トーキング・マイノリティ

読書、歴史、映画の話を主に書き綴る電子随想

蛇をめぐる物語

2013-01-04 21:10:06 | 読書/小説

 今年は巳年。巳年生まれも含め、が苦手という人は結構多いのではないだろうか?私も危険のないガラスケース越しやТVで見るのはいいが、直に出会うのはやはり怖い。同じ爬虫類でも亀やトカゲならどこか陽気な印象もあるが、足がなく滑るように地を這う蛇の姿は不気味だ。まして毒蛇もいるし、ますます怖い生き物のイメージが強まる。

 同時に蛇は日本も含め「古来、世界的に信仰の対象」(wiki)とされており、蛇の生命力と神秘性がそうさせたのだろう。例外的にユダヤ教では創世記の記述により悪魔扱いとされ、その見方がキリスト教やイスラム教に受け継がれる。
 いくら信仰の対象や神の使いとされても、その姿への嫌悪感は消し去れず、物語に登場する蛇は悪役であることが多いような。子供時代に見た楳図かずおのマンガ『へび少女』は、本当に怖かった。今なら笑って見れるだろうが、その頃は蛇と化した人間の姿は恐ろしかった。蛇は執念深さの象徴にもされ、蛇を殺すと何代も祟るといった迷信まである。

 蛇の国というイメージのあるインド。インド神話には乳海攪拌(にゅうかいかんはん)のように蛇神が重要な役割を果たしており、さぞ蛇は神聖視され、敬われているかと思いきや、物語にみる蛇は悪玉にされることも少なくない。「インドの民話集」の記事でも取り上げたが、性悪で誰にでも噛みつく蛇が主人公だった。
 著者名や著名は忘れたが、蛇を飼う男が主人公のインドの短編小説を読んだことがある。主人公は蛇を大変可愛がり、鼻輪を付けビビ(昔のインドでのムスリム貴婦人への尊称)と呼ぶ。蛇にかかりっきりの夫に不満な妻は、これを追い出そうとする。最後にこの蛇は、男の妻を殺害して主人の元を去る。蛇はだった。この物語で蛇は嫉妬深く冷酷な生き物となっているが、似た様な話は日本にもありそうだ。

アイルランドに蛇はいない』(原題:There Are No Snakes in Ireland)という短編小説がある。著者は英国人作家フレデリック・フォーサイス。題名通り英国領北アイルランドアルスター地方が舞台だが、主人公はインド人留学生青年ラル。ラルは医学を学ぶため北アイルランドに留学したが、クシャトリヤ出身でも家は豊かでないため、学費を稼ぐために人夫として働く。職場以外でもインド人ということで彼は様々な差別を受けることになるが、蛇が関わるストーリーとなっている。

 殊ある毎にラルを虐めたのが現場監督のキャメロン。大人しいインド人異教徒のラルを目の敵にして、何かときつい仕事を命じる。親切な人夫仲間もいたが、“ビッグ”の異名を持つ腕っぷしの強い大男キャメロンに逆らえる者はいない。この男はただの荒くれ土木監督ではなく、影ではプロテスタント過激派の幹部でもあった。ラルが医者の卵であることを知り、怪我の時に診てもらえると喜ぶ作業員と違い、自分には指一本触らせないと言う始末。

 親方の侮辱に金のためと必死に耐えていたラルだが、ある時ついに怒りを爆発させる。“黒んぼ”と罵ったキャメロンに、言い返した言葉は印象深い。
―自分はクシャトリアという階級に属している。今でこそ金に不自由しているが、お前たちの先祖が半裸の野蛮人であった頃、我々の祖先は学者であり戦士だったのだ。これ以上僕を侮辱することはやめてほしい…

