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比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

2019初秋・・・花の宝庫・・・入笠山へ・・・ロープウエイから八ヶ岳連峰が見える

2019-11-30 | 山が好き 中央・南 アルプス
信州上田の・・・六文銭の写真帳

2019年初秋の入笠山(1955m)へ・・・長野県諏訪郡富士見町・・・長野県と山梨県との県境の町。フォッサマグナ(中央地溝帯)の南端に沿った町。
富士見パノラマリゾートゴンドラリフト山麓駅(1050m)から山頂駅(1780m)へ。

背後に聳える山は八ヶ岳連峰・・・

ゴンドラの標高差730m・・・

大きな橋が見えます・・阿弥陀岳を源流とする立場川に架かる立沢大橋か。

山頂駅のあたりの風景・・・マツムシソウの群落、黄色い花はオミナエシか?

雲上の南八ヶ岳連峰・・・左から・・・阿弥陀岳(2806m)、赤岳(2890m)、権現岳(2715m)、編笠山(2624m)・・・
※撮影日は9月19日。



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甲州・信州の国境・・・100万本のスズランの山・・・入笠山へ

2017-09-20 | 山が好き 中央・南 アルプス
6月、長野・山梨の県境・・・富士見町・・・富士見パノラマリゾート・・・入笠山高原。
ロープウエイ山麓駅(1050m)からゴンドラすずらんで標高差730mの山頂駅(1780m)へ。
眼下の富士見町を挟んで八ヶ岳連峰が雄大な山容を見せ、足下の草原にはドイツスズラン20万本が。
日本スズラン100万本とドイツスズラン20万本がこの草原のウリのようです。日本スズランは開花期がずれるようで見られませんでした・・・ザンネン
どうでもいいことですが・・・日本スズランとドイツスズランの違い・・・日本⇒花茎が葉の高の上まで行かない、ドイツ⇒花茎が葉の上まで伸びる。比べて見ないとワカリマセンね。写真は花茎が長いドイツスズランです。

信州上田の・・・六文銭の写真帳


天上のお花畑・・・ドイツスズラン20万㈱・・・






甲斐駒ヶ岳(2965m)・・・右に鋸岳(2685m)が少しだけ顔を出しています。
※撮影は6月26日

どうでもいいことですが・・・1800m、里山でもない自然の山に、しかも日本スズランの自生する山に、外来の栽培種のドイツスズランを植えるのは?
ニホンスズラン・・・ユリ科(キンカクシ科)スズラン属、日本の在来変種、主に中部以北の高地から東北、北海道に自生。奈良県宇陀市が自生地の南限。北海道で8、長野で4の市町村の花。
どうでもいいことですが・・・日本固有のスズラン、環境の限られたところに、そっと自生している谷間の姫百合君影草・・・100万本も見せられたら?

6月・・・赤石山系最北端・・・入笠山・・・山野草の宝庫・・・入笠湿原を歩く

2017-09-20 | 山が好き 中央・南 アルプス
信州上田の・・・六文銭の写真帳

入笠山の頂上付近・・・標高1743m、ここは山野草の宝庫。

湿原の木道・・・ニホンスズラン100万株の湿原、ドイツスズランより開花期が遅くまだ咲いていませんでした。
木道で植物が守られています。

クリンソウ・・・サクラソウ科サクラソウ属の仲間。花が数段につくことから五重塔の九輪に似ていると名前がついた。

ズミ(小梨)の花・・・バラ科リンゴ属の仲間。小梨と名前がつくが酸っぱくて食べられない・・・そうだ。

ここより登山口、湿原はニホンジカ除けのネットで守られている。
※撮影は6月26日



富士山から・・・甲斐国の白根・・・北岳が見える

2012-10-10 | 山が好き 中央・南 アルプス
9月24日、富士山のスバルライン四合目半の「お庭」のあたりを歩きました。
朝、順光のうちに西のほうに見える北岳の撮影です。山が好きなのです。

北岳(3193m)・・・富士山に次ぐ日本第二位の高峰です。第三位の高峰奥穂高岳(3190m)を愛する人たちが頂上にケルンを積んで3mの壁を越そうとしたそうです。ナンセンスです。自然の景観にランクなんてないのです。

