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比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

冬・・・荒川の河川敷の散歩・・・落葉木のテッペンに・・・ノスリがいた

2013-04-02 | 生き物大好き 猛禽
冬2月26日、荒川中流域の広大な河川敷の中を歩いています。そこは荒川がまだ河道改修されないころ森や林や田畑や屋敷があったところ、今でも河川林、畑地が堤防外(河川敷内)にあり、一部の地域では普通の集落もあります。



農道のそばの高い木の梢の上にノスリがいました。
獲物を発見するためにはテッペンがいいようです。細い枝を撓らせて摑まっています。 


畑地の中に獲物を見つけたようです。まっしぐらに急降下していきました。

※ノスリ・・・猛禽類と呼ばれ動物性の餌・・・昆虫、ミミズ、ネズミ、モグラ、両生類、爬虫類、小鳥、小動物・・・を餌にしています。自然界の食物連鎖の上のほうに位置しています。食物連鎖の上の生き物は下位の生物を根こそぎ食べません。元本だけ残して利子だけ食べています。1羽のテリトリーは自分の食べる量に合わせて広いです。
※冬はこうした広い草地の広がる河川敷で見られるのですが、河川改修、開発などで棲息範囲は狭められているようです。

※広い広い河川敷です。毎日、同じ場所に、同じ時間にいるわけではありません。散歩しながら目に入れて写真に収めることができました。たまたまです。




冬・・・荒川の河川敷の散歩・・・落葉木の枝の中に・・・ノスリを見た

2013-03-31 | 生き物大好き 猛禽
冬2月26日、荒川中流域の広大な河川敷の中を歩いています。そこは荒川がまだ河道改修されないころ森や林や田畑や屋敷があったところ、今でも河川林、畑地が堤防外(河川敷内)にあり、一部の地域では普通の集落もあります。



農道の中を歩きながら上を見ていたら鳥がいました。



胸のあたりからお腹が白褐色で下腹部の褐色がやや濃い。ノスリのようです。




※ノスリ(鵟)・・・タカ目タカ科ノスリ属・・・50㎝~60㎝、オオタカと同じくらい。このへんでは冬にはよく見られる猛禽。主に草地、畑地の周辺の高い木の梢に留まっていて獲物を探し狩りをするようです。春になると少し標高の高い山地に移動するのか見かけなくなります。

今年も比企の郷に・・・コミミズクが来た~ッ!

2013-02-03 | 生き物大好き 猛禽
昨年より少し遅れて極北に近いユーラシア大陸のツンドラ地帯から比企の郷にコミミズクがやって来ました。
ここは荒川中流域の堤防の天端の上のサイクリングロード、堤防の両側の法面にはコミミズクの餌になるネズミ類がワンサカいます。
昨年は堤防の法面が菜の花が埋め尽くされる4月中旬までいました。
今年もゆっくりこの地で滞在していってください。

叢の中でお食事中のコミミズク8…嘴に赤い肉切れが見えます。
※ここのコミミズクはこの日見ただけで再訪したときは姿を見ませんでした。


フォトアルバム・・・草原の神様・・・コミミズクの・・・冬から春まで

2012-10-02 | 生き物大好き 猛禽
彩の国比企の郷の・・・荒川の・・・広い河川敷。

今年の冬はユーラシア大陸から荒川中流域の吉見町運動公園の堤防法面にコミミズクがやってきました。このあたりを散歩している人に聞きましたら熊谷から下流20数kmにわたって20数羽、目視したそうです。
菜の花の咲く4月上旬「いい日旅立ち」しました。
この地に来年も来るかどうかはあちらの事情です。
また来年も来てくれるといいですね。

そんな「小耳木莵の冬から春まで」を追いかけてフォトアルバムにしました。


草原の神様 小耳木莵


コミミズク・・・フクロウの仲間、頭の上の羽を耳のように立てるのをミミズク、ソウでないのをフクロウといいますが、アオバズクのように耳のないのもあります。長さ40cm弱、カラスを2回り小さくしたくらいの大きさ。北のほうから冬に渡ってくる渡り鳥、どこから来たのかは聞くわけには行かないのでわかりませんが、ユーラシ大陸東部、ロシアのシベリアの凍土地帯からではないかと思います。白夜の国に生まれ育ったせいか昼間も狩を行います。高木のない凍土地帯ですからブッシュ状の低木または少し高い土塁上の上に留まり、餌を絶えず物色しています。肉食系で昆虫、小動物、小鳥を監視台の上から両眼とも前面を向いた目とパラポラアンテナのような平面的な大きな顔の輪郭で音を集めて耳に情報を入れ、羽音のしない翼で飛び立ち狩を行います。荒川中流域の広い堤防の法面は野ネズミ類の格好の繁殖地、コミミズクにとって豊富な御狩場です。