 もちろん粗暴なキャメロンがインド人の抗議に耳を貸すはずもなく、鉄拳をお見舞いしてラルを叩き伏せる。力でも敵わないラルはその夜、居住するアパートでヒンドゥーの女神に祈り続け、明け方にバスローブの紐が落ちているのを見る。あたかも紐は蛇を思わせ、それを女神のお告げと解釈したラルは、蛇を使った復讐を始める。
 この作品では蛇は恐ろしい生き物というよりも、人間に利用される存在として描かれている。ただ、復讐に蛇を使うインド人が登場したので、妙に憶えている。

 蛇を使った犯罪小説では、シャーロック・ホームズシリーズの『まだらの紐』はあまりにも有名。これまた惨いなのは蛇ではなく人間というオチでもあるが、サソリや毒蜘蛛よりも毒蛇の方がより多く小説に登場しているはず。入手しやすく扱いやすいこともあろうが、実際には蛇より人間の方がより邪悪な生き物なのかもしれない。

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14 コメント

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RE:ホワイトベース (mugi)
2013-01-29 21:36:10
>mottonさん、

 空母から垂直離着陸機やヘリコプターを運用する強襲揚陸艦が発展したことも初耳です。強襲揚陸艦を試にwikiで見たら、何と日本陸軍が建造した神州丸が世界初のそれだったのですね。本当に参考になりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B7%E8%A5%B2%E6%8F%9A%E9%99%B8%E8%89%A6

「おおすみ」なら名前だけは聞いたことがありますが、wikiでも輸送艦と紹介されています。新聞で強襲揚陸艦の表記を見た記憶がないし、これでは「常識」にもならないかも。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%BF%E5%9E%8B%E8%BC%B8%E9%80%81%E8%89%A6
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RE:軍事オンチですか。。。 (mugi)
2013-01-29 21:34:54
>Fugen様、こんばんは。

 あの塩野氏も軍事オンチだったのですか!そう言えば、『海の都の物語』『レパントの海戦』でもヴェネツィアの軍艦への記述が少なかったように見えます。男性の歴史作家ならば、船に関してうんちくを垂れそうですね。私の好きな作家にフレデリック・フォーサイスがいますが、彼は小説『悪魔の選択』でタンカーを書く際、2日ぶっ続けで巨大タンカーを調べたそうです。これまた女性作家では考えられない。

 軍事のことになると、情けないことに私は頭がフリーズ状態、文字が頭の中に入らない有様なのです。「強襲揚陸艦」という用語も初めて目にしました。一般に女性は軍艦となれば、空母も強襲揚陸艦も戦艦もゴッチャになっていると思いますよ。前にも「ドレットノート」についてコメントがありましたが、「ノート」というと、香水を連想するのが女性です(笑)。
 私自身、空母と戦艦を同じだと思っていました。後者は巨砲をバンバン撃つイメージがあり、どちらも艦載機を載せているので表現が違うだけと考えていました。しかし、ある男性ブロガーさんから、「それは宇宙戦艦ヤマトやガンダムの世界」と言われ、またも軍事オンチぶりを曝してしまいました。

 かろうじて駆逐艦なら知っていますが、これも映画『Uボート』を見たおかげです。拙ブログで大東亜戦争や軍事に関する記事がないのも、基礎的な軍事知識がないため書けないだけ。近現代戦となれば完全にお手上げだし、軍事よりも人物面に関心があります。馬場あき子の小説は未読ですが、面白そうですね。一般に女性は源平や戦国のような乱世の時代ものでも、人間関係や心理に関心があると思います。

 貴方のブログでの中韓の歴史に関する記事は参考になりました。そして山本七平は興味深いことも言っていたのですね。どうも私は耶蘇という色眼鏡で見すぎたのかもしれません。山本心酔者ブロガーに、非常識で耶蘇としか思えない者(本人は否定)がいて、ますます嫌いになりました。私の方こそ、今後ともよろしくお願いします。
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ホワイトベース (motton)
2013-01-29 00:40:18
強襲揚陸艦と空母は許してやりましょうよ。
垂直離着陸機(STOVL)やヘリコプターを運用する強襲揚陸艦は空母から発展したものですし、米軍の新型のアメリカ級、スペインのファンカルロス1世級あたりは強襲揚陸艦兼軽空母としての運用なので区別が難しい。
ガンダムの母艦ホワイトベースも強襲揚陸艦兼空母かな?