古くは白根山、白峰山と呼ばれ、ウエストンは「日本アルプスの登山と探検」で甲斐ヶ根岳と記しています。この山と間ノ岳(3198m)、農鳥岳(3026m)の三つの山を合わせて白根三山とも呼ばれます。


正面よりやや右側の大崩落崖を俗にバットレスといいます。明治期の銀行マン、登山家、エッセイストの小島烏水という人が名付けたといいます。英語で控え壁という主壁に対して直角に構えた補強壁のことをいう建築用語だそうです。何でそんな名前を付けたのかわかりません。
堂々とした風格の山です。高校生のころ1回だけ通過した山です。

富士の樹海・・・本栖湖・・・御坂山系・・・甲府盆地の上に雲海・・・鳳凰山から続く夜叉神峠あたりの山塊・・・
その上に北岳が見えます。雄大です。


左端が北岳です。右のほうに鳳凰山、甲斐駒ケ岳が見えます。


北岳・・・富士山のフォトポイントから地図上を定規で測ると直線距離50kmと推測されます。300mmのレンズで撮影しました。遠いですから完全ジャスピンにはなりませんでした。

富士山から・・・鳳凰三山・・・オベリスクが見える

2012-10-09 | 山が好き 中央・南 アルプス
9月24日、富士山のスバルライン四合目半の「お庭」のあたりを歩きました。
朝、順光のうちに西のほうに見える赤石山系の撮影です。山が好きなのです。

鳳凰三山・・・中央に見えるのが薬師ヶ岳(2780m)。観音ヶ岳(2840m)は重なって見えないのかな。
右に地蔵岳(2764m)の尖塔(オベリスク)が。

地蔵岳・・・オベリスクのスケッチ(10数年前)。

鳳凰とは諸説あり、地蔵岳の尖塔が鳳凰という鳥の嘴のようだ、大日如来(法王)のようだなど。
※地蔵信仰の山・・・地蔵岳の尖塔の付け根の砂礫地(賽の河原)には数々の地蔵が担ぎ上げられています。
※地蔵岳の尖塔はオベリスク(ギリシャ語で串という意味)という古代エジプトの記念塔の名前で俗に呼ばれます。いつごろ、なぜそんな外国の名前で呼ばれるようになったか不明です。
※明治時代に日本に来た宣教師でヨーロッパに日本の山を紹介したウエストンは1904年山梨県小笠原から芦安、杖立峠、薬師ヶ岳、観音ヶ岳、地蔵岳・・・オベリスクにも登り、広川原、北沢峠、戸台、高遠経由で帰っています。タフな人です。

鳳凰三山・・・赤石山系の北のはずれのほうに位置する。フォトポイントから地図上を定規で測ると直線距離60km近くと推測されます。300mmのレンズで撮影しました。遠いですから完全ジャスピンにはなりませんでした。

富士山から・・・わが懐旧の・・・赤石山

2012-10-06 | 山が好き 中央・南 アルプス
9月24日、富士山のスバルライン四合目半の「お庭」のあたりを歩きました。
朝、順光のうちに西のほうに見える赤石山系の撮影です。山が好きなのです。

まずはじめに赤石山系の南部の山。フォトポイントから地図上を定規で測ると直線距離50kmと推測されます。300mmのレンズで撮影しました。遠いですから完全ジャスピンにはなりません。

塩見岳(3046m)。頂上から太平洋の潮路が見えることから名づけられたという。
左側の稜線を辿ると日本一の高さの三伏峠(1875年開削、2607m)。

荒川岳・・・俗に荒川三山、三つの山の総称・・・東岳(悪沢岳3141m)、中岳(3083m)、前岳(3068m)。

赤石山系の主峰・・・俗称で赤石山・・・右から小赤石岳(3030m、3044m)、赤石岳(3120m)。
岩がむかしの海底の生物ラジオラリア原虫の化石で赤く見えることから赤石岳。擂鉢状の窪みは雪食カール。
上高地で有名なウエストンは1892年この山に信州大鹿村側から登っています。

