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山道具 その2(冬の靴)

2013年02月16日 | 登山
 冬用は、イタリアのケイランド社の「M11+」です。


 昨年の1月に購入しました。冬靴は赤・橙色・黄色・ライムグリーンなどが出回っているので、落ち着いたシブい色の靴が欲しくて、この靴とスペインのボリエール社の「ジーワンライト」「アルワ」などを候補にしました。
【山道具屋で試着】 
 近くの山道具店で三種類の靴を数サイズ取り寄せ、試着させてもらいました。ボリエールは、珍しくビブラムソールではないので、どんなものかかなり興味がありました。また、スペインのメーカーというのも何か惹かれるものがありました。特に「ジーワンライト」は、スキーブーツのようにインナーが取り外せる二重構造で、温かさも別格との噂がありましたし。しかし、実際に試着すると、残念ながら「ジーワンライト」「アルワ」は、どうもしっくりきません。「M11+」は、生産終了の製品で1サイズしか取り寄せできず、いい感じなのですが、微妙に窮屈な感じで・・・。 
 実物を見ると「M11+」にかなり惹かれたので、もう1サイズ上の靴を試着したいのですが、輸入元のエアモンテに問い合わせをしてもらっても「在庫は、もうサイズがない」「輸入しようにも作ってない」とのことでした。
【メーカーに問い合わせ】
 日がたつにつれ「M11+」への物欲がさらに強くなり・・・。
 ダメもとで直接輸入元のエアモンテに問い合わせたところ「そのサイズはないですねえ。一つ下のサイズなら1足だけあったんですけど、それも、つい最近○○店に出荷したばかりですねえ。」との返事。○○店とは、私が取り寄せを頼んだ山道具屋。つまり私が試着してダメだった靴のことです。
 でも、とても親切な対応で、さらに日本全国のショップへの出荷状況を調べてくれました。「そのサイズは、金沢と愛知と・・・それと東京のお店に1足ずつ出荷した履歴があります。その3足で終わりですね。現在、日本には、その3足だけということになります。売れてなければの話ですが・・・。」との返事。
【取り置きと試着】
 速攻で東京の山道具屋へ問い合わせたところ、まだ在庫しているとのこと。取り置きを頼んですぐに翌日その店へ行ってみました。そこでも、いろいろな靴と履き比べましたが、やはり「M11+」がしっくりきたのでついに購入。

 何度か使ってみましたが、とても扱いやすい靴です。しっかりしてて動きやすくて、キックステップもよく効きます。デザインもとても気に入っています。
■ケイランド「M11+」■
銀と黒のツートンカラーです。ゲーターがついているので、雪の侵入を防いでくれます。


■靴底■
ビブラムです。トレッドパターンは「ロッチャ」「モンタニア」と同じですが、吸収材が使われているので「A-9」あたりだと思います。

■インソール■
純正のインソールです。問題ないので「ショックドクター」にはしていません。でも、そのうち試してみます。

■タグ■
「UK9」だから27.0~27.5cmって感じでしょうか。これもルーマニア製でした。「2009」は、製造年なのでしょうか?

■ストッパー■
靴ひもを普通に締め上げると、このストッパーで緩まないようになっています。寒くかじかんだ手で扱うときに、これが実に便利。外すときはワンタッチです。

■重量■
実測で2050g。ガルモント「ブレンタGTX」とほぼ同じです。


山道具 その1(登山靴)

2013年02月16日 | 登山
 イタリア製の「ガルモント ブレンタGTX」で山を楽しんでいます。昔ながらの「ステッチダウン製法(周りに縫い目が見えているタイプ)」と革の質感に憧れて10数年前に購入しました。
 ステッチダウンの靴は、靴底もある程度しっかりしているので、岩場では安定します。アイゼンにも対応しやすいです。つま先やかかとがとがっている(丸みを帯びていない)ので、残雪期の雪渓では、キックステップで蹴り込むこともできます。
 夏だけでなく、春山や初冬の雪ならば、この靴で登っています。冬靴より軽快に登れます。GWの立山、6月の燕岳、11月の西穂高岳(独標まで)くらいなら十分対応します(人によると思いますけど)。
■ブレンタGTX■
こんなクラシカルな靴です。

■靴底■
定番のビブラムの「ロッチャ」です。

■タグ■
「UK8」だから26.5cmって感じだと思います。よく見るとルーマニアで作られているみたいです。

■インソール■
ショックドクターSP0991に交換しています。これが実に優れもの。それまで悩んでいたの指先の痛みやまめを解消してくれました。インソールは大切だと思います。


 実は、上の靴は2代目です。とても気に入ったので2足持っています。靴底を張り替えるのに1か月かかるので、それを待つ間に山に登るための新しい靴を検討したのですが、いろいろ履いてみて結局同じ靴を買う羽目になってしまいました。
■初代と2代目■
どちらもかなりはきこんで、色が濃くなっています。



■靴底の比較■
両者ともに「UK8」サイズなのに、かなり大きさが違います。初代は張り替えたからなのでしょうか?長さでは5mm、幅に至っては10mm位違います。写真でも初代がかなり細身なのがわかると思います。

■純正インソールの比較■
デザインが変わってます。素材なんかも少し違うのかも。両者ともに「UK8」サイズなのに、長さが7mm位違います。
※左は「ショックドクター」ではありません。

■重量の比較■
実測で初代が2045g、2代目が2000gでした。メーカー公称では片方で900gとなっていますが、油がしみ込んだ分重くなっているのかもしれません。


 最近分かったのですが、どうやら今は生産中止になっているそうです。そうなると2足買っておいてよかったと思います。近頃は、このような革のステッチダウンタイプは少なくなりましたよね。GOROの「ブーティーエル」「ブーティーエム」やザンバランの「フジヤマGT」「クラシコ」やカルツなんかはまだ製造しているようですが。

■GOROのブーティエムとエル■
茶色だけでなく黒革もあって、何ともシブいですね。上の写真は、左が「エム」、右が「エル」です。下の写真は「エム」です。


■カルツのガイドアルピナ■
実にトラディショナル、何ともクラシカルないい雰囲気です。滅多に見かけないのもいいですね。