強襲揚陸艦という艦種があるということは常識として知っていて欲しいですが。(揚陸艦であるおおすみ級を輸送艦と呼称しているし知らない人は多そう。)
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軍事オンチですか。。。 (Fugen)
2013-01-28 19:14:30
mugi様 こんばんは

mugi様が、軍事オンチとは思いもしませんでしたが、一方で納得です。
いくら歴史に精通していようと、兵器など軍事に関する嗜好には男女差があるのかもしれないと思いましたから。

私は以前、塩野七生が軍事オンチだと思ってビックリしたのですが、mugi様のご返信で何となく腑に落ちました。
かなり前ですが、塩野七生の文藝春秋誌の連載エッセー「日本人へ」を本屋で立ち読みして思わず目が点になりました。
私の記憶では、イタリアに米国海兵隊の軍艦「イオー・ジマ」が寄港したときに、見学に行った塩野七生が「強襲揚陸艦イオー・ジマ」のことを、こともあろうに「巨大な空母」と記していたからです。軍事常識がある人ならこんな間違いは絶対にしないと、私は思います。確かに、両方とも全通甲板(船を飛行場にするのために、甲板が真っ平らで、端っこに小さな艦橋があるだけ)で、形は似ていますが、全く用途が異なる軍艦です。
「空母」とは、主戦力を戦闘爆撃機(飛行機)とし、制空権・制海権を確保するのが主任務です。簡単に言えば、敵国の戦闘機などの軍用機や、軍艦などをやっつけるのが主任務です。
「強襲揚陸艦」とは、主な装備は上陸作戦用の輸送ヘリコプターや、戦車・装甲車・大砲などの重装備を揚陸するためのエア・クッション型揚陸艇(LCAC)などです。空母と違って、上陸作戦の主戦力の上陸作戦部隊(海兵隊員)を多数搭乗させており、上陸作戦に特化した軍艦です。こうした基礎的な軍事知識無しは、近現代戦を論じるのは難しいと、私は思います。

また一方で、私にとっては、女性ならではの歴史観・人生観は本当にスゴイと感心したこともあります。
例えば、歌人の馬場あき子が、『大姫考』『遊狂の花』で平家物語などに触れていて、軍事的な合理性とは全く別の視点で、木曾義仲などを描いています。軍記物から深い人生観を喚起してくれる馬場あき子の描写に、私は本当に感動しました。

勿論、男女の性別だけで嗜好が決まるわけではないでしょうが、色んな方のご見識なり、思いなりに触れるのは、本当に嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。
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RE:そんなことはありません RE:「蛇」と空 (mugi)
2013-01-27 21:24:29
>Fugen様、こんばんは。

 記事にも何度か書いていますが、実は私は軍事オンチで、軍艦や航空機名はもちろんミサイルの種類や名前もまるで知らないのです。「トップ・ガン」は観ておりますが、コードネーム「ヴァイパー:Viper」とは、マムシの意味だったのですか。これも初めて知りました。仰る通り、日本ならば兵器では蛇よりも龍の名が好まれるでしょう。

 以前、上記のmottonさんが面白いことを言っていました。彼の妻はSFや歴史好きで、ブランド品は特に興味がなく、フェミニズムに批判的だそうです。そのくせ軍事や兵器には全く関心を示さないらしく、これも女性の特徴です。軍事に詳しい女性もいると思いますが、至って少ないはず。やはり男性は軍事や兵器となると、関心が強いようですね。
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そんなことはありません RE:「蛇」と空 (Fugen)
2013-01-27 20:12:08
mugi様 こんばんは