ふるさとの校歌の歌いだし、
赤石山は巍巍として・・・いまもって「巍巍」という意味がわかりません。
この写真の山の向こうから毎朝、毎夕、子どものころ眺めていた山々です。
むかしむかし高校生のころ歩いた山です。思い出だけが残っています。


赤石山系・・・南アルプスと俗称で呼ばれているところです。一般的な俗称ですから普通名詞だったのですがある公共団体が「南アルプス市」という名前にしたため固有名詞になり、混同しちゃうのでわたしだけかも知れませんが使いづらくなりました。これと同じような地名のつけ方が全国にいくらでもあるので当該市の責任ではありませんが、とにかく弱りましたね。

ここでは古くからいわれた赤石山系と呼ぶことにします。赤石山系、とにかく広大です。フォッサマグナと中央構造線のあいだ、甲斐駒ケ岳から赤石岳、聖岳に続く70kmに及ぶ主山脈。日本で二番目の高峰「北岳」を主峰とする白根三山鳳凰三山といわれる山脈、信州側には中央構造線の西に俗称伊那山脈といわれる山なみが。一市町村名で呼ぶようなスケールの小さな存在ではないのです。

信州・・・桜の高遠城址から見た・・・日本の屋根

2009-04-09 | 山が好き 中央・南 アルプス
桜と雪の山々・・・これが高遠城址公園のゴチソウです。

赤石山系の千丈ヶ岳(3032m)を源流とする三峰川(みぶがわ)が藤沢川と合流して伊那谷に向かうあたり、山峡の城下町高遠・・・城址公園から一万尺クラスの山々を眺めています。

桜の城址公園から伊那谷を隔て西駒ヶ岳。

伊那の人が西駒ヶ岳と呼ぶ木曽駒ヶ岳(2956m)。
農事暦に使うという駒の形の雪形がもうすぐ出ます。

西駒ヶ岳から南に・・・空木岳(うつぎだけ2864m)。

仙丈ヶ岳(3032m)。三つのピークを集めた山塊。
関係ありませんが「仙醸」という地酒があります。

三峰川・・・・何度も出てくる川の名前です。源流は仙丈ヶ岳ですが三峰岳(みぶだけ2999m)という山からも水を集めています。このあたりは静岡、山梨、長野の国境です。

日本の屋根・・・ホントウは南アルプスとか中央アルプスとか書けば簡単なんです。でもそんな通称の宣伝文句みたいな名前を使った自治体名があるので使えません。日本アルプス・・・明治時代、ある外人が日本紹介のパンフに使ったのが最初、ウエストンが広め、明治・大正の山岳屋が定着させたようです。ヨーロッパアルプスもどきということです。憧れですね。地方都市の○○銀座と同じです。
そんなことをいわないでも日本の山はヨーロッパアルプスよりもっと素敵です(比較してはイケマセンが)。

まだ昼前です。昼飯してから帰ろう

甲州武川・・・山高の実相寺から・・・鳳凰山が見える

2009-04-08 | 山が好き 中央・南 アルプス
甲州武川・・・山高の神代桜を見に行って実相寺の参道から鳳凰山を見上げています。通称「鳳凰三山」・・・地蔵ヶ岳、観音ヶ岳、薬師ヶ岳・・・3つの山をまとめてそういいます。

桜と水仙と地蔵ヶ岳(2764m)・・・素晴らしいコンビネーションです。

通称オベリスクといわれる尖塔が見えます。

釜無川を左岸の段丘の途中の日野春あたりから見た鳳凰山・地蔵ヶ岳の尖塔です。

雄大な山容が眺められました。

鳳凰・・・オベリスクのイラストです
1904年ウォルター・ウエストンがこの岩塔に初めて登ったのだそうです。

オベリスク・・・古代エジプトの神殿の尖塔形の記念碑。のちに戦利品として略奪の対象になります。日本の山にこの名前は好きでないです。意味を知ってる人もほとんどいないでしょう。

