【歯顔大笑】

歯を見せて大きく笑おう!

7.【歯亡び舌存す】

2010-02-22 | 
【歯亡び舌存す】
強くがっちりしているものの方が案外先に滅び、弱々しそうに見える
ものは柔軟性があるのでかえってあとまで生き残ることができるとい
うこと。

中国、春秋時代、老子が病気の友人を見舞ったとき、友人の歯が抜け落ちて
いるのを見て「歯がだめになったのは歯が堅かったため、舌が残っているの
は舌が柔らかいからだ」と言ったそうです。そして、その友人は「天下の道
理はこのひと言に言い尽くされている」と感動したといいます。

”歯を没す”の時に書きましたが、動物は歯を失くすと生きていけなるなる
という意味では歯は“弱点”と言えると思います。一方、見た目や堅さとい
う意味では体の中でもかなりの“強度”を誇るものです。我々もついつい
その“強度”にだまされがちですが、決して油断せずしっかりとケアをして
舌に負けないくらい、長い付き合いにしたいものですね。

  ”歯も舌も亡びず存す” でいきましょう!