栄久山妙善寺おしょうのつぶやきブログ

山梨県富士川町の栄久山妙善寺は身延山久遠寺を総本山とし永代供養・水子供養・祈祷・相談占い等を行う寺院の住職です。

南天

2014年12月11日 | おしょうのつぶやき
南天(なんてん)は 初夏に白い花が咲き 秋から冬にかけて赤い実がなります。

南天は 「難を転ずる」 と呼ばれている事から 大変に縁起が良いとされ 昔から親しまれている植物です。

古くは 武将が鎧に枝を入れ 武運長久を願ったり 南天の箸は 食べ物に毒が入っていると変色するため お殿様などに使われる事が多かったようです。 

現代でも南天の箸は 無病息災のご利益があるとされ人気です。

また 南天の木は 厄除けや魔除け 鬼門除けの効果があり 玄関先や庭に植えて 日本の生活の文化を守り続けています。

それから お祝い事にいただいたお赤飯に 南天の葉が絵に描かれているのも 縁起が良い植物だからだそうです。

いただいたお赤飯は そのままいただくのでは無く 南天の葉が下になるように お赤飯ごとひっくり返して逆さまにいただきましょう。

逆さまにすることによって 難がひっくり返って災いを転じ 福が逆さまになって 広く充満して 無量の福にあやかれるおまじないです。

ぜひ  お試しあれ・・・!!

    合掌   栄久山  妙善寺



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