山の写真のあとは神代桜です。

木曾駒ヶ岳・・・千畳敷カール・・・雲上の散歩

2008-10-06 | 山が好き 中央・南 アルプス
木曾駒ヶ岳・・宝剣岳・・千畳敷カール
カール(Kar)・・・氷河期時代の氷河の削り跡、2万~7万年前にできたものといわれます。U字谷、お椀を2つに切ったような、ドラム缶を2つに切ったような形をしています。写真の位置はカールのいちばん下端、この辺りに押し流された岩が堆積(モレーン)し、水溜り(AlpSee)があります。ここでは剣ヶ池といってるようです。
中央のピークが宝剣岳、どこから見ても美しいのですが木曾駒ヶ岳の支峰ですからマイナーです。
宝剣岳の右にある低いほうの鞍部のガレ場が登山道。登りきったところが浄土乗越。宝剣岳の左の鞍部は極楽平。宝剣岳はむかしは錫杖ヶ岳といいました。この山は神の山なのです。


宝剣岳パノラマ・・・

草紅葉・・・静かに秋がはじまっています・・・ところどころ赤いのはナナカマドの紅葉です。

木曾駒ヶ岳の標高はご存知ですか・・・
雨・風・雷が強い山で「風がフク(29)とゴロゴロ(56)するので・・・2956m?

「日本アルプスの自然と探検」(岩波書店)の著者ウエストンは1890年代にこの山に木曽福島から登りノンストップで伊那側に降りています。宣教師ですがものすごい体力です。まだ30歳代のころです。地質、地理、自然の生物、民俗、人類学、あらゆることに目を配ってます。ただの山登りではありません。大英帝国の宣教師は祖国の尖兵としての仕事もあったのでしょうか。考えすぎか。

これから山を降りて諏訪市で原田泰治美術館を見て霧ケ峰でお茶して帰ります。

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西駒ケ岳か木曽駒ヶ岳か

2008-10-04 | 山が好き 中央・南 アルプス
9月のお彼岸の飛び石連休、月曜日は雨で上田市内ブラブラ歩き、予定が一日狂って休みの最後の日に駒ヶ根市の木曽駒ヶ岳千畳敷の散歩に来ました。明日は埼玉の自宅で用事があるのでユックリできません。千畳敷でブラブラ散歩をしてから霧ケ峰高原にも寄って夕方には埼玉に帰る予定です。

早朝、上田から駒ヶ根市の菅の台大駐車場へ。
大田切川に架かる駒ヶ根橋の上から見た木曽駒ヶ岳千畳敷と宝剣岳。


菅の台駐車場(海抜850m)からバスでロープウエイ「しらび平駅」(1700m)へ。
車窓から見える大田切川の砂防堰堤。自然と人間との戦いです。

しらび平駅からロープウエイ。眼下に「日暮滝」・・・この谷を中御所川といいます。国土地理院の地図では中御所谷と記してありますが、むかしからそういったのでしょうか。このへんでは沢というはずです。
シラビ(白檜)が見えます。
シラビ・・・シラベとも。マツ科モミの系統、北海道トドマツの親戚。中部山岳地帯に多いようです。球果が青紫。クロベ(黒檜、黒部川の地名にもなった)と名前が対照的ですがあちらはヒノキ科。

千畳敷駅が見えて来ました。海抜2600mちょっと。高度差900mを約7分だそうです。

むかしこの山脈には立山、飛騨山系ほどではないが雷鳥がいたそうです。ところがロープウエイができた(1967年)あとの1970年あたりを境に1羽も確認できなくなったそうです。
なんか因果関係があるのでしょうか。1967~68年にかけて流行した鶏のニューカッスル病の菌を人間が運んだという説もありますが確証はありません。
雷鳥はかつて加賀白山、八ヶ岳にもいたそうですが絶滅しました。だんだん自然が壊されていきます。

むかしむかし少年(高校生)のころ1人でテクテク駒ヶ根駅から歩いて大田切川を遡り途中で野宿、中御所の谷を登りました。ロープウエイの中らから下を見て踏み跡道が見えるかと思いましたがそれらしきものが見えません。いまから思うとゾッとします。いまは100m歩くのもやっとやっとです。

ところで西駒ヶ岳って知ってますか。伊那の谷の衆は木曽駒ヶ岳のことをむかしからそういいました。甲斐駒ヶ岳のことは東駒ヶ岳(もっとむかしは白崩れ山)です。

千畳敷の様子はどうでしょうか