 米軍のサイドワインダー(=ガラガラヘビ)という空対空ミサイルは非常に有名ですよ。戦闘爆撃機F4ファントムなどにも搭載されベトナム戦争でも使用されました。日本の空自にも導入されました。
トム・クルーズ主演の古い映画「トップ・ガン」でも、トムが演じる天才パイロット「マーベリック」の父親のかつての戦友でもある飛行教官のコード・ネームは「ヴァイパー:Viper」で、蛇のマムシの意味です。毒蛇は強いというイメージがあるから好まれるのだと思います。

 なお、日本の兵器などには、蛇の名前はつけられていませんが、それは多分、蛇より龍の方が強そうでエラそうなためです。「龍頭蛇尾」といいますからね。
例えば、大東亜戦争当時の正規空母「蒼龍」「飛龍」などが代表です。また、海上自衛隊のスターリングエンジン搭載の最新鋭潜水艦は「そうりゅう型」です。
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RE:毒蛇 (mugi)
2013-01-07 21:47:38
>mottonさん、

明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い致します!

 私は仙台市郊外に生まれ育ったためか、生きている蛇を直に見たのは先のコメントに書いたとおり、10年ちかく前の近所での出来事だけでした。小学校の遠足の時、男子生徒が蛇の死骸を見つけ、それで遊んでいましたが、場所は山の中。
 俗にマムシの様な毒蛇は頭が三角形と言われますが、ハブはそうではありませんよね。ヤマカガシは暫くは無毒と思われていましたが、それを飼っていた少年が死亡した事件があり、それ以降危険な毒蛇として知られるようになったのを憶えています。

 ネズミやモグラを食べてくれる無毒の蛇でも、あの姿に嫌悪感を抱く人も少なくないはず。他国の例でインドコブラは猛毒で知られますが、信仰対象になりました。それにしても、貴方のおじい様はマムシの生肝を焼いて食べていたのですか。昔は栄養食だった?
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毒蛇 (motton)
2013-01-07 12:26:36
明けましておめでとうございます。

高知の田舎に育ったため、野山や小道を歩く時はマムシ(土佐弁で「ハミ」)に気をつけなさいと嫌と言うほど言い聞かされました。そのため今でも歩いている時に道路脇でガサッと音がするとビクッとなります。
マムシは頭が三角形で鱗が亀甲模様なので、蛇をみたらマムシかどうかすぐに判別する癖もつきました。祖父母や父は見つけたら即殺していましたね。亡き祖父は生肝(心臓かも)を飲んで焼いて食べていましたが…。

毒蛇には他にヤマカガシ(土佐弁で「ヒミズ」)という赤い蛇がいて、あまり知られていませんがマムシより毒が強い(方言の語源は「陽見ず」=次の日まで持たない、らしい)ので怖がられていました。

他の蛇は害獣のネズミやモグラや食べてくれる益虫扱いでしたので、みだりに殺すことはありませんでした。

蛇への信仰や神話での扱いは、蛇の特異な姿や生態だけでなく、害虫(毒蛇)と見るか益虫と見るかも影響していそうです。
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RE:「蛇」と空 (mugi)
2013-01-06 21:07:12
>のらくろ さん、

 昔は12星座だったのが、最近では13星座占いも出てきました。仰る通り13星座占いでは、さそり座といて座の間にへびつかい座を加えたものです。「へびつかい」といえ、この大男は医師のアスクレーピオスで父はアポローン神。星座の絵だけ見れば、レスラーさながらですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B8%E3%81%B3%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%84%E5%BA%A7

 3等星以下の暗い星から成るうみへび座ですが、全天では最も大きな星座でもあります。それでも1等星がない星座はやはり地味。そして、のらくろさんは蟹座だったのですか!英雄ヘラクレスに無残に踏みつぶされるにせよ、捨て身の勇気が認められて星座になったとか。
 私は12星座ではおとめ座なのです。若い頃はおとめ座でも結構ですが、年を取るほど、この名称が嫌になってくる(藁)。特に男性のおとめ座なら、凹むでしょう。13星座占いだとしし座になり、こちらの方が断然よい。

 サイドワインダーという空対空ミサイルは初耳です。ミサイル名にガラガラヘビとはいかにもアメリカ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC_%28%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%29

