【歯顔大笑】

歯を見せて大きく笑おう!

99.【親の奥歯で噛む子は、他人が前歯で噛む】

2012-01-16 | 
【親の奥歯で噛む子は、他人が前歯で噛む】

このことわざご存知ですか? 私ははじめて聞いたことわざでした。
意味もほとんど予想できなかったのですが、みなさんはどうですか?

意味・・・

”親が子供を可愛がりすぎて必要なときに叱らないと、かえって他人から
 ひどく叱られることになるということ。”
 奥歯より前歯で噛む方が痛いことから、来ているようです。

それにしてもうまいこと表現するもんですね。本気でがぶりと噛む場合は
奥歯の方が大きな力をかけることはできますが、軽い力であれば尖って
いる分前歯で噛む方が痛い・・・・・こういう事よりも、その事をうまく
親子関係、しつけ、社会と結び付けて深い意味を持たすところに深さを感
じます。

意味は少し違いますが、類語として
 ”親の打つ拳より他人の摩るが痛い”
  親が戒めのために我が子を打つ手には慈愛がこもっているが、
  他人がさすってくれる手には情がこもっていないということ。
 ”打たれても親の杖の意味
  たとえ親に杖で打たれても、そこは子を思う慈愛の心がこもっ
  ているから、ありがたいものということ。
等があります。 

いずれにしても子に対するする親の役割は大きく、最近は”奥歯でゆるく
噛んでばかりの親”が多い感じがするのは私だけでしょうか???