その一、その二の続き
周 来友のコラムで特に大笑いさせられたのは、以下の意見。
―男性の経済力はもはや中国人のほうが上。一人っ子政策のため甘やかされて育った「草食系」も多いが、それでも中国の若者は総じて日本の若者よりバイタリティーがあり、「起業して成功したい」などとガッツもある。中国人男性が日本の女性たちに魅力的に映ってもおかしくはないだろう。
これぞ典型的な田舎成金男の主張。男性の経済力はもはや中国人のほうが上と豪語しても、未だに中国人男女が日本に移住してくるのは何故だろう?日本の社会福祉制度に寄生する目的もあろうが、経済力があってもモテない男はモテない。もちろん金持ちは時代や国を問わず人気者だが、カネがあるから群がるのであって、男として魅力的に映るからではない。
ラビでもあるユダヤ系米国人マーヴィン・トケイヤー氏は、こんなユダヤの諺を挙げていた。
「金持をほめる者は、金持をほめているのではなく、“金をほめている”のである」
日本人は若者ばかりか女性も総じて「草食系」なのだ。周はバイタリティーがあり、「起業して成功したい」とガッツがある男ならモテると勘違いしているが、完全に昭和のオヤジ感覚に近い。戦時では価値観は様変わりするが、今の日本ではガッツがある男よりもフィーリングの合う男が好まれ、魅力的なのだ。
そもそも大陸の中国男は、同じ漢人であるシンガポールや台湾、香港の女性からもガサツな田舎者と敬遠されているではないか。尤も彼女らは日本女性とは違い、中国男の本性を知っているだろうけど。中国幻想を抱いている日本の女と中国男性なら相性がいいかも。
台湾の漫画家・蔡 志忠氏の作品に、『マンガ 孫子・韓非子の思想』(講談社)がある。韓非子の箇所にあった「妻のお祈り」(ハードカバー版199頁)はこんな内容だった。
衛国のある夫婦が神様にお祈りをする。妻は、「どうか神様、ただで百束(一束は布十反)の布が手に入りますように」と祈る。そんな妻に、「何でそんなみみっちいお祈りをするんだ」と夫は不満顔。これに対する妻の答えがふるっている。
「もしもガッポリ手に入ったら、お前さん、妾を買うに決まっているよ」
バイタリティーのある男は起業して成功する確率も高いが、同時に家庭を顧みられなく傾向も高い。解消無しの夫は困るが、ガッポリ儲ければ愛人を囲うのは当たり前だろう。韓非子の時代から、成功しすぎる夫に対する妻の懸念があったことは意味深い。
経済力を持つとすぐに居丈高になるのが儒教圏の特徴だが、軍事・経済力で世界を圧倒していた清の時代から中国人は東南アジアに出稼ぎに行っていたことを知る日本人は意外に少ないはず。
その清もアヘン戦争で英国に大敗。アヘン戦争終結から20年後の1862年5月、高杉晋作は上海に渡航、現地の様子を視察している。植民地化が進んでいたにせよ、当時の日本人が尊敬していた儒者は欧米人にはペコペコ頭を下げており、兵士が孔子廟でごろ寝していても咎めない光景に、高杉らが衝撃を受けたのは書くまでもない。
そのくせ日本人には相も変わらず中華思想的対応しかせず、威張っていたのだ。東南アジア諸国でも華僑はアジア人を護るどころか、欧米人の威を借るキツネ同然で、協力者として憎まれていた。
ちなみに当時の上海では井戸も殆どなく、住民は糞尿を通路や広場に捨て、その容器を黄浦江で洗い、その水を人々は直接飲料水としていた。そんな“汚染水”を飲んだ日本人一行は全て下痢になったが、バイタリティーのある現地人は平気だった。
植民地になった香港では、アグネス・チャンやらジャッキー・チェンといった通名が人気だったが、英国に支配されたインドで、ジョン・ネルーやマーク・ガンディーなどの通名は聞かない(クリスチャンなら違うかもしれないが)のと対照的。
周のような中国人がネットで情報戦を仕掛けるのは当然だが、しかし日本人協力者も確実にいるはず。飯山陽氏はこんなツイートをしていた。
1000人民元?
そんなもんいらんわ。
ってかなんで中国人がワシに動員バイト募集かけてくるん???謎すぎ。(2022年10月2日)
以下はadba4649さんのリツイート。
20,326円ですね、そこいらにばら撒いているのかな?
内部からのセキュリティ破壊工作でしょうか?
2万円そこそこでもバイトに応じる日本人はいるだろう。そんな日本人がいること自体、情けないが、反日日本人と中国人が相性がいいのは確か。私的には勘違い成金男と結婚するならば、同性婚の方がまだマシ。
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