京都ご本山前にあるお香の老舗(しにせ)薫玉堂さんから、「ご住職、明日おられますか?」の電話が昨日ありました。そこでお奨めしたのが、名神高速八日市インター下車し石榑峠トンネルを通過するルート。今日(4月22日)、定刻通りの午前9時30分に自坊に到着。最新の京都のお香事情を色々と聞かせていただきました。
(1)先ず羅漢香から。このお香は、自坊が本堂の焼香用にいつも購入しているお香。お香は、白檀(びゃくだん)・沈香(じんこう)・伽羅(きゃら)の3種類。この羅漢香は、白檀を基礎としたお香。しかし、白檀も最近は品薄状態。最大産地のインドが資源保護の目的で規制をかけており、白檀の値段が高騰しているとの事。「値段は据え置きましたが、申し訳ありませんが従来とは量が少なめなのです」との話。でも、羅漢香はお気に入りのお香ですから迷わずに購入。

(2)で、「羅漢(らかん)の他にどんな焼香用のお香がありますか?参考の為に見せてくださいね」と住職。そこで、薫玉堂が出されたのが写真のサンプル品。よく見れば、羅漢もサンプルのなかに入っています。

最高級のお香である延喜(えんぎ)も奇南(きなん)もあります。ちなみに延喜は、500gで、お値段は64,800円。奇南は、84,400円。とても手が出る値段ではありません。そこで「サンプル品を下さいね」とお願い。「どうぞどうぞ」と薫玉堂さん。
いただきました。下写真が、延喜と奇南のサンプル品です。ここぞで使ってみたいものです。

(3)ここからが真骨頂の始まりです。「実は、白檀の原木を自分で削ってお葬式の導師焼香の際に使用しているのです。見ていただきますか?」と住職。「一度見せていただきましょう」と薫玉堂さん。お持ちしたのが下の写真。

この白檀は、30年ほど前にインドに旅行された方からいただいたもの。「ご住職、この白檀は赤栴檀(せんだん)の白檀。白檀は、昔は栴檀ともいいました。赤栴檀は、最高級品なのです。これはこれは・・・・」と薫玉堂さん。よくよくみれば、削り口が赤色。

全く知りませんでした。確かに、葬儀に際して導師焼香の際には素晴らしい甘い香りが漂います。それは、亡き人に対する哀悼の誠をあらわす為には、会館常備の既製品では申し訳ないと使用していたもの。それが赤栴檀という白檀の最高級品だったのです。今使用している白檀の原木の大きさは写真の通り。

住職は聞きました。「この大きさの原木でいかほどのお値段がするのでしょうか?」。「○○万円程度は軽くしますよ」と薫玉堂さん。この値段にはたまげました。ビックリ仰天。目から鱗です。こうなると思案のしどころです・・・・
(1)先ず羅漢香から。このお香は、自坊が本堂の焼香用にいつも購入しているお香。お香は、白檀(びゃくだん)・沈香(じんこう)・伽羅(きゃら)の3種類。この羅漢香は、白檀を基礎としたお香。しかし、白檀も最近は品薄状態。最大産地のインドが資源保護の目的で規制をかけており、白檀の値段が高騰しているとの事。「値段は据え置きましたが、申し訳ありませんが従来とは量が少なめなのです」との話。でも、羅漢香はお気に入りのお香ですから迷わずに購入。

(2)で、「羅漢(らかん)の他にどんな焼香用のお香がありますか?参考の為に見せてくださいね」と住職。そこで、薫玉堂が出されたのが写真のサンプル品。よく見れば、羅漢もサンプルのなかに入っています。

最高級のお香である延喜(えんぎ)も奇南(きなん)もあります。ちなみに延喜は、500gで、お値段は64,800円。奇南は、84,400円。とても手が出る値段ではありません。そこで「サンプル品を下さいね」とお願い。「どうぞどうぞ」と薫玉堂さん。
いただきました。下写真が、延喜と奇南のサンプル品です。ここぞで使ってみたいものです。

(3)ここからが真骨頂の始まりです。「実は、白檀の原木を自分で削ってお葬式の導師焼香の際に使用しているのです。見ていただきますか?」と住職。「一度見せていただきましょう」と薫玉堂さん。お持ちしたのが下の写真。

この白檀は、30年ほど前にインドに旅行された方からいただいたもの。「ご住職、この白檀は赤栴檀(せんだん)の白檀。白檀は、昔は栴檀ともいいました。赤栴檀は、最高級品なのです。これはこれは・・・・」と薫玉堂さん。よくよくみれば、削り口が赤色。

全く知りませんでした。確かに、葬儀に際して導師焼香の際には素晴らしい甘い香りが漂います。それは、亡き人に対する哀悼の誠をあらわす為には、会館常備の既製品では申し訳ないと使用していたもの。それが赤栴檀という白檀の最高級品だったのです。今使用している白檀の原木の大きさは写真の通り。

住職は聞きました。「この大きさの原木でいかほどのお値段がするのでしょうか?」。「○○万円程度は軽くしますよ」と薫玉堂さん。この値段にはたまげました。ビックリ仰天。目から鱗です。こうなると思案のしどころです・・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます