昨日の午後7時より新宿にあるタイニイアリスで開かれている青ひげマシーンの第5回目の演劇公演に行ってきた。ある研究会のメンバーであたった知人のお嬢さんが出演しているというので、出かけたのである。
タイトルは『レモンティーにはレモンパイ』で作・演出は杏上陽介氏である。
プログラム案内には「今回の物語も話があちらこちらに飛びます。それは現在から過去であり、妄想・願望であり、時にデタラメであったりもします。ですので、話から置いていかれない様に少し構えて見てください。」とある通り、話しの展開が速く、ちょっと油断していると戸惑ったりしてしまった。
都会や田舎の片すみで起こっているいわゆる現代を表そうとしている舞台で、見終わったあとなにか、やるせない、どうにもならない寂しさ、を感じてしまった。“みんなさみしいんだよ”って……。
しかし、若い方々で創りあげているエネルギーには圧倒させられた。
昨日、津田ホールで開かれた杉山知勢子のリサイタルに行った。
彼女はメゾ・ソプラノで、一年おきにこの津田ホールでリサイタルを開いている。
彼女のご主人が大学の同期で、親しい友人である。その関係でご招待を受けたわけである。従って、大学時代からの他の友人にも会うことができた。
プログラムは「女流詩人を、うたう」である。
第一部は清少納言、与謝野晶子などで、第二部は尺八と筝、尺八と十七絃をバックにした「和」ものであった。
締めは深尾須磨子の「舞」である。
アンコールには金子みすずの作があった。
このような機会を作ってくれた「その友人」に感謝したい。
以下のようなメールをいただいた。
発信人は早稲田大学関係者であり(産学協同研究の事務局をやっている人だ)、別の研究会でご一緒だった人である
そのお嬢さんが所属する劇団の公演である。いい機会だから、時間を作って是非うかがいたいと思っている
昨日午後11時半、出身大学(武蔵大学)の正門に集まって、キャンパス内でお花見をした。集まった仲間は旧ゼミ仲間等の5人、皆いいおじいさん達んだ。
併設されている中学校・高校を散策し、かって自分達が学んだ大学の校舎は古ぼけてはいたが厳然とそこにあった。
桜は時期を若干すぎてはいたが、ぽかぽかした陽気もと、桜色と新緑の混合カラーの日陰の中をのんびりと散策する。これって人生最高の贅沢なのだろう。
なつかしいかった。
二次会は参加した仲間の1人のご自宅に招待された。彼の家は学校から徒歩で7~8分のところにある。
カミュ・ナポレオンをたっぷりいただきながら、学生時代にもどって、ケンケン・ガクガクの議論をした。互いに名字を呼び捨てである。
「中村!」
「飯田!」
呼び捨てにできる友達が居るって、人生最大の財産だと思う。だけど、相手に対し失礼だ。
今度会ったら、さん付けで呼ぼうと思う。
でも、会ってしまったら、多分、できないだろう。
25名を目標にしていたが、結局18名集めるのが限界であった。なにしろ卒業30年目なので診断業務を既に止めてしまっている人も多いし、地方の方々は来難いとは思っていたが、まあこれで仕方がないか。
折角集まるのだから、一緒に悩んだ昔の事や健康や病気の事など、思いっきり有意義に過ごそうと思う。
是非出席していただきたいと思っていた恩師が、体力的に自信がないということで出席できず、「みなさんによろしく」との伝言を頼まれた。皆、とても残念がることだろう。

昨日、銀座にある「銀座クルーズ・クルーズ」に行って、同窓会の下見をしてきた。
メーンの部屋は大きく明るく、しかも開放的な作りとレイアウトになっている。団体用の仕切られた部屋は少し天井が低く、窮屈な感じになっているが、場所がら仕方がないことか。こんな銀座のど真ん中にあって、比較的リーズナブルな価格設定になっているのがいい。
ここは豪華客船のレストランの雰囲気を出すような内装になっている。だからメーンの部屋で食事をするということは、豪華な客船に乗っている感じになるのだ…と思う。
ゲストサービス担当の方とも打ち合わせしてきた。なかなかしっかりしている人だ。
幹事仲間で、手分けして参加者を増やさなければならない。このような会は、なにしろ人が集まらなければ面白くないからだ。
幹事仲間の一人がいろいろ情報を集めて、やっと適当なところを見つけてくれた。忘年会の時期と重なり、会場を探すのも苦労したようである。
他の幹事の方々のご意見もあろうが、何しろ早く手を打たないと、会場がなくなってしまいそうだ。
場所は銀座ソニービルの前、東芝ビルの8階にある。
