むすんで ひらいて

すべてが帰着するのは、ホッとするところ
ありのままを見て、気分よくいるために

六ぴきの こぶた

2012年05月11日 | 日記
雨上がりの庭に、バラが咲きました。



携帯のカメラなので、陽射しが強くて白っぽく写ってしまいますが、実物は、オレンジピンクの蛍光灯がポッと灯ったような華やかさです。





咲き始めのこちらも、実物は真紅のビロードのような光沢。
満開時は、グレープフルーツくらいの大輪を、親株・子株・孫株たちが、緑の中に浮かび上がらせています。




写真を撮って携帯から目を離すと、パラシュートそっくりなタンポポの綿毛が、西日にのってふんわり目の前を降りていきました。


こちらは、6日ほど前の菜園。
(上)左の水菜、真ん中のスイカ。 (下)右の三つ葉。
今日は、もう1.3倍くらいの大きさになっていて、その成長にびっくりしています。






ジーっと虫の鳴き始めた夜の庭では、太陽の勢いを引き継ぐように、植物たちが生き生きし始めます。
お昼間ゆるりと立って、ちょうちょを遊ばせていた「ねぎぼうず」(ねぎの茎の頂に、球状についた白い小さな花)たちも、ピーンと背すじを伸ばします。

風も音も止んだ月明かりの下、はちきれそうにみずみずしいねぎのお腹を、畑の端から端まで指の背でなでていったら、ぼろろろろん。と、今にも音が生まれてきそうです


さぁて、それではここで、箱根シリーズ最終話「偶然?のマグカップ」のお話しをしようと思います。

4月21日の記事に、ピクニックに出かけた公園で、ぶたの赤ちゃんが6ぴき生まれていたことを書きました
初めて見る、前日生まれたばかりの柔らかそうなあかちゃんたちに、かわいいなぁと感動したあの日から、一週間。

箱根も最後の日の朝、ホテルのお土産屋さんに入ると、まっ先に目に留まったのが、コーヒードリッパー付のぶたさんマグカップでした。



買ってきたホテルブレンドを淹れ、テラスでゆっくり眺めていると、おとうさんぶた、おかあさんぶた、その背中にひょっこり、こぶたが1ぴきのっかって、続いて2、345と重なって、最後に、(写真では赤い鼻だけかすかに写ってる)6

ここでも、6ぴきのこぶたたちに出会いました



偶然かな?
今、毎日このカップでコーヒーやお茶を淹れていますが、心に触れたものって、かたちを変えて
ふしぎとつながってるように感じます。


そういえば、もうひとつ、こんなこともありました。
箱根の山を車で降りてくる間ずっと、前には空色の小型ショベルカーを積んだ軽トラックが走っていました。
「こんな、小さくてきれいな色のショベルカーもあるんだぁ。
だけど、高さはあるし縛ってないから、カーブが多いけどだいじょうぶかな。。
まぁ、バケットはうまく(荷台に)収まってるし、気をつけて走ってるんだろうから、だいじょうぶかぁ。」

と、何気なく目を掛けていましたが、そのうち景色に気をとられ、街に近づく頃には、いつの間にか見当たらなくなっていました。

それから、20分くらい経ったでしょうか。
御殿場インターから高速に入り、10分くらいきた辺り。
前方に陸橋があり、一般道が通っていました。
助手席で話していてふと目に入ったのは、そこを、さっきの軽トラックがスーッと横切っていくところでした。


湖が夕陽に映えるまで山歩きを楽しんだ、ふくふくな旅の帰り道。
なんだか、あのかわいいいショベルカーに、「またね。」と、見送ってもらった気がしました。



                           かうんせりんぐ かふぇ さやん     http://さやん.com/



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