子と共に育つ親・・・のたわごと

3人の子供に日々笑いを躾られている母・・・そんな私の独り言。
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阪神大震災経験則

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『初めまして』への軌跡 ~その3~

2010-03-23 23:47:40 | KIDSのネタ



病院に着いてすぐに本格的な陣痛が始まった母。

娘は楽しそうに今日始めて開けた


通信教育の教材に夢中だ。


母:「みい、なんか楽しそうやなぁ。」


母:「お母さんに『大丈夫』とかないの?」


陣痛の合間に話かけてみる。




が、夢中で遊ぶ娘。


看護士:(*^_^*)


そして、慌ててビデオカメラを荷物から出す父。


陣痛もかなりで、


子宮口も開き、いきみはじめる母。



先生&看護士:「もう出てますよ!」


看護士:「もうちょっといきんで!出す感じで!!」


物凄く出す感じで頑張っているのだが、





・・・





・・・・・






全く出て来る気がしない。




いつの間にやら父の側に居た娘。



もうすぐと聞いて覗き込もうとする。


父:「邪魔になるからこっちにいとき!」




母は陣痛の度に大声で叫んでいるのに、



そしてこんなに沢山の人がいてうるさいのに



・・・




無反応で熟睡している息子。




普通は陣痛の痛みと共にいきむのだが、



その痛みの合間にも、


看護士:「ちょっと出す感じでいきんで貰えますか?」



と言われる。



母:「もうちょっと、ってどこまで出てるん?」


痛みに耐えつつ父に聞く。



父:「頭半分位。」



ΣΣ(゜□゜;)



頭挟まったまま!?



しかし、いくら必死になっても膠着状態は変わらない。



医師:「裂けそうやね。」



・・・



医師:「切りますね。」


パチンパチンと何度もハサミを入れるような音が。



そこからいきみようやく、



出て来た!



が、体の色が紫色。





・・・





・・・・・





動いてない?




チューブを口に入れて吸い出し、


足を持ち上げ、足の裏を先生にペシペシされる。



永遠にも思われるような沈黙の後、


赤ん坊:「ゴホッゴホッ!!」









・・・









・・・・・











赤ん坊:「ウェ~ン!」


泣き始めた赤ん坊。



すぐに別室に連れて行かれ、父と娘がそれを見に行った。



母は足がガクガク。


妊娠中からの腰痛・股関節痛のせいで


全く足も動かせない。


そのまま胎盤・切開の処理をしてもらう。


母:「そう言えば水曜日の検診で初めて、」


母:「『脂肪の塊みたいなのがある』って言われたんですけど、」



医師:「あ、それ今取っています。」


医師:「これ、脂肪の塊じゃなくて多分・・・。」


医師:「分泌物とかが溜まっていると思います。」


医師:「前回の出産後に出来たんだと思います。」


母:「どれ位の大きさなんですか?」



医師:「私の親指の先位ですね。」


と、親指を見せる先生。


この日の当直はたまたま普段診察を希望している人気の先生。

(この前は予約一杯で違う先生)


そう言えば娘の時もこの先生だった。



医師:「たまにあるんですよ、こういうの。」


医師:「1年に1・2回位かなぁ。」





・・・





かなり稀じゃ?



と思いつつ、


局所麻酔の駐車と縫合の痛みに耐えて待つ。



と娘が、



娘:「おかあさん、あかちゃんだっこした~♪」

娘:d(^O^)b



嬉しそうに報告。



娘:「うわぁ~!おなかぺっちゃんこやなぁ♪」

さらに縫っている先生の手元をみようと覗き込む娘。



・・・





怖くないのか?



母:「ちょっとそこは見んとき。」


母:「赤ちゃん見ておいで!」



と言われてまた赤ん坊の所へ行った娘。




もう一度息子に目をやると










・・・










やっぱり熟睡したままだった。




・・・つづく。



次回は息子の反応を!