 もし日本国産のミサイルが製造できたとしても、マムシやハブという名前は付けないでしょう。
返信する
RE:追記 (mugi)
2013-01-06 21:05:30
>こんばんは、室長さん。

 建設会社に勤めていた私の友人の話によると、昔は土を掘削した際、蛇の巣が見つかり、それを現場で食べたことがあったそうです。冬眠中となれば蛇は固まっていてボール状になっており、青大将やらシマヘビやら違う種類同士でも一緒になっていたとか。いかに食糧不足の時代にせよ、蛇がおやつだったとは仰天しました。そう言えば、中国料理に蛇のスープがありましたね。

 母の実家のお隣さんの鶏小屋に青大将が入ったそうです。捕えて腹を裂いたら、雀らしい鳥が何匹もあったとか。この蛇は体長が2m以上にもなるのですか。蛇のいないはずのハワイ州にも、近年は人間が持ち込んだそれが野生化し、問題になっているそうです。
http://www.asahi.com/eco/TKY201107250774.html

 農薬を使わなかった戦前の日本なら、さぞ蛇が多かったことでしょう。蛇の数の減少は果たして人間にとってよいことなのやら。
返信する
「蛇」と空 (のらくろ)
2013-01-06 17:50:56
意外な取り合わせ化もしれないが、まずは「夜の空」、すなわち星座から。

星占いに使われる黄道十二宮はとくにオナゴはんならよくご存じだろうが、13番目としてへびつかい座が入ってくることもあると聞いたことがある。割と大きな星座で、形としては大男が大蛇をバーベルを持つように逆手で両手で握っている様だということだ。
蛇がらみでは、もうひとつ、うみへび座というのもあり、春の南の空に東西に向け長々と横たわっている。ただし、それぞれの星は3等星以下の暗いものばかりであり、小中学生の頃には確りあった視力も今はすっかり落ちて、おまけに老眼まで付いてきてしまった今となっては、春の南空にうみへび座を追うのは私には困難になってしまった。

星座ついでに言えば、自分の属するのが蟹座だと知った時は、随分落ち込んだ。なにしろ隣が双子座と獅子座でカストル、ポルックス、レグルスという1等星が燦然と輝き渡り、天空に占める面積も比較的大きいのに対し、蟹座はうみへび座と同じく3等星以下で形成、天空面積も小さいうえ、神話でもヘラクレスに向かって行って一踏みでつぶされた哀れな巨蟹という情けない有様だからだ。3等星以下で構成されるのはほかにやぎ、水がめ、うおの3星座があるが、これには神話での扱いはあまり悪くなかったと記憶する(どういうギリシャ神話かは忘れてしまった)。

さて、ロマンあふれる星座の話から一気にきな臭い話へ。サイドワインダー(ガラガラヘビ)という名の兵器-空対空ミサイルがある。これは、ガラガラヘビが熱源-赤外線に向かって攻撃する習性をあてはめたもので、ジェット戦闘機の後方排気炎という熱源を追尾するミサイルだからこういう呼び名がついた。米軍はもちろん、航空自衛隊の主力戦闘機にも必ず近距離空対空ミサイルとして、サイドワインダーは未だに(数次の性能向上を果たしながら)現役である。
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追記 (室長)
2013-01-06 09:57:59
こんにちは、
 小生の田舎は、三重県中部の漁村で、海に面しているので田圃は少なかったけど、昭和20年から30年代にかけては、いまだに里山とか、草叢とかが多かったので、蛇も沢山いたようです。ともかく、蛇取り職人の素早い動きで、一瞬の間に蛇を捕まえる妙義には、驚きました。当時は食料も少なかったので、蛇は串焼きにでもしていたかも。
 マムシも身近にいて、一度など遊んでいた堤防の草むらに、生まれたばかりの子供マムシが数匹うごめいていて、びっくりした覚えもある。
 青大将はよく見かけました。体長2m以上の大物が石垣をよじ登っていたり。
 ハワイ州に蛇がゼロというのはよく知られている事実です。パラオには、いたと思う。
 日本では、農薬を使うようになり、昆虫が一時減ったので、蛇の数も減ったのではないでしょうか?今住んでいる東京湾の湾岸の埋め立て地でも、2回ほど蛇を見ています。やはり、草叢とかにはいるようです。
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RE:蛇のいない島 (mugi)
2013-01-05 22:40:24
>こんばんは、室長さん。