診断士の資格を取るとき一緒に1年間、寝食を共にした同期生が集まろうということで、幹事希望者3名が集まった。既に中小企業事業団・診断士養成過程を卒業して30年になるのだ。卒業生は北海道から沖縄まで、全国に散らばっているので、連絡を取るのは難しい。だけど完璧にやるのではなく、ざっくりとやろうではないか、ということになった。
決まったことは日程の12月1日(土)と幹事役5人と各々の役割である。細部はこれから詰めなければならないが、実施することだけは確実に決まった。
場所の候補は地方の人は飛行機か新幹線を使ってくるだろう。飛行機より新幹線が多かろう、ということで会場は東京駅近くのホテルがいい、ということになった。
言いだしっぺになっているので、これから楽しみながらエネルギーを注ごうと思う。
またこんな余分な仕事(?)を作ってしまった。
昨日、銀座にあるギャラリーモテキで開かれている造形芸術家・佐藤 達(さとる)氏の個展に行ってきた。氏はパリで活躍していて、時々日本に戻ってきてしばらく仕事をして、またフランスに帰ってしまう。
今年、故郷・登米市にお名前を冠にした美術館(Satoru Sato art museum)を開館すことになり、今は大変お忙しいときに、さらに個展も開いている。
氏の造形は四角と三角である。(何も分からない人間がコメントするのはここまで…)
会場には佐藤 達氏が待機しているので、もし興味があったら行ってみたら。昨日はその佐藤氏と今年7月完成する美術館のことや私が仕事で登米市にお邪魔したことなど、いろいろお話することができた。
正方形に命をささげている造形家の佐藤 達氏が東京・銀座で個展を開く。氏とはある研究会の仲間である。
氏はパリ国立高等美術学校に留学し、そのまま今日までパリに住み、ヨーロッパを中心に世界的に活躍する芸術家である。平面から半立体、野外環境造形作品を製作している。日本よりヨーロッパで有名な作家である。
個展が催されている場所は新橋から徒歩5分ぐらいのところにあるギャラリーモテキである。
6月4日(月)から同16日(土)まで開いている。
現代感覚に溢れた作品に触れることができるはずだ。
今回も行ってみようと思う。
友、遠方より来る。
30年ほど前に1年間、寝食を共にした友達が鹿児島から出てきた。
彼は中小企業振興事業団(当時の名称をそのまま使おう)の中に中小企業診断士養成過程1年コースがあり、そのコースで一緒に学んだ70名ほどの仲間の1人である。
1年間のカリキュラムの中には講義だけでなく、長期の合宿が何度もあり、そんな時は正に寝食を共にする生活を経験した。
所用があっ出てきた由であるが、もう1人のコース修了者である仲間と一献を酌み交わしながら、楽しいひと時を過ごすことができた。
以前から誰からともなく卒業30周年・記念同窓会を催そうじゃないか、という話が持ち上がっていたが、リーダーになる人がでてこなかった。
今回の出会いで、話がごく自然にまとまってしまった。つまり言い出しっぺにの1人になったのである。
この件に関してはある方と密かに話を進めていたものであり、鹿児島からの友を迎えて、一気に話が具体化した。
同窓会幹事長:鹿児島県人の彼(銀行卒業者)
幹事:現役の銀行マン(甲府在住)
幹事:司法書士・自営(金融機関卒業者)
幹事:私
この3人は役を引き受けてくれることになった。どこでいつ頃やるか、どんなことをするのか、これから決めるのであるが、4人が手分けをして進めれば楽しい会を催行することができるだろう。微力ながら幹事として力を注ごうと思う。
東京・御茶ノ水にある世界観ギャラリーで催されていた陶芸家・波多野千寿の個展に行ったきた。運よく千寿先生がいらっしゃって、短い時間ではあったがお話もできた。
先生の作品は既に花器、湯呑み茶碗各1つも持っている。茶碗は家内が毎日愛用している。自分の手にしっかりおさまって、口元が薄くできている。そして色やデザインも気に入っているようだ。
花器の方は大きな顔をして、我が家の玄関にデンと鎮座している。この家の主のように存在感がある。
こういうものに関心のある来客は、花器だけのときでも一様に「素敵な花器ですねー」と、驚く。自慢のできる一品である。さらに特に大きな花を植えるとき、最高に輝く。
先日、ストレッチャーを活けたら、花器にデザインされているクリスマスローズとストレッチャーとがぶつかり合ってしまい、マッチングしない様は異様に「素敵」であった。ストレッチャーがクリスマスローズをないがしろにする姿、このアンバランスはなんと表現すれば良いのだろうか。
波多野先生! ご活躍されますように!