《蛇足》今年の冬、コミミズクの飛ぶフィールドで撮った別の鳥さんたちの写真です。


動物写真の写真集を図書館で借りて読みました。

宮崎 学「<フクロウURAL OWL」(メディアファクトリー2010年刊)※「ふくろう」1977年福音館、「フクロウURAL OWL」1989年平凡社から続く。
宮崎 学「けもの道の四季」」(平凡社1984年刊)

この本を見ていて、唸った。写真家は1949年生まれ。わたしの生まれた村と同じ村の出身です。地元の光学精密機器の会社に就職してカメラに目覚め、生まれ育った伊那の谷の自然に生きる動物の生態を撮っていく、いまのようにデジタルカメラの爛熟期ではありません。一眼レフカメラの草創期です。使用カメラはあとがきなどを見るとニコンFM、ニコンFM2、オリンパスOM-1など、レンズは28mm、50mm、70mm、100mmなどです。
精密器械会社で培ったカメラ改造技術、センサー作成技術、フラッシュシンクロ技術、、遠隔操作機器、すべて自作・改造のようです。
動物を写真の被写体として見るだけでなく動物の生態に目を向けて動物と人間の関わりかたを考察しています。

生き物の写真など下手な写真を撮っているわたしが恥ずかしくなりました。



北信濃・・・社の杜で・・・チゴハヤブサに逢った

2012-07-16 | 生き物大好き 猛禽
北信濃・・・千曲川の畔の小都市、ある社にお参りしました。
静かな境内の中、時おり甲高い鳥の鳴き声が聞こえます。


はるかに遠い高い梢の上に猛禽らしい鳥が留まっていました。



逆光で写真やさんがいうソラヌケ・・・画像修正で何とか見られるようにしましたがお粗末な写真です。もっと下の枝に降りてきてくれて至近距離で撮りたかったです。
先月の上旬の撮影ですから、まだいるかどうかわかりません。

チゴハヤブサ(稚児隼)・・・ヤハブサ目ハヤブサ科、31~35cmというからキジバトぐらいか。冬期はユーラシア大陸南部に、日本には夏鳥として東北北部、北海道に飛来して繁殖するそうですが、なぜかここ北信濃のこの社で繁殖するのがいるというわけ。
北海道では住宅の庭木、公園の植樹に繁殖する珍しい鳥ではないそうです。ここの社は市街地のど真ん中、住宅地のすぐそばです。オナガも同居していました。人の多いところで繁殖するのは天敵に対しての対策のようです。

わたしの花や鳥など自然観察ブログは基本的にはみんなに自然観察の楽しさを知ってもらうため公園などパブリックの場所は明記していますが神の依り代の神社、仏様の眠る仏閣、私有地は明記しないようにしています。

知床・・・・羅臼・・・知床連山・・羅臼岳・・・オオワシが飛ぶ

2012-03-15 | 生き物大好き 猛禽
知床連山の主峰・・・羅臼岳(1660m)・・・右にサシルイ岳(1564m)、知円別岳(1544m)と続きます。


オオワシが水面すれすれに飛行してきました。








※撮影日3月5日※カメラはLumix GH2 100~300mm、テレコンなし、三脚なし。Lumix FZ100 24X、Lumix TZ20 16X
オジロワシは尾が白いから尾白鷲といいますが大鷲オもシロイ(面白い)

自然の海に生きる生き物たちの生の姿を見せてもらいました。素晴らしいクルージングでした。
お天道様に感謝です。港に帰ります。

知床・・羅臼・・・流氷の海に・・・オジロワシが飛ぶ

2012-03-13 | 生き物大好き 猛禽
3月5日、快晴の羅臼(ラッキー)・・・根室海峡に船で出ました。羅臼の港から30分くらい、クナシリ島との中間点ぐらいでしょうか。

知床連山をバックに流氷の海の上をオジロワシが飛んでいます。









※カメラはLumix GH2 100~300mm、テレコンなし、三脚なし。Lumix FZ100 24X、Lumix TZ20 16X

オジロワシ・・・70cm~98cm、翼を広げると180cm~240cm。夏季にユーラシア大陸北部で繁殖し、日本には北海道、北日本に飛来する。北海道では留鳥もいる。名前のとおり尾が白いが、オオワシのほうが尾の白さが目立つ。
羅臼町の町の鳥。

雪の北海道・・・知床・・・羅臼展望台・・・オオワシが飛ぶ

2012-03-11 | 生き物大好き 猛禽
ふたたび羅臼国後展望台です。羅臼の町から海抜198m、急な坂道、狭い圧雪道路をスタッドレスタイヤの自動車で恐る恐る上っていきます。ところどころが擦違い幅になっています。
吹き曝しの屋上展望台とガラス窓のテラスと二段になっています。
管理室にいた福島中通り出身というご婦人としばらくお話をしました。

樹上のオオワシです。♀で100cm、♂で88cmといいますからかなり大きいです。インコみたいな嘴、愛嬌のある小さな目、猛禽のわりには睨みの効かない可愛い顔です。
※写真クリックで拡大。


翼を広げると2m50cmくらい、風の乗って悠々と雪山を旋回していました。

夏はサハリンからカムチャッカで営巣、日本では北海道、東北、日本海側の北陸方まで南下して越冬するそうです。
※撮影日3月4日
 

彩の国・・・荒川中流域・・・糠田橋・・・チョウゲンボウ

2012-02-26 | 生き物大好き 猛禽
荒川中流域の河川敷散歩は続きます。
比企の吉見町明秋と鴻巣市糠田のあいだに架かる糠田橋です。

吉見町サイドの河川敷から糠田橋を見ています。
橋桁が大きくカーブした珍しい橋です。橋脚の向こうに神社が見えます。

明秋神社です。明治7年(1874年)の秋に発足した村の名前が明秋、神社も明秋神社に。

糠田橋・・・1990年竣工、776m、約1000mの横堤のアプローチ道路から続いていますから川幅は2km弱になります。コンクリート橋のできる前は木造冠水橋、1955年ごろまでは渡しだったそうです。横堤の下流側に家が並んでいます。河川敷内に一般家屋が、昭和初期に河川改修を行い堤防を築いたため、河川敷内の明秋集落の方々が移住したと聞いています。

上空をチョウゲンボウが獲物を求めてホバリングいています。

チョウゲンボウ・・・タカ系ですが小型のハヤブサの仲間。大きく見えますが30cmちょっと、キジバトぐらいです。餌がネズミ、昆虫、蛙などですからこういった河川敷の広い草原で見られるようです

彩の国・・・荒川中流域・・・圏央道・・・阿津満稲荷・・・ノスリ

2012-02-24 | 生き物大好き 猛禽
久しぶりの荒川中流域の河川敷散歩です。
比企の川島町と桶川市のあいだに架かる太郎右衛門橋から右岸600mばかり上流地点に荒川を渡る圏央道の橋が見えます。

圏央道」・・・正式には・・・首都圏中央連絡自動車道・・・国道468号線・・・
計画では起点は横浜市金沢区釜利谷JCT,終点は千葉県木更津市木更津JCT。総延長300km(うち109km開通)。

圏央道が荒川を渡ります。荒川には謂われのある橋の名前が多いのですが橋の名前は不明です。
広大な河川敷の中の農地です。およそ50m×200m(1㌶)くらいに仕切った畑地が何10枚も並んでいます。いまは堤防外ですが堤防などないむかしから村の耕地だったのです。いまでも河川敷の中ですが耕地名が登録され耕作されてています。畑地の向こう、荒川に市野川が合流するあたり、神社が見えるので行ってみたいと思います。

このあたりは山ヶ谷戸(やまがいと)、神社のあるあたりは牛ヶ谷戸(うしがいと)。現在はがいとがやとと表音するようです。がいとは村落仕切りの外を表す中世の言葉ではないかと思います。

阿津満稲荷大明神。赤い鳥居が並びます。水の神様、九頭竜大権現も祀られています。
3月4日は平成24年度の初午祭り、13:00から玉串奉納の式があります。参加費無料だそうです。

阿津満稲荷大明神・・・に関する2008年10月18日のブログですクリック

ノスリ(タカの仲間)に農道で遭遇。

何100㌶の広い河川敷内で1羽だけのテリトリーだと思います。どこを飛ぶかどこに留まるかわかりません。突然の遭遇です。車の窓からワンチャンスのシャッター、あっという間にサヨナラでした。このつぎ遭えるのはいつかな。
ノスリはオオタカよりやや小型の猛禽類、胸から腹が淡褐色、胴の辺りが腹巻状に褐色。鼠など動物性の獲物を餌にしていますから開発により生息範囲が狭められてきて個体数は減ってきているようです。鎮守の杜のある広い河川敷は棲みやすい場所かもしれません。