【顔面蒼白】
精神的な動揺や困惑などによって顔がまっさおになること。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
水曜日の朝。
いつも通り娘の保育園に向かう為、
玄関から息子の乗ったベビーカーを出し、
鍵をかける。
母:「みい、行こうか!」
と振り向くと
・・・
娘がいない!!
慌てて周りを見渡すが
・・・
やっぱりいない。
以前にも娘が先に行ったことがあったので、
ひょっとしたら今回も?
と思い、家から50Mくらい行ってみるが、
その先50M位先にも娘は見当たらない。
ひょっとして保育園とは反対の方にいたのか?
と思いまた家の方に戻るが
・・・
やっぱり娘がいない!!
母:( ▽|||)サァー
母:「みい!!みぃ~~~!!!」
母:L(○ ̄L)オーーーーイ!!(」 ̄□)」
ベビーカーを押しつつ走るが、
娘の気配はない。
車2車線と両側に歩道の大きい道。
渡らないとはいえ、
連れ去れてしまえば簡単には見つからない。
と、ちょうどその時
向こう側の歩道から声が!
見知らぬ方:「お子さん、捜しておられるんですか!?」
と、幼稚園の制服を着た男の子とそのお母さんが。
見知らぬ方:「どんな子ですか!!」
母:「○×保育園の制服を着ているんです!!」
それを聞いたお母さん、全く見ず知らずなのだが、
見知らぬ方:「みいちゃぁ~~~ん!!」
と、子供の手を引っ張りながら早足で
同じように歩いて下さった。
しばらく行くと
・・・
見知らぬ方:「あ、あれ!!」
左へのカーブになっているところで
娘:「おかぁさぁ~~ん!」
娘:( 」´0`)」オォーイ!
娘:,,,,,,,,,,,,(((( *≧∇)ノノノ
娘がこちらに向かって走ってきた。
とりあえず道路の向こう側の
見知らぬお母さんにお礼を言う。
母:「みい!!どこまで行ってたん!!」
母:「みいがいいひんから、お母さん、」
母:「ここ何往復もしたわ。」
娘:「みいも、『おかあさぁ~ん』って何べんも言った。」
母:「もう、どこにいたん?」
母:「勝手に行ったらあかんって行ったやろ?」
娘:「あんなぁ・・・。」
・・・どうやら娘、母が予想していたよりもさらに
50M程先に居た様子。
仲良しの犬、『らぶちゃん』のところまで行っていたらしい。
保育園まであと半分ほどのところだ。
母:「お母さん、勝手に行ったらあかんって」
母:「何回も言ってるやろ?」
母:「1人で行くんはな、小学校に入ってからやで!!」
この日、家を出るのがいつもより遅かったのだが
・・・
・・・・
登園時刻が今までで一番遅かったと思う。
見知らぬ娘のために一緒に大きな声で探していただいたお母さん、
本当にありがとうございました。
この日・・・怒る気力もなくなっていました。
この前注意したところだから・・・と油断している場合じゃないですね。