手に入れた作品をコーナーに置いて写したので、載せておこう。隣にあるパンダ模様は作品とは関係ない、ただの電気スタンドである。
昨日(日曜日)、矢来能楽堂に行った。ここは都心にありながら閑静な場所にあって、注意深く探さないと通り過ぎてしまいそうな、そんな静かな雰囲気に包まれた建物である。
能楽堂に行くといつも感じるのであるが、木造の歴史のある建物には何か「神道」の影を感じてしまうのは私だけであろうか。
そんな雰囲気の建物の中で、ある会の発表会があった。朗読のリサイタルに協力していただいている方お二人が出演するというので、予定の時間少し前に到着した。
出演したお二人は、とても緊張されているようで、こちらにまでそれが移ってしまうほど、「緊張のパワー」を発散していた。緊張は伝染するものである、ということを、また感じた。
緊張するってすごく素敵なことだなー、というのが今日の感想である。
女流陶芸家・波多野千寿が銀座で個展を開く。16回目だということなので、歴史のある個展と言えよう。
今回のテーマは『桜』だそうだ。
いただいた招待状の文面をちょっと拝借して、転記しておこう。
「記憶の中の数々の桜、また、未来の桜に想いを馳せながら作陶しました。本物の桜の美しさ、あやしさには遠く及びませんが(以後省略)」とある。
そして作品の写真が載っている面にはさらに写真のそばに「花を待ちながら…」と桜色の文字が添えられている。
まことに女性の芸術家だ、きめが細かい、と感じ入っている。
3月26日(月)から同31日(土)までの6日間である。午前11時から午後7時までであるが、最終日だけは5時終了だそうだ。
場所であるが、世界観ギャラリー(03-3293-6334 http://www.gallery-mase.com)であり、住所は千代田区神田小川町3-28-13である。
案内状によればJR、千代田線、新宿線の各駅から4~6分程度のところだろうか。
私はJR・御茶ノ水駅から行こうと思う。
ところで波多野氏の作品が我が家の玄関に大きな顔をして鎮座している。作品の名前を聞いておくのを忘れてしまったが、クリスマスローズが裏表に掘り込まれたボリュームのある作品である。
今日撮ったので、載せておこう。
波多野女史がこのブログを見てくれるのを願って…。
東京駅6時28分発・山形新幹線つばさ101号で山形県南陽市赤湯にある葬儀場に行った。福島を過ぎるころから雪となり、赤津駅に下車した時は吹雪となっていた。
クライアントの前社長の葬儀であって、吹雪の中でしめやかに執り行われた。いつもの事ながら親族の方々の悲しみに満ちた姿を目にすると、こちらもいたたまれなくなってしまう。特に今回は親一人・子一人(独身の娘さん)であったため、父親を突然失った娘さんの打ちひしがれた姿が特に気になって仕方がなかった。
一通りのセレモニーが終了し、帰ろうとしたときも吹雪は止まなかった。
帰りのタクシーの運転手に気を取り直して「赤湯温泉の温泉の湯は赤い色をしているんですか」と聞いてみた。「赤くは無いんですよ」と、そして「温泉旅館は1箇所に集まっているのではなく、町の中に点在しているんです」と説明を受けた。
「いつ頃来るのがいいんでしょうね」とさらに聞いてみると、「さくらんぼの季節が最高でしょうね」と力強い答えが返ってきた。
「それは何月頃ですか」
「6月がいいでしょう」
赤湯駅11時24分に発つ東京行き新幹線に、駅内にあるキオスクで買った幕の内弁当を抱えて乗り込んだ。雪でコートは真っ白になっていた。
ところで今回知ったことであるが、厚生労働省認定・葬祭ディレクターがいることを知った。平成8年に第一回目の試験があり、1級と2級があるのだそうだ。
今回の葬儀を運営していた方々も有資格であったのだろう、格調の高い儀式となっていた。