もう一つ遺構を探してきました。
その前に水戸電気鉄道のお話をwikipediaより転記
計画当初は水戸石岡電気鉄道と名乗り、その名の通り水戸 - 石岡間を水戸街道(陸前浜街道)沿いの最短距離で結ぶことが目的とされた。当時すでに開業していた鉄道省常磐線は同区間を友部経由で遠回りするルートとなっており、水戸街道近辺の住民にとっては不便をきたしていたことが当路線建設のきっかけであった。
しかし、水戸駅の手前に鉄道省の車両基地があり、水戸駅に乗り入れるにはこの上に高架線を敷設する必要があった。これに必要な資金を確保できる余裕はなく、水戸駅への乗り入れは実現させることができなかった。また、石岡側も石岡からはるか手前の奥ノ谷までしか到達できなかった。そのため利便性に大きな問題を抱え、わずか6年で事実上の営業廃止へと追い込まれることとなった。
との事なのです。因みに電気鉄道と名乗ってますが 直流電化の許可が下りずガソリン動車で運行していました。
廃止は昭和13年ですが営業休止は昭和11年 常陸長岡駅も使用停止してからは80年は立っている模様(笑)
さて常陸長岡から南に小鶴駅方面を目指します。正面に見える小高い丘より涸沼川方に降りて来る訳ですが 切通しではなくトンネルを掘って降りていたの事 埋められているので出入り口は不明ですが 資金難だった割には大胆だったと。
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隣駅の小鶴駅付近 この辺りに大きな橋台残っているとの話でしたが やはりよくわからず。
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小さな川を見つけましたが
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反対側は道路?
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降りてみたら 川が埋め立てられて道路に(川は下に流れている模様)
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橋台だけに川を探していましたが 見つからない訳で。
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奥へ進むと おっ
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ありました^^v
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想像以上に立派
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橋台が家壁一部ですね(笑)
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反対側は整地され片側のみ現存 この後さらに大きい涸沼川を越えていたのはすごい事。
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ガーターを支えるボルト跡も残ってました
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普通の人は気にならないかもね。
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この後しばらく周辺を探しましたが 路盤跡らしき感じはありましたが確証なし。80年も経てば致し方ありません(^^;
水戸電気鉄道 6号パイバスにも転用されています。これはちょっと驚きですね。
この方の
ブログに当時の車両がわかる画が出ておりました。