インド映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』のDVDを見た。インド映画らしくハッピーエンドとなるのは観る前から想像がついたが、それでも久し振りに質の良いおとぎ話だった。以下は映画.comでのストーリー紹介。
―インド人青年と、声を出せないパキスタンから来た少女が、国や宗教を超えて織り成す2人旅をあたたかく描き、世界各国でヒットを記録したインド映画。幼い頃から声が出せない障がいを持つシャヒー . . . 本文を読む
『エンテベ空港の7日間』(英米2018)のDVDを見た。タイトル通り1976年に起きたエンテベ空港奇襲作戦をテーマとした作品。エンテベ空港奇襲作戦が起きた時私はまだ未成年だったが、ハイジャック事件での見事な人質救出作戦は印象的だった。ただ、ハイジャック犯にはドイツ人テロリストが2名おり、1人は女だったことを本作で初めて知った。 本作ではドイツ人が所属していたテロ組織名は挙げられていなかったが、wi . . . 本文を読む
久しぶりに痛快な娯楽映画を見てきた。『トップガン マーヴェリック』はタイトル通り'86年作『トップガン』の続編で、前作から実に36年振りの公開。本作はコロナ禍のために制作もかなり遅れたそうだが、何とか今年上映されたのは良かった。 前作が公開された時、日本でも航空自衛隊に入隊する若者が急増したと云われるが、本作でも同じような現象が起きるのやら。
前作『トップガン』は封切で見た。主演トム・クルー . . . 本文を読む
ソ連時代のサイレント映画『戦艦ポチョムキン』(監督セルゲイ・エイゼンシュテイン)を見た。図書館に淀川長治総監修『世界クラシック名画100選集』のDVDが陳列されていて、折からのロシアのウクライナ侵攻もあり、興味がわいた。ソ連で制作・公開されたのは1925年、「第1次ロシア革命20周年記念」としての作品で、1905年に起きた戦艦ポチョムキンの叛乱がテーマ。
この作品がソ連のプロパガンダ映画であ . . . 本文を読む
コロナ禍により公開が遅れに遅れた007シリーズ最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」、先日のレディース・ディでやっと鑑賞できた。何しろダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる最終作でもあるので、007ファンには絶対に見逃せない。 本作品への評価はファンの間でも賛否両論だろうが、私的にはダニエル・クレイグ主演最終作に相応しい内容で満足させられた。しかし、そのラストに衝撃を受けたファンが大半だった . . . 本文を読む
6月27日にBSプレミアムで放送され、録画していた映画ニコライとアレクサンドラを見た。以下は番組サイトでの紹介。
―ロシアの皇帝ニコライ2世と皇后アレクサンドラ、栄華を誇ったロマノフ王朝の最後の日々を「猿の惑星」などのフランクリン・J・シャフナー監督が重厚に描く歴史スペクタクル。 皇太子アレクセイは、幼い頃から重い病を患っていたが、怪僧ラスプーチンによって救われる。皇帝夫妻から信頼を得たラスプ . . . 本文を読む
豪華絢爛としか言いようがないインドのスペクタクル史劇。AmazonのDVD案内には、「16世紀に生み出されたインド古来の伝記:パドマーワトに描かれた愛と誇りの物語が、500年の時を超えて、インド映画史上最大級の製作費を費やした究極の映像美で蘇る!」のコピーの後、ストーリーをこう紹介している。
―13世紀末、シンガール王国の王女、パドマーワティ(ディーピカー・パードゥコーン)は、西インドの小国、 . . . 本文を読む
今やネット配信が当たり前の時代だが、映画好きの地方在住者には今でもDVDレンタル店の存在は有難い。地元で公開されなかったため、行き付けのツ○ヤでこの作品を借りてみた。以下は映画.comでのストーリー紹介。
―「ムトゥ 踊るマハラジャ」のラジニカーントが1人2役で主演し、大ヒットを記録したインド製SFアクションコメディ「ロボット」のシリーズ第2弾。インドの町からスマートフォンが消え、携帯業者や通 . . . 本文を読む
久しぶりにトルコ映画を見た。邦題では“ブラック・ウォリアーズ”と何とも軽いタイトルになっているが、原題は Deliler Fatih’in Fermani 、オスマン帝国最強精鋭部隊“デリラ”の活躍を描いた史劇。“デリラ”と聞くと大半の日本人は、旧約聖書に登場する怪力男を惑わせた美女を思い浮かべるだろうが、本作で . . . 本文を読む
身分違いの恋を描いたインド映画。身分違いの恋など、日本では何とも古臭いと思われがちだが、この作品にはインドの根強い因習や厳格な階級社会が描かれている。この国の深刻な社会問題が現れており、安易に恋愛映画と呼ぶにも相応しくない。映画サイトMovie Walkerではストーリーをこう紹介している。
―経済発展著しいインドのムンバイ。農村出身のメイド、ラトナ(ティロタマ・ショーム)の夢はファッションデ . . . 本文を読む