 私の現PC=ノート型NECはメモリーが4GBですが、前のノート型Vaioはハードディスクが30GB、メモリーは256MBの代物だったのです。それでも購入時点では最新型で、17万近くもしたのです!今はノートPCでも10万をきっており、一昔前に比べかなり値段が安くなりました。友人の旦那はPCマニアだそうですが、以前は値段が50万円の時もあったとか。
 前のノート型Vaioでは時々フリーズしましたが、今のWindows7ではまず起きませんね。そして未だに通信回線はADSLなのです(汗)。それで特に支障はないし、やはり光回線に比べて安いため、暫くは光回線にする予定はありません。

 私も上記の小説を見て、アイルランドに蛇がいないとは意外だと思いましたが、実際はどうなのでしょうね。ブルも蛇は少ないのですか。見つけ次第殺したので、下手すると絶滅危惧種になっているのかも。さらに驚いたのが、あのハワイ州に蛇がいないのですか!常夏の島だから、蛇がうじゃうじゃいるとばかり思っていました。

 室長さんの故郷は三重県ですよね?昭和30年ころには蛇取り職人までいたのですか!沖縄にはハブ酒がありますが、本州にもマムシ酒があるし、漢方薬にも使われるのかもしれません。
 東北にも結構蛇はいますよ。実は私の近所にも蛇がいたのです。10年ちかく前だったか、路上に黒い紐が落ちているのを見たことがあります。こんな所に誰が紐を捨てたのかと思って近づいたら、それが動きました。黒っぽくて長いので、恐らくシマヘビと思いますが、マムシだったら本当に怖い。母も実家で青大将を見たと話していました。
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蛇のいない島 (室長)
2013-01-05 09:44:17
mugiさん、こんにちは、
 小生の新PC=ノート型Vaioは、メモリーが8GBと大きいので、自宅内ワイアレスとして使っているけど、速いです。NEC・Vista機は、直接光回線と有線で繋いでいるけど、遅い…やはり5年前の機種はメモリが小さすぎるし、Vistaはともかく遅い。ただし、このVista機では、何度もフリーズしているけど、電源を切って再度立ち上げると、何とか戻るので、小生はフリーズも恐れなくなった。

 ところで、北アイルランドが蛇がいない島というのは、小生は怪しいと思う。確かに寒い土地ですけど、アイルランド島が蛇ゼロとは、聞いていない気がする。南アイルランドにはいたと思うので、北にもいると思う。もっとも、目撃の記憶はないですけど。

 本当に蛇がいないのは、ハワイ州で、ここでは、元々いなかったほか、輸入時の検査で徹底的に蛇を排除しているので、動物園にしかいません。

 ブルガリアでも、蛇はまず見ない。ゼロではないけど、人々は、羊が恐れるからよくない動物として、見つけると殺すと言っていた。

 とはいえ、ギリシャ神話などで、蛇は医者とか、薬局の神様のはず。西洋の薬局には、蛇の看板があったと思う。

 日本は、蛇が多い国です。小生の子供のころは、腰に魚籠をつけた蛇取り職人が、草叢とか、田んぼのあぜ道とかで、手をさっと差し込み、即座に蛇を魚籠に入れてしまう名人を見たことがある。こんなにどこにでもいるのか?と不思議に思うほど、十数歩で1匹くらいの割合で、どしどし捕獲していて驚いたものです・・・昭和30年ころの話ですが、蛇などは中華料理屋にでも売れるのかと、不思議でした。
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