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信濃の国千曲川・・・右岸や左岸の山々から流れ出る支流は山や台地を削り広い沖積平野を作り千曲川に流れ落ちします。
川に削られた山や台地の端は河岸段丘、ときには断層剥きだしの崖地に。
この崖地、古代日本語でハケ、バケ、ボケ、ハバ、ママ・・・と呼ばれ、当て字では羽毛、岾、坫、𡋽、額、端下、歩危、羽場、間々・・・などと書かれ、四国の大歩危が有名です。、
チョウゲンボウ、ハヤブサの格好の営巣地です。
崖の途中の倒木の上で
ハヤブサのランチタイム。
餌は里地にいるスズメ、ハト、ヒヨドリ、ムクドリ。
超高速で空中を飛びながら捕獲します。
鋭い後肢の爪でガッチリと抑えて嘴で解体しながら、時間をかけてゆっくりお食事します。
自分が腹いっぱいになってから、解体した肉切れを雛たちに持っていくようです。
※撮影日は6月1日 SONYα65 SYGMA100~500mm。
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ハヤブサ・・・ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属ハヤブサ種。♂45㎝弱、♀50㎝弱が平均。タカの仲間といわれていたが、今は独立した系統(
目)になっている。タカの仲間はオオワシ、オオタカ、サシバ、ミサゴ、チュウヒ、ハイタカ、ノスリ、ツミ、トンビなど多いが、ハヤブサの仲間はチョウゲンボウ、チゴハヤブサと系統が少ない。大きさはオオタカよりやや小さい。
名前の通り・・・早い・・・垂直降下では390㎞/hを記録したそうだ。
崖地の窪みで営巣。開発、採鉱や河川の改修、農薬などの汚染で、生息地、餌地が減少、国内希少野生動植物に指定されています。