妙善寺の境内に、何百年も生きて来た立派な松の木がありました。
先代の住職はその松の木が大好きで、根元の大きな石に腰を掛け、松の木をいつも眺めていました。
「人生には、時として1+1=2にならない事があるんたよ。」と松の木の下でよく話していました。
それから数年後、先代が亡くなったお通夜の晩、不思議な事に松の木の葉はすべて茶色くなり、一晩で松の木は枯れてしまいました。
今もあの大きな石に腰を掛け「人生には1+1=2にならない事が・・・」と「人生は2にも3にも5にもなるからなぁ。」と教えてくれている様な気がします。
合掌 栄久山妙善寺
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