが身にしみたことはなかった」と言わせるような政府に変える責任は国民全部にある。遠からず行われる選挙に当たって、そのような政策を実行する政党を選ぶことが大切だと思う。企業や国家が幸せでも一人一人の国民が幸せでない政治は、誠意ある政治、人間の行う政治とは言えない。「庶民の庶民による庶民のための政治」が、今ほど求められている時代はあるまい。
寒空に人の情けの身にしむも
政府の情け何処にありや
このような難民が出ないように企業を管理し、仁徳天皇の故事にあるような政治を行うことこそ、政府の「自己責任」である。彼らの生活支援は一刻の猶予も許さぬ状態だ。彼らには、政府与党自慢の「定額給付金」を、取り合えず支給するのも一つの方法だろう。住民票? 冗談じゃない。彼らから住民票を奪った責任の所在は、どこにあると考えているのか。
少なくとも労働者派遣法は即刻廃止して、労働者本位の(企業本位でない)新しい派遣法に切り替えてはどうか。
企業は たらふく食っている
汝人民 飢えて死ね
式の社会は、もう懲り懲りだ。マスコミは、このように首を切られる非正規労働者が来年3月までに8万5千人に達すると報じている。そうなった時、日本の社会は、果たして今のような安寧秩序を維持して行けるのだろうか。 (宮